学生時代はAI(人工知能)に関する研究をおこなっていたので、就職活動もIT業界を中心に進めていました。そのなかで『FinTech』という言葉に出会い、多くの人々の生活を支えている銀行のサービスを、デジタル技術によってより豊かに変えていくことに魅力を感じました。最終的に横浜銀行を志望した理由は、横浜銀行の前向きな社風です。行員座談会で先輩たちと話をして職場の雰囲気や仕事に対する考え方を知り、ここでなら楽しくやっていけそうだと感じました。
AI、RPA(ロボットによる自動化技術)といった最新のデジタル技術を活用して、銀行業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進しています。具体的な仕事は、本部のさまざまな部署の業務に関する課題をコミュニケーションによって洗い出し、解決策を検討すること。AI開発など、デジタル技術の開発も一部自分でおこないます。これまでに不正取引をAIで監視するモニタリング・リスク検知システムの開発やAIを活用したお客さまのニーズ予測分析などをおこなってきました。
ウェビナーへの参加や、システム開発会社との打ち合わせを通じて学ぶ最新のデジタル技術を、銀行業務のなかでどう活用していくのかを検討する過程が好きですね。達成感を覚えるのは、DX推進を実現し、ユーザーである行員の反応が良かったとき。お客さまとの面談記録において、入力項目が多くチェックにも時間かかるという営業店の課題を解決できたときは、各支店から届いた感謝と労いの言葉に感激しました。プロジェクトメンバーからは「あなたがいなかったら実現できなかった」と言ってもらえたのも嬉しかったです。
本当にやりたいと思った仕事に挑戦できる制度と環境が整っていることです。例えば行内公募制度がその1つ。私はFinTechを仕事にするという未来を描いて入社しましたので、キャリア面談では毎回、「行内公募制度を利用してFinTechの分野に挑戦したい」と上司に伝えていました。新人の頃から応援してくれて、異動が決まったときに気持ち良く送り出してくれた上司には本当に感謝しています。
銀行業務のデジタル化を進めるにはAIやRPAに関する理解が不可欠なので、これからも行内の啓蒙活動を積極的に展開していきます。2022年度にはデジタル戦略部に初めて新入行員が配属される予定です。プログラミング経験があったり、経験がなくてもDX推進に前向きな気持ちを持った新入行員が多いと聞いているので即戦力として期待しています。本部や支店業務の知見が求められる場面ではしっかりフォローして成長を後押していきたいですね。