事業戦略企画室は、横浜銀行と東日本銀行の持株会社であるコンコルディア・フィナンシャルグループに所属する部署です。そこで私は、中期経営計画に基づく戦略的投資、他社との資本業務提携における企画・立案、新規事業の創出に取り組んでいます。グループの成長力を高めるために銀行の資本的な余力を投資・出資に向ける。横浜銀行と千葉銀行が協業し機能とノウハウを共有する『千葉・横浜パートナーシップ』の連携効果を高めるための施策を企画する。銀行の業務範囲の規制緩和等を踏まえた新しい事業を生み出す。この3つが現在のおもな仕事です。
地域に根ざしてさまざまな取り組みをおこなっている企業と連携し、お互いのノウハウと強みをうまく組み合わせながら新たな価値の創出と持続的な成長をめざしていく。そこにやりがいを感じています。規制緩和によって金融機関ができることが増えており、新たな事業の創出へ経営陣と議論する機会も多いので、さまざまな業界の知識や情報をアップデートする必要がありますが、学び続けることで自身の成長を実感できています。
IP(知的財産)を活用したデジタルコンテンツ会社と一緒につくった商品が大きな反響を呼んだことです。法人のお客さまの売上拡大に寄与する新規事業を模索するなか、地元メーカーの商品にキャラクター等を掛け合わせることで、お客さまおよび商品の知名度向上をはかる新たな事業をこの会社と始めました。横浜の有名な鞄メーカーを始めとした法人のお客さまにキャラクターを使った商品の開発をご提案。そうして完成したハンドバッグなどをECサイトで販売したところ、一部商品が品切れになるほどの反響がありました。今までにないアプローチで新たな価値を生み出し、消費者、メーカーさまに喜んでいただいたことは、大変嬉しく思います。
初任店の相模大野支店で法人渉外を担当していたとき、自らの成長のために競合激しい東京支店で上場企業を担当したいと上司に相談していたところ異動が叶いました。本部で広報を担当していた際にも、現場での法人渉外課長経験を希望し五反田駅前支店へ、そして現在の部署への異動も希望どおり。すべてが叶うものではなく、タイミングにもよることは十分に理解していますが、個人の要望をこれほどまでに尊重してくれる金融機関はなかなかないのではないかと思います。
3つあります。1つ目は、コアビジネス(融資、ソリューション、決済など)の周辺領域を強化するための施策を企画していく。2つ目は、他社との提携やM&Aを通じて、デジタル・海外・新たな金融サービス等の非連続性の高い分野で成長機会をつかんでいく。そして3つ目は、グループの経営課題を解決するための新たな事業や機能を生み出していくことです。この目標を果たして、10年、20年先もグループが成長し続ける取り組みを実行することが、地域の持続的な発展につながる。そう信じて取り組んでいきます。