就職活動の軸は、転居を伴う異動がなく、総合職として入社できる神奈川県内の会社。二度とない機会なので金融機関だけではなく、不動産会社、メーカー、カード会社など、幅広くリストアップしていました。当行に惹かれたのはセミナーでの行員座談会です。女性役職者が増えていること。ワークライフバランス制度が充実していて、出産・育児を理由に退職する女性がほとんどいないこと。この2つを女性の先輩から聞いて気持ちが動きました。
エグゼクティブ層のビジネスパーソン、個人投資家の方をはじめ、潤沢な資産をお持ちの富裕層の方に資産運用のコンサルティングをおこなっています。アパート、マンションなど、投資用賃貸物件の購入をお考えのお客さま、すでに物件を所有されているお客さまに対してご融資を提案。そこで信頼関係を築き、相続や税金対策などのニーズにお応えしていく、というイメージですね。
今はレスポンスのスピードを上げることです。玉川支店では、投資用物件を扱う不動産会社や建設会社に委託し、メガバンクを含む複数の金融機関と融資交渉をされるお客さまが増えています。そこで優位に立つため、玉川支店へ来てまだ日が浅い私ができるのは仕事のスピードを上げること。ペーパーレス化が進んでいるとはいえ、上司の承認や融資審査の手順は変えられないので、自分のところで流れを止めないように意識しています。
お客さまにとって最良の答えを導き出せたときです。お金や資産の悩みを解決する方法は1つではありません。真意を打ち明けていただいた後も、お気持ちの変化やご家族の意向などによって選択肢が増えたり減ったりしながら複雑に絡み合っていきます。それを正しい位置に戻してお客さまを導いていくのが私の仕事。前任店と今とではお客さまの年齢層やニーズは大きく異なりますが、めざすゴールは同じと感じています。
小田原支店で相続のお手伝いができたことです。お客さまは年輩の資産家の方。私が着任のご挨拶に伺ったときはお元気だったのですが、しばらくして体調を崩されました。そして療養生活が続くなかで「疎遠になっている娘に残したいものがあるから相談に乗ってほしい」とご依頼を受けたのです。私はご息女と連絡をとっていただけるようお願いした上で、お持ちの資産を家賃収入という形で残せるよう、賃貸物件の建築を提案しました。相続税対策として最善のご提案ができたこと、ご家族の絆を結び直すお手伝いができたこと、2つの意味で忘れられない仕事になりました。