大学時代を過ごした神奈川県から離れたくなかったので、就職活動は転居を伴う異動がない会社を探しました。横浜銀行に口座はなく、他行のサービスもネットバンキングを少し利用した程度でしたが、セミナーに参加して法人渉外業務に興味が沸き、企業研究を始めました。最終的には、県内のあらゆる企業の経営課題の解決や新製品開発に貢献できる点に魅力を感じて志望しました。
物流、海運、製造業のお客さま約100社に対して、運転資金のご融資、事業承継、ビジネスマッチングの提案をおこなっています。鶴見区は歴史ある会社が多く、創業以来、当行との取引を継続していただいているお客さまがほとんどです。そのなかで案件が増えているのはビジネスマッチングです。補助金を活用した設備投資を提案した上で、当行と取引のある建築・設計会社をご紹介する、という形ですね。また、テレワークの普及に伴い、ものづくりの会社とIT企業をマッチングさせていただく機会も増えています。
決算の数字をしっかり分析すれば、その会社が抱えている課題や将来性が見えてきます。そして融資や事業承継、ビジネスマッチングを実行すれば、会社は変わっていきます。それが法人渉外という仕事の面白さであり、難しさだと思います。課長代理になってからは課の業績管理と後輩の指導も担っています。想像以上に大変ですが、今は仕事の考え方を教えた後輩の活躍と成長を見守ることもやりがいの1つです。
入行5年目に鶴見支店へ異動した当日のこと。前任店で担当させていただいた会社の社長さまが来店され、支店長の前で「Mくんのことをどうかよろしくお願いします」と頭を下げられたのです。驚いたのと同時に、お客さまとこれほどの関係を築くことができる渉外担当という仕事に誇りと感動を覚えました。後任に託しているので現在は季節の節目などのご挨拶に留めていますが、課長代理への昇格は報告させていただきました。これからもいい報告ができるように励んでいきます。
いずれは、本部の総合企画部、営業戦略部など、銀行全体の企画や戦略に関わる仕事がしてみたいですね。また、政府系金融機関や省庁などへ出向も経験してみたいと考えています。どちらも入行当初からの目標であり、行内公募制度を利用すれば叶うチャンスが十分にありますので、そこを見据えながら目の前の仕事に全力で取り組んでいきます。