東日本大震災の津波で被災した気仙沼市に神奈川県内のクラフトビールのメーカーが新たな工場を建設することになりました。
工場を建設するのは神奈川県鎌倉市の鎌倉ビール醸造で、8日、気仙沼市と工場立地に関する協定書を締結しました。
鎌倉ビール醸造はクラフトビールの製造販売を中心に、清涼飲料水、食品などの販売も手掛けています。

工場は、市から借り受ける気仙沼市の小泉地区の約6200平方メートルの敷地に総事業費10億円をかけ建設されます。
工場ではクラフトビールを製造し来年10月の稼働を目指しています。従業員8人のうち県内から5人を雇用する予定です。
鎌倉ビール醸造 對馬一喜代表
「私たちも少しでも復興の力になれるように、気仙沼を盛り上げていけるように頑張っていきたい」

年間の生産目標は1000キロリットルで、主に神奈川県や首都圏の飲食店に出荷されるということです。