(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
従来、延伸性を付与したチューインガムに関しては、プルランと水とを主体とする混合物を添加混練するシュガーレスチューインガムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。該シュガーレスチューインガムの延伸性とは、総重量に対して0.5〜10重量%のプルランを含有し水を1.5〜8重量%添加することで、亀裂が生起する事なく適度に延伸圧延するという、操業上の延伸性を意味するものである。
しかしながら、該シュガーレスチューインガムにプルランを添加するだけでは、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができるような延伸性を有するものではなかった。
【0003】
また、水分が10重量%以下に設定されてなる高水分チューインガムと、水分が2.5重量%以下に設定されてなる低水分チューインガムとが、接合、一体化されてなる組合せチューインガムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。該組合せチューインガムは、果汁等の高水分原料をチューインガムに混和させるために、高水分チューインガムのガムベースを5〜18重量%に設定し、還元乳糖やキサンタンガム等の安定剤を併用することで保水効果を高めるものである。
しかしながら、得られた高水分チューインガムや組合せチューインガムもまた、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができるような延伸性を有するものではなかった。
【0004】
他方、遊戯性のあるチューインガムとして、立体モールドの中にチューインガム等の菓子素材を入れて、立体モールドを一体化し、手で軽く圧力を加えるだけで簡単に立体形状に菓子を成型することができるような組み合わせ菓子が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、該組み合わせ菓子に用いられるチューインガムは、還元水飴と軟化剤とを含有することで、チューインガムを立体モールドの中に入れ押圧成型する際のモールド成型性を考慮したものであり、延伸性のような遊戯性を有するものではなく、延伸性チューインガムとして用いるには改良の余地があった。
【0005】
他に、本発明者らは、延伸性による遊戯性を有する延伸性チューインガムについて、既に特許文献4を出願している。
しかしながら、該延伸性チューインガムは、手の混捏により延伸し易くなるものであり、延伸前の混捏なしに両端を引っ張ると、延伸途中で切れ易くなる、あるいは汎用性が低かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、細い紐状に延伸可能な物性を有する高延伸性チューインガムに関し、更に詳しくは、延伸前の手による混捏をしなくとも、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができる高延伸性チューインガム及びそれを用いた組合せチューインガムを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、細い紐状に延伸可能な物性を有する高延伸性チューインガムであって、該高延伸性チューインガム全体重量中、下記(1)〜(4)を含有することを特徴とする高延伸性チューインガムにより上記目的を達成する。
(1)プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%
(2)プルランを1.0〜5.0重量%
(3)ガムベースを25〜50重量%
(4)水分を1.2〜6.0重量%
【0009】
好ましくは、上記高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとが接合、一体化されてなる組合せチューインガムである。より好ましくは、該高延伸性チューインガムと、それを被覆する該低延伸性チューインガムからなる円柱状の2重構造を有する組合せチューインガムである。
【0010】
すなわち、本発明者らは、特許文献4のような延伸性チューインガムにおいて、延伸前の混捏作業がなくなれば、喫食者が混捏する煩わしさなしに即座に延伸性を楽しむことができ、また、低延伸性チューインガムと接合、一体化されてなる組合せチューインガムとするような汎用性も付与できると想起し、延伸前の混捏がなくても引き伸ばすことができるような高延伸性チューインガムについて、鋭意検討を行った。
まず、延伸成分であるプロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンに注目し、含有量の調整を行ったところ、含有量が増加すると、混捏せずに延伸性を付与することはできても、引き伸ばすときに途中で切れ易くなることが分かった。そこで該延伸成分と、更にプルラン含有量、ガムベース含有量、水分含有量を調整しバランスよく配合すると、延伸前の手による混捏をしなくても、両手で引っ張るという簡単な操作だけで、引き伸ばす途中で切れることなく、長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができることを見出し、本発明に到達した。
【発明の効果】
【0011】
本発明の高延伸性チューインガムは、延伸前の手による混捏なしに、両端を引っ張るという簡単な操作だけで、長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができる延伸性を有する。
また、本発明の高延伸性チューインガムに付与された延伸性は低下しない。
更に、ニーダー等の製造機に付着しないため、製造適性が良好である。
他に、延伸前の手による混捏が不要なため汎用性が高く、低延伸性チューインガムと組合せることで、更に向上した延伸遊戯性を楽しむことができる。
本発明の高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとが接合、一体化されてなる組合せチューインガムとした場合、喫食者が取り扱う際、該高延伸性チューインガムの延伸性を、視覚、触覚の点で効果的に楽しむことができる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を詳しく説明する。
本発明の高延伸性チューインガムは、細い紐状に延伸可能な物性を有し、該高延伸性チューインガム全体重量中、プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%、プルランを1.0〜5.0重量%、ガムベースを25〜50重量%及び水分を1.2〜6.0重量%含有する。
【0014】
次に、「細い紐状に延伸可能な物性」とは、すなわち、延伸前の手による混捏をしなくとも、チューインガムの両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に、繰り返し引き伸ばすことができる「延伸性」を意味する。なお、ここでいう「細い紐状」とは、糸状も含む意味で用いられ、好ましくは直径10mm以下のものをいう。また上記「繰り返し」とは、一旦延伸したものを丸め、再度混捏なしに延伸を行うことを、繰り返しすることができるという意味である。
【0015】
次に、本発明の高延伸性チューインガムは、プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを、高延伸性チューインガム全体重量中1.0〜2.5重量%含有することが、延伸性の点で重要である。含有量が1.0重量%未満では長さ0.5m以上の延伸性を得ることができず、2.5重量%を超えると延伸する際チューインガムが引き伸ばす途中で切れ易くなり、長さ0.5m以上の延伸性を付与することが困難となる。また、プロピレングリコールジアセテートとトリアセチンは、単独もしくは両者を併用してもよい。好ましくは、プロピレングリコールジアセテートを必須とすることが、より良好な延伸性を付与できる点で好適である。
なお、上記含有量は、プロピレングリコールジアセテート又はトリアセチンを単独で用いる場合は単独の含有量を、両者を併用する場合は両者の合計含有量を意味する。
また、プロピレングリコールジアセテートは下記の化学式(1)、トリアセチンは下記の化学式(2)で表される化合物である。
【0018】
他に、チューインガム軟化剤として一般的に用いられるグリセリン、ソルビトール、プロピレングリコールは、可塑性を付与することはできても、延伸性は得られない。すなわち、本発明において、プロピレングリコールジアセテート及びトリアセチンは、延伸性を付与する「延伸成分」である。
【0019】
上記プルランは、高延伸性チューインガム全体重量中1.0〜5.0重量%含有することが、延伸性及び付与された延伸性維持の点で重要である。すなわち、含有量が1.0重量%未満では付与された延伸性が低下し、かつ延伸性維持力が低下し、5.0重量%を超えると長さ0.5m以上の延伸性を付与することが困難となる。
【0020】
上記ガムベースは、従来から用いられているものであればよく、例えば、樹脂、弾性体、ワックス類、無機質等が適宜選択して使用される。樹脂としては、例えば、チクル、ジェルトン、ソルバ等の天然樹脂、酢酸ビニル樹脂やエステルガム等の合成樹脂が挙げられる。弾性体はゴム様物質とも言われ、例えば、ポリイソブチレン(イソブチレン重合体)、ポリブテン、ブチルゴム、ポリイソプレン、天然ゴム等が挙げられる。ワックス類(炭化水素、ロウ)としては、例えば、ライスワックス、キャンデリラワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ等が挙げられる。無機質としては、炭酸カルシウムやタルク等が挙げられる。ガムベースは、これらの中から適宜選択し単独もしくは複数組み合わせて用いればよい。また、ガムベース含有量は、高延伸性チューインガム全体重量中25〜50重量%であることが、延伸性の点で重要である。含有量が25重量%未満では延伸する際チューインガムが切れやすくなり、長さが0.5m以上の延伸性を付与することが困難となり、50重量%を超えると付与される延伸性が低下する。
【0021】
次に、本発明における高延伸性チューインガムは、水分を、高延伸性チューインガム全体重量中1.2〜6.0重量%含有することが、延伸性及び製造適性の点で重要である。すなわち、含有量が1.2重量%未満では長さ0.5m以上の延伸性を得ることができず、6.0重量%を超えるとチューインガム生地の付着性が増加し、製造時にニーダー等の製造機からの取出しが困難となる。また、高延伸性チューインガムの水分含有量は、上記原料及び後述する副原料由来の水分と、上記プルランを膨潤させるための水分によって調整する。
【0022】
また、本発明の高延伸性チューインガムには、上記原料の他に、本願の目的を損なわない範囲であれば、適宜選択した副原料を用いてもよい。例えば、ゼラチン等の高分子物質、軟化成分(グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール等)、酸味料(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等)、乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等)、油脂、安定剤、糖類(グルコース等の単糖
類、スクロース、マルトース、トレハロース等の二糖類、マルトトリオース、パノース等の三糖類、マルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等のオリゴ糖及びこれらの還元物、トレハロース誘導体を含有する水飴、酸糖化水飴、酵素糖化水飴、還元水飴等の水飴、キシリトール、マンニトール、エリスリトール、マルチトール等の糖アルコール等)、非糖質甘味料(スクラロース、アセスルファムカリウム等)、着色料、香料、ビタミン類、ミネラル、果汁、乾燥果肉、乳酸菌、食物繊維等の微量機能成分等が挙げられ、これらは必要に応じて適宜選択して用いればよい。
【0023】
次に、本発明の高延伸性チューインガムは、例えば、次のようにして製造される。まず、プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチン、プルラン、ガムベース及び必要に応じて副原料を所定量となるように準備し、ニーダー等を用いて各原料を混合分散させた後、エクストルーダー等の公知の押し出し成形機を用いてロープ状に押出した後、必要に応じて成形、切断することにより製造される。ここで製造された本発明の高延伸性チューインガムは、水分を高延伸性チューインガム全体重量中1.2〜6.0重量%含有し、優れた延伸性を有するものである。
【0024】
なお、上記のようにして製造された本発明の高延伸性チューインガムの形態としては、例えば、円柱状、板状、ブロック状、粒状、リング状等が挙げられ、そのまま、あるいはこれらの形態に糖衣コーティングを施したもの、各形態のセンターに粉末や液体を含有したもの等が挙げられる。
また、製品化に際しては適宜上記高延伸性チューインガムを包装すればよい。
【0025】
次に、本発明の組合せチューインガムは、上記高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとが接合、一体化されてなるものが好ましい。なお、低延伸性チューインガムとは、公知の方法で調製されるチューインガムで、上記高延伸性チューインガムよりも延伸性が低いチューインガムを意味する。具体的には、延伸成分を含まないもの、延伸成分含有量が上記高延伸性チューインガムよりも少ないものが挙げられ、中でも延伸成分を含まないものが、喫食者が取り扱う際、上記高延伸性チューインガムと低延伸性チューインガムとの延伸性の差異を、視覚、触覚によって効果的に楽しむことができる点で好適である。
【0026】
また、低延伸性チューインガム中のガムベース含有量は、低延伸性チューインガム全体重量中、好ましくは10〜40重量%であることが、より好ましくは、接合、一体化する高延伸性チューインガムのガムベース含有量よりも少ないものが、喫食者が取り扱う際、高延伸性チューインガムと低延伸性チューインガムとの延伸性の差異を、視覚、触覚によって効果的に楽しむことができる点で好適である。
【0027】
上記本発明の高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとを用いて、本発明の組合せチューインガムは、例えば、次のようにして製造される。すなわち、例えば、
図1に示すように、高延伸性チューインガム1と、それを一部被覆する低延伸性チューインガム2からなる円柱状の2重構造を有する組合せチューインガム3を製造する場合は、ニーダー等を用いて各チューインガム原料を混合分散させて高延伸性チューインガム1と低延伸性チューインガム2を各々調製する。次にエクストルーダーから押し出されたロープ状の高延伸性チューインガム1の周縁部に、もう一つのエクストルーダーから低延伸性チューインガム2で被覆するように押し出し成形し、2重構造のロープ状のチューインガムを成形した後、適当な長さに切断することにより製造される。
【0028】
なお、本発明における組合せチューインガム3の形態は、
図1に示すような円柱状の2重構造に限られるものではなく、
図2に示すように、高延伸性チューインガム1を低延伸性チューインガム2で挟着した角柱状の3層構造としてもよい。あるいは
図3に示すよ
うな角柱状の両チューインガムによる2重構造、
図4に示すように、円柱状の高延伸性チューインガム1が角柱状の低延伸性チューインガム2中に一部被覆されてなる2重構造とするなど、高延伸性チューインガム1と低延伸性チューインガム2が異なる形状となる2重構造でもよく、適宜形態が採用される。
【0029】
また、組合せチューインガムの形状としては、円柱状、角柱状、板状、ブロック状等が挙げられる。
【0030】
他に、組合せチューインガムにおける高延伸性チューインガムと低延伸性チューインガムとの割合は、重量比で、35:65〜75:25とすることが、遊戯性、外観の点で好適である。高延伸性チューインガムの割合が35未満かつ低延伸性チューインガムの割合が65よりも多くなると、高延伸性チューインガムが少ないため両端を引っ張る際延伸による変化を認知しにくくなり遊戯性が低下する傾向があり、高延伸性チューインガムの割合が75よりも多くかつ低延伸性チューインガムの割合が25未満となると、低延伸性チューインガムが少ないため高延伸性チューインガムの露出度合いが高くなり視覚の点で外観不良となる傾向がある。
【0031】
また、本発明の組合せチューインガムを、キャンディー、糖衣、餅等で被覆、一部被覆、或いは、該組合せチューインガム表面に、キャンディー片、チューインガム片、チョコレートチップ、アラザン、カラースプレー、フルーツチップ等の粒状物を付着してもよい。
他に、
図5(a)に示すように、低延伸性チューインガム2の表面に切り込み線4を刻設すると、切り込み線での切り離しが容易となり、
図5(b)に示すように、その両端を矢印方向に引っ張ることで低延伸性チューインガム2は切り込み線辺りで切り離されるが、中心の高延伸性チューインガム1は、低延伸性チューインガム2と延伸性が異なるため切れずに延伸状態となり、これがあたかも組合せチューインガム3から高延伸性チューインガム1が細い紐状に飛び出すように感じるため、視覚、触覚で効果的に楽しむことができる点で好適である。
【0032】
また、高延伸性チューインガムと低延伸性チューインガムに、異なる着色料を用いた組合せチューインガムとすると、両チューインガムの色の相違を視覚において効果的に楽しめる点で好ましい。
【実施例】
【0033】
次に、本発明を、実施例及び比較例を用いて具体的に説明する。
<実施例1〜10、比較例1〜10>
表1に示す各原料を準備し、ニーダーを用いて混合分散させた後、エクストルーダーにてロープ状に押出したものを、切断することにより、円柱状のチューインガム(直径10mm×長さ20mm、重量1.8g/個)を得た。
【0034】
【表1】
【0035】
<実施例11〜16、比較例11〜12>
表2に示す各原料を、ニーダーを用いて混合分散させた後、エクストルーダーにてリング状に押出した後、切断することにより、リング状のチューインガム(外径の直径24mm、内径の直径6.0mm、厚さ8.0mm、重量3.5g/個)を得た。
【0036】
【表2】
【0037】
このようにして得られた実施例品および比較例品のチューインガムに対し、製造直後と24℃7日間保管後の、事前に混捏することなく引き伸ばしたときの延伸性を専門パネ
ラー5名にて評価した。チューインガムの製造時の製造適性の評価とともに表1及び表2に合わせて示す。なお、延伸性は延伸の可否とともに延伸した長さを、製造適性は混合分散後のニーダーからの取り出し適性を評価した。
【0038】
評価の結果、実施例は全て0.5m以上の延伸性を示し、特に、実施例1、10及び13は長さを1.2m以上の細い紐状もしくは糸状に、繰り返し引き伸ばすことができる大変良好な延伸性を示す、高延伸性チューインガムであった。
【0039】
<実施例17〜21>
まず、実施例1の組成による高延伸性チューインガムと、表3の組成による延伸成分を含まない低延伸性チューインガムを、各々公知の方法で調製した。
次に、上記高延伸性チューインガム(実施例1)と、上記低延伸性チューインガム(表3)を、各々別のエクストルーダーに投入した。そして、エクストルーダーからロープ状に押し出された高延伸性チューインガムの周縁部に、もう一つのエクストルーダーから低延伸性チューインガムで被覆するように、かつ、表4に示す重量部となるように押し出し、2重構造のロープ状のチューインガムを成形した。次に、切断後、表面に切り込み線を刻設することにより、
図5(a)に示すような、高延伸性チューインガムとそれを一部被覆する低延伸性チューインガムからなる円柱状の2重構造を有する組合せチューインガム(直径15mm×長さ70mm、重量16g/個)を製造した。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
このようにして得られた組合せチューインガムについて、専門パネラー5名が、
図5(b)に示すように、組合せチューインガムの両端をもち矢印方向へ引っ張ったときの遊戯性、及び外観を評価した。その結果を表4に合わせて示す。
【0043】
評価の結果、実施例の組合せチューインガムは、程度の差はあるが、組合せチューインガムから、細い紐状に延伸性チューインガムがあたかも飛び出したように感じ、視覚、触覚で効果的に楽しむことができた。