XML Sitemapsが復活したよ。設定方法と使い方を教えて!
2022年6月にXML Sitemapsがようやく復活しました。
ただしXML Sitemapsはプラグイン検索画面から見つけだすのは大変です。
そこで今回はXML Sitemapsの探し方と設定・使い方について解説します。
10分で終わるのでぜひ参考にしてください。
追記です。
WordPressを立ち上げたばかりの人には「WordPressの初期設定」の記事もおすすめです。
さくっと記事内容を知りたい方はXML Sitemapsのインストール方法をクリックしてください。
XML Sitemapsとは

XML Sitemapsを設定するだけで、自動でXMLサイトマップを作成してくれます。
設定画面は日本語化されているため、操作がとても簡単です。
XMLサイトマップとは

XMLサイトマップには「トップページ」「記事ページ」などのURLが記載されています。
XMLサイトマップをGoogleに送信することで、Googleにブログの存在を認識させることができます。
XML Sitemapsがない、見つからないへ【インストール方法】

XML Sitemapsはプラグイン検索窓に「XML Sitemaps」と入力しても見つかりません。
そこでプラグイン検索窓に「XML Sitemaps Auctollo」もしくは「Auctollo」と入力しましょう。
一発でXML Sitemapsが表示されます。
発見したXML Sitemaps をクリックすればインストール&有効化は完了です。


ちなみにAuctolloはXML Sitemapsを作った人の名前だよ!
Google XML Sitemapsは名前変わった
昔の話ですが「Google XML Sitemaps」は「XML Sitemaps」に名前が変わりました。
変更理由は商標の問題とのことです。
「Google XML Sitemaps Generator」は別物のプラグインなのでインストールしないように、気をつけましょう。
XML Sitemapsの設定方法と使い方

XML Sitemapsをインストールし有効化すると、ダッシュボードの【設定】の中に【XML-Sitemap】が表示されます。
この項目を選択すると設定画面にアクセスできます。
設定項目は以下の7つです。
- 基本設定
- Additional Pages
- 投稿の優先順位
- Sitemapコンテンツ
- Excluded Items
- Change Frequencies
- 優先順位の設定 (priority)


設定方法は昔のXML Sitemapsと変わりません
①基本的な設定

基本的な設定でチェックを入れる項目は以下の4つです。基本的な設定でチェックを入れる項目 項目の解説 Notify Google about updates of your site ブログ更新時に自動でGoogleへ連絡 サイトマップの URL を仮想 robots.txt ファイルに追加 XMLサイトマップの場所(URL)をクローラーに連絡 Try to automatically compress the sitemap if the requesting client supports it XMLサイトマップの容量を自動で圧縮 Override the file name of the sitemap デフォルトのままでOK
⇒サイトマップのファイル名はsitemapのままにしましょう
「XMLサイトマップの容量を自動で圧縮」にチェックを入れると、XMLサイトマップの容量サイズ(バイト)が自動で圧縮されます。
XMLサイトマップを圧縮するとページ表示速度が向上します。
忘れずにチェックしておきましょう。
【HTML形式でのサイトマップを含める】のチェックを外す

チェックを入れた場合、Googleサーチコンソールでエラーが発生します。
具体的には【送信されたURLにnoindexタグが追加されています】とエラー表記されます。
以下の2つの条件を同時に満たした場合、エラーが発生します。
- 【HTML形式でのサイトマップを含める】にチェックを入れる
- 投稿ページ、固定ページにnoindex指定する
Googleは対象ページをインデックス登録していいのか、わからないためエラーを発生します。
エラーの発生防止のために【HTML形式でのサイトマップを含める】のチェックは外しましょう。
②Additional Pages

個人ブログの場合は触らなくてOKです。
WordPress以外で作成した記事を、WordPressのドメイン配下に追加する場合に使用します。
【新しいページの追加】をクリックして、記事URLを入力するだけで完了です。
③投稿の優先順位

【優先順位を自動的に計算しない】を選択しましょう。
デフォルトでは【コメント数】が選択されています。
この場合、コメント数の多い記事にクローラーが優先的に巡回してしまいます。
したがって【優先順位を自動的に計算しない】を選択しましょう。
④Sitemapコンテンツ

チェックを入れる項目は以下の4つです。
- ホームページ
- 投稿 (個別記事) を含める
- 固定ページを含める
- 最終更新時刻を含める
上記の設定により、アーカイブや投稿者ページなど価値が低いページにクローラーが巡回するのを防ぐことができます。
【カテゴリーページを含める】のマークを外す

カテゴリーページは検索ユーザーにとって最適な入口ではないからです。
カテゴリーページでは、カテゴリーに該当する記事が一覧で表示されます。
検索結果からブログに訪れた読者は、カテゴリーページのどの記事を読めばよいか分かりません。


キーワード検索してクリックしたページが記事一覧ページだったら困るね。
カテゴリーページは、読者には最適な入口ではないため【カテゴリーページを含める】のチェックを外すことを推奨します。
⑤Excluded Items

【含めないカテゴリー】では未分類など、検索エンジンに低品質と評価されるカテゴリーにチェックを入れましょう。
【投稿 (個別記事) を含めない】の設定方法
ただし入力するのは除外したい記事のURLではなく投稿IDです。


投稿IDってどこに書いてあるかわからないよ!


投稿IDは記事の投稿ページから確認できるよ。

ダッシュボードから【投稿一覧】をクリックします。
投稿一覧ページで、対象のページにカーソルを合わせると、画面左下にURLが表示されます。
投稿IDをコピーして、入力欄に貼りつけましょう。
これで【投稿 (個別記事) を含めない】の設定は完了です。
⑥Change Frequencies

クロール頻度は「ホームページ(トップ画面)」「投稿記事」「固定ページ」など項目ごとに設定できます。
実はChange Frequenciesは設定しても効果がないと、Googleは公式に発表しています。
Google は、<priority> と <changefreq> の値を無視します。
引用:Google検索セントラル サイトマップの作成と送信
つまりchangefreq(更新頻度)とpriority(優先順位) を設定しても、Googleは無視すると言っているのです。
このためChange Frequenciesは気休め程度に設定しましょう。
Change Frequenciesの設定方法



Googleは無視するって言ってるけど、気が変わるかもしれないから設定しようね。
Change Frequenciesは以下のように設定しましょう。
- ホームページ: 毎日
- 投稿(個別記事): 毎日
- 固定ページ: 毎週
- カテゴリー別: 毎日
- 今月のアーカイブ: 更新しない
- 古いアーカイブ: 更新しない
- タグページ: 更新しない
- 投稿者ページ: 更新しない
更新頻度が高くコンテンツとして価値の高い、トップページや記事ページのクロール頻度を高く設定しましょう。
⑦優先順位の設定 (priority)

優先順位の高いページに、クローラーが優先的にクロールするようになります。
優先順位は1.0(非常に重要)から 0.1(ほとんど重要ではない)の範囲で指定できます。
ただし先述の通り、優先順位の設定 (priority)は設定しても効果がないことをGoogleが発表しています。
Google は、<priority> と <changefreq> の値を無視します。
引用:Google検索セントラル サイトマップの作成と送信
優先順位の設定 (priority)も、気休め程度に設定しましょう。
優先順位の設定 (priority)の設定方法

優先順位の設定(priority)には以下の数値を入力しましょう。
- ホームページ: 1.0
- 投稿(個別記事): 1.0
- 投稿優先度の最小値: 1.0
- 固定ページ: 0.3
- カテゴリー別: 0.8
- アーカイブ別: 0
- タグページ: 0
- 投稿者ページ: 0
優先順位についても、Change Frequenciesと同じ方針で値を設定しています。
完了したら【設定を更新】を忘れずにクリックしましょう。


お疲れ様でした。以上でXML Sitemapsの設定は完了です。
次はXML Sitemapsで作成したXMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに送信します。
XML Sitemapsで作成したXMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに送信する
まだGoogleサーチコンソールに登録できていない方はWordPressにGoogleサーチコンソールを設定する方法と使い方をご覧ください。
まずはGoogleサーチコンソールにログインします。
Googleサーチコンソールにログインしたら、以下の手順でXMLサイトマップを送信します。
- メニューから【サイトマップ】をクリック
- 【新しいサイトマップの追加】にXMLサイトマップのURL(sitemap.xml)を入力
- 【送信】をクリック
- 【送信されたサイトマップ】に「成功しました」と表示されたら送信完了

XMLサイトマップのURLは「XML Sitemaps」設定画面の「あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL」に記載されています。
これでGoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを送信する作業は完了です。
今後はXML SitemapsがXMLサイトマップを自動更新し、クローラーが定期的に更新情報を読み込んでくれます。
XML Sitemapsの設定方法と使い方に関する疑問

この項目ではXML Sitemapsでよくある疑問について解説します。
Googleサーチコンソールのステータスに「取得できませんでした」とエラーが出るのはなぜ?

Googleサーチコンソールで「取得できませんでした」とエラーが表示される理由は2つ考えられます。
XMLサイトマップのURLが間違っている

Googleサーチコンソールの【新しいサイトマップの追加】の項目に、正しくXMLサイトマップのURLが記載されているか確認してください。
「sitemap.xml」が正しいURLです。
Googleのアドレスバーに「https://(ドメイン名)/sitemap.xml」と入力した時に、XMLサイトマップが表示されない時はXMLサイトマップのURLが間違っています。
XMLサイトマップにクローラーがアクセスできない
XMLサイトマップがプラウザに表示されたにも関わらずエラー表示される場合は、クローラーがXMLサイトマップにアクセスできないことが考えられます。
セキュリティプラグインで海外のIPアドレスをブロックしている場合、クローラーはXMLサイトマップにアクセスできません。
今一度、セキュリティプラグインのIPアドレスのブロックリストを確認しましょう。
プラグインを使わずにXMLサイトマップを作る方法は?
プラグインを使用しない場合は「sitemap.xml Editor」でXMLサイトマップを作れます。
無料で使用でき、登録やインストールが不要なためおすすめです。
sitemap.xml Editorにアクセスします。
以下のように設定しましょう。設定項目 設定方法 PCサイトマップ(sitemap.xml)を作成 ブログのURLを入力 最終更新日:lastmodの自動取得 「する」を選択 サイトの更新頻度 「アクセスのたび」を選択 優先度:priorityの自動設定 「する」を選択 除外ディレクトリ 空欄でOK 同一タイトルの除外 「する」を選択
「sitemap.xml Editor」でXMLサイトマップを作成したら、これまで通りGoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを送信してください。
ブログ更新ごとにGoogleに通知するためです。
まとめ

今回はXML Sitemapsの設定方法と使い方について解説しました。
まずXML Sitemapsを検索する時は、プラグイン検索窓に「XML Sitemaps Auctollo」もしくは「Auctollo」と入力しましょう。
XML Sitemapsは以下の7つの項目を設定するだけで、簡単にXMLサイトマップを作成できます。
- 基本設定
- Additional Pages
- 投稿の優先順位
- Sitemap コンテンツ
- Excluded Items
- Change Frequencies
- 優先順位の設定 (priority)
設定した後は、GoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを送信するだけです。
以下の記事でもブログ運営について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは。
初心者です。ワードプレスでブログを設定中なのですが
プラグインの追加でXML Sitemapsが、どうしても見つかりません。
作者のAuctolloで検索しても出てきません。
調べてみたところ、Yahoo知恵袋で、XML Sitemapsが公開停止になって困っているという方の質問がありました。それについての回答を見ましたが、初心者にはちんぷんかんぷんです。
どうしたらよいでしょうか。
アドバイスいただけないでしょうか。
コメントありがとうございます!
確かに探しましたがないですね。
なぜか公開中止になっているようです。
XML Sitemap & Google Newsでも代替できるのでお試しください。
問題なくXMLサイトマップを作れるようです。
答えになっておらずすみません。
自分が見つけられないだけかと心折れそうでしたが、お返事をいただいて安心しました。
とりあえず教えていただいたXML Sitemap & Google Newsを使用して、引き続き設定を進めます。
迅速なご回答に感謝いたします。お忙しい中ありがとうございました。
こちらこそコメントありがとうございます。うまくいくことを願ってます!