渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ハゼノキ

2022年06月08日 | open


国立広島大学附属校の林。
これはウルシと大括りで呼ぶが、
正確にはハゼだろう。


高さは10mを超えている。






広大附属隣接の市の空き地のこの
木も、高さがかなりあるので、
これもウルシ科ではあるがハゼ
ノキかも知れない。ウルシの木
とは包括的に呼び慣らしているが。


一般的なヤマウルシの4m高なんて
もんじゃない。


ウルシの仲間は秋には真っ先に
色づく。


安芸国(あきのくに)は秋の国。
紅葉は国内有数といえる程に
ても美しい。
市街地であっても、秋の広島の
季節の彩りを楽しめる。

ここは備後国だけどね(笑
まあ、市内が備後国と安芸国で
真っ二つ。
市内住宅街の西の端の広島県立
大学がある丘がその国境(くに
かい)になる。
律令制時代の古代山陽道は三原
の今の市街地は通らない。北の
山中を抜ける。
三原という土地は戦国時代末期
に海上を埋め立てて登場した当
の最新の海上新興都市だから
だ。約450年前に誕生した。
それまでは海。
この国立広島大学附属校のあたり
まで海だった。学校の校庭裏の
桜山ふもとが海ぎわの陸地部分。
言ってみれば、三原という土地
は、元武士も町人も坊主も神主
も、大なり小なり全員が「よそ
もん」。
偏頗で妙なジモチー意識は歴史
にそぐわない。

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