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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

10 年以内に実現させたい相馬・閖上の2 工場体制

震災以降、相馬市にある本社跡地はさら地のままで、現在は資材置き場として貸しているそうですが、今野さんはこの土地を売るつもりはないといいます。

「原発事故の風評被害はすぐになくなることはないと思いますが、なくなればすぐにでも相馬で再開したいという気持ちです。10年以内にまたに本社工場を建てたいという目標はありますが、まずは閖上で足もとを固めておきたい」

それまでにやるべきことは、震災前より減少した売上げを元に回復させておくこと。業務用が中心となっている現在の加工業務において、どれだけ自社製品を増やしていけるかが鍵だ、と今野さんはいいます。

「働く主婦が増えているので、レトルト製品など調理が簡単な製品をつくりたいと考えています。シラスご飯のもとやタコ飯のもと、そういったものなら当社のノウハウも活かせます」

現在、15人ほどいる従業員のうち、7人が相馬から閖上工場に通勤しています。将来的には相馬と閖上との2工場体制というプランもあるそうです。

「子供の高校入学に合わせて、石川に残っている両親と子供がもうすぐこちらに戻ってくるんです。それまでには会社を軌道に乗せておきたいですね」

いちまる水産有限会社(本社)〒979-2501 福島県相馬市磯部字大洲17
(名取支社)〒981-1213 宮城県名取市閖上4-177-1
自社製品:コウナゴ、シラス、サケ、タコなどの加工品

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