カプコンは6月3日、「State of Play | 6.3.2022」にて『ストリートファイター6』の最新情報を発表した。新たなシステムに新たなゲームモード、新情報づくめのなか、ある要素が一部ユーザーの注目を集めている。リュウの乳首である。
リュウは、『ストリートファイター』シリーズの看板キャラクターだ。最新作では、春麗と共に過去作から装いを大きく変えており、濃いヒゲと逞しい肩幅が光る。そして新作では、リュウの乳首もまたキャラのアイデンティティとしてアピールされているようだ。
リュウといえば、過去作でも上半身裸を見せてきた。たとえば、前作におけるキャラクタースキンのひとつ「戦闘服1」は、リュウのあらわな上半身を堪能できる。そのほか、シリーズにおけるバリエーションとしては殺意の波動に目覚めたリュウもまた裸を見せつける機会のひとつ。とはいえ、宣伝などではこれらの姿は全面に押し出されていない。あくまで道着の姿がリュウにとって通常の装いだったのである。
しかし『ストリートファイター6』のリュウは、通常着から上半身裸。その影響で、アナウンスメントトレイラーでも乳首がたびたび顔を出すのである。同映像では1分20秒頃からリュウが映り、その姿と共に乳首もちらちらと映る。1分45秒頃ではリュウの乳首が克明に描かれたほか、キャラ紹介シーンでは、かなりはっきり視聴者の目に乳首が映ることになる。春麗からカウンターを受けるシーンでも乳首が見えている。やられ乳首である。
【UPDATE 2022/6/3 11:20】
1分45秒の乳首描写を修正
その乳首描写は国内外のユーザーから注目を集めている。乳輪がでかいというユーザーや、乳首が気になってゲーム内容が入ってこないというユーザーまで声はさまざま。国内ユーザーの声も多そうだ。前回公開されたトレイラーでもリュウは上半身裸であったが、前回は下半身推し。今回はよりしっかり上半身が映ったことにより、乳首にスポットライトが当たったのだろう。いずれにせよ、リュウの乳首はなんらかのかたちで称賛されているわけだ。
格闘ゲームにおいては、各社がそれぞれのやり方で乳首描写と向き合っている。特に誠実なのは、『鉄拳7』。Unreal Engine 4を用いて、カズヤを中心としたさまざまなキャラの乳首が丁寧に描かれている。乳首に突起表現は見られないものの、乳首が描かれるキャラが多く、さらに光沢表現が美しいゲームなので、乳首もまたダイナミックに描かれる点は好感度が高い。ビュワーモードを使うことでかなり拡大して眺めることもできるのも嬉しいところ。
そのほか、『バーチャファイター eスポーツ』でもドラゴンエンジンを用いて、エル・ブレイズや鷹嵐らの乳首が丁寧に描かれている。『DEAD OR ALIVE 6』や『THE KING OF FIGHTERS XV』でも、色素薄めなど消極的ながら一部キャラにてうっすら乳首が描かれている。格闘ゲームでは男女が入り乱れて本気で戦う。その中では裸になることもあるだろう。そんな中で乳首が描写されていなければ、キャラのリアリティに疑問が持たれかねない。各社切磋琢磨して、乳首を描こうとしているわけだ。
『ストリートファイター6』もまた、そうした時代のなかで本気で乳首を描こうとしているようだ。本作の開発にはカプコンが誇るゲームエンジンRE ENGINEが用いられており、最新技術で乳首が描かれる点も、ユーザーの注目を集めるところだろう。しかしトレイラーを見る限りでは、乳首描写の細かさは『鉄拳7』ほどではない印象。相対的に優れているというよりは、過去作よりも思い切って乳首を描いている点が評価されているのだろう。乳輪が大きめであることは、一部の人にとっては評価対象のようだ。リッチな突起表現などがあれば、ライバルに差をつけることができそうだ。
たかが乳首。だが、されど乳首。乳首の描写の細かさは、その会社の技術力やこだわりが垣間見えるポイントである。今回、リュウの乳首を派手にお披露目したカプコン。製品版ではこの乳首がどれほど進化しているかにも、注目したいところである。『ストリートファイター6』は、2023年にPS4/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売予定だ。
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