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遺体は逮捕の高校教諭の元同僚で、12歳上の女性教諭と判明…死因は窒息死「車の中で首を絞めた」などの供述も

2022年06月03日(金) 10時20分 更新

遺体で発見された北見市の教諭、宮田麻子さん47歳
遺体で発見された北見市の教諭、宮田麻子さん47歳

 北海道帯広市の公園の雑木林に女性の遺体を埋めたとして、35歳の高校教諭の男が逮捕された事件で、遺体は、男の元同僚の47歳の女性教諭で、死因は窒息死だったことがわかりました。逮捕された教諭は、殺害についてもほのめかす供述をしているということです。

 帯広農業高校の教諭、片桐朱璃(しゅり)容疑者35歳は、5月30日午後8時ごろ、帯広市南町の公園の雑木林に女性の遺体を埋めた死体遺棄の疑いで3日に逮捕され、4日午後、身柄を検察庁に送られました。

検察庁に送検される片桐容疑者(4日午後)
 送検前、遺体は、3月までオホーツク地方の高校で片桐容疑者の同僚だった北見市の教諭、宮田麻子さん47歳と判明し、司法解剖の結果、宮田さんの死因は、首を圧迫されたことによる窒息死だったこともわかりました。

片桐容疑者は、宮田さん殺害についてもほのめかす供述
 事件は5月30日、宮田さんの夫が警察に「きのう(29日)午後に妻が外出してから、戻らない」と相談したことで発覚。その後、夫の話から片桐容疑者が浮上しました。
 警察が31日、片桐容疑者に事情を聴くと、当初、片桐容疑者は関与を否定したものの、1日になって遺体を埋めたことを認めて「車で運んだ」などと話しました。
 そして、片桐容疑者の供述に基づき、雑木林の土を掘り起こしたところ、2日午前2時半ごろ、宮田さんの遺体が見つかっていました。
 捜査関係者によりますと、宮田さんの首には絞められたような痕があり、片桐容疑者は「車の中で首を絞めた」などの殺害もほのめかす供述をしているということで、警察は殺人の疑いを視野に捜査をすすめています。

片桐容疑者は宮田さんと同僚時、野球部の顧問
 片桐容疑者は野球部の顧問をしていて、2人を知る教え子は「片桐先生と宮田先生は同じ大学で、仲が良くて遊んだりしていた。学校の中では、そうでもなかったけど」などと話しています。

片桐容疑者は宮田さんと同僚時、野球部の顧問
 また、別の教え子は片桐容疑者について「つい、この間、結婚の報告をしたばかりだった。正直、ウソだろうと思いたい。信じられない。『しっかり女性を大切にしなさい』って教えてもらったので、そういう方だとずっと信じていました」と話していました。

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