$カイビガンの休日
(カビテに泊まっていた時には、タクシーが通らないのでほとんど、ジプニーかミニバスで移動していました。撮影カイビガン)

カビテのカウィットの幹線道路のわきで、堺市の堀川築(ホリカワ・キズキ)さん、38歳が、遺体が発見された事件。

これで、連載3回目となります。

堀川さんは、今年6月6日午前5時半、高速道路の高架下で、両手、両足、口に荷物用のテープが巻かれた状態の遺体で発見された。死後、4~6時間たった状態だったという。

その他の報道はないのか。探していたら、毎日新聞が少し報じていました。


事件前のナゾ

「以前勤めていた会社関係者らによると、堀川さんは約10年前、知人男性と大阪市にIT関連会社を設立し、社長を務めた。2年前に東京に移住、別会社を作り、ファッション関連サイトの運営に携わっていた。
 知り合いの一人は「堀川さんはその後に仕事とプライベート上の理由でフィリピンに渡ったと聞いた」と話す」

 仕事とプライベート上の理由って、フィリピンで何か仕事をなさろうとしていたのでしょうか。プライベートって、彼女がいた?

大阪から2年前に東京に移住していたんですね。東京の会社の住所は渋谷になってました。サイト上にファッション服飾用品を紹介し、それを販売なさっていたようです。

堀川さんの会員制交流サイトの個人ページは、今年6月2日に最後の更新がされていて、おそらく、その日までは生きていて、4日後に遺体で発見されたと思われます。


殺害方法のナゾ

「首に締められたような痕があり、死因は窒息死とみられている」というのが、読売新聞、朝日新聞などの日本のマスコミの報道でした。情報の出元は大阪府警と見られます。

ところがです。

まにら新聞はそうではないという。いったい、どういうことなのかー。

「堀川さんは5月下旬まで、首都圏マカティ市内の宿泊施設に滞在していた。このため、首都圏内などで殺害された後、車で遺棄現場に運ばれた可能性が高い。発見時の着衣はTシャツとズボンだけだった。

 死因は窒息死。荷作りテープが、鼻と口をふさぐように頭部に巻き付けられていた。首を絞めたような外傷やあざは確認されておらず、国家警察はテープが凶器になったとみている。抵抗できないように、両手首と両足首もテープで固定されていた」(まにら新聞)

首に締められたような痕や目立った外傷はなく、「テープが殺害の凶器」だったとしているのである。荷造りテープによる殺害なのだという。情報ソースはフィリピン国家警察のようだ。

荷造りテープって、いわゆるガムテープのことでしょう。ガムテープにも、紙製と布製があると思うのですが、紙製だったら、38歳の男なら引きちぎってしまうでしょう。ということは布製か。

布製でも、ある程度までなら、引きちぎれるようにも思うのですが・・・
なぜ、犯人はそんな殺害方法を選んだのでしょうか。


遺棄現場のナゾ

そもそも、そういうシチュエーションというのは、テレビドラマや映画では出てきます。犯人に被害者が監禁されていて、両手両足を縛られ、大声を上げないように口にはガムテープ。

堀川さんも誘拐され、どこかに監禁されていて、ガムテープで拘束されていていたのではないでしょうか。その場合、犯人は何かを堀川さんから聞き出そうとしていたのではないでしょうか。
あるいは怨恨ということも考えられますが。

カビテにはたくさんの倉庫があります。そういうところに監禁されたのか、あるいは、マカティからでも夜中なら1時間くらいでカウィットカビテに到着しますから、運ぶのは十分可能です。

なぜ、遺体を捨てるのはカビテでなければならなかったのでしょう。道路脇とかじゃなくて、もっと山の中とか、海だとか、遺体の発見されにくい場所もあったはずです。

とにかく、犯人は遺体を移動させなければならなかった。そのままにしておいたら、犯人は自分だとばれるような場所だったから。どこから運んで来たのかがわかれば、捜査は進展することになるのでしょうが。事件のナゾは多い。


                              (つづく)



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