近鉄「賢島→京都」特急券(しまかぜ、ビスタEX)
伊勢神宮参拝きっぷによる帰りは、「しまかぜ」+「ビスタEX」の乗継を選択しました。
特急「しまかぜ」は昨年登場以来、高い人気を保っている豪華特急列車です。ですが、この時点では京都には乗り入れないため、大和八木で乗り換えをしています。
大和八木からは「ビスタEX」で京都を目指します。
伊勢神宮参拝きっぷは往復特急料金込みなので、料金はしまかぜ料金(Sの部分)の1,000円のみとなっています。
近鉄特急は乗継でもこのように1枚のきっぷでまとめられて発行されます。最初の賢島~大和八木間が、「しまかぜ」利用の風のマークが、そして大和八木→京都間については「ビスタEX」を示すVマークが入っています。
さすがに休日の「しまかぜ」は簡単に取れる気がしません。なので、今回はネット予約に時報をセットして発売開始と同時に送信ボタンを押すことで確保しました。(予想通り発売数秒で売り切れてました。)
さて、15時半ごろ賢島駅にいくと、先行する名古屋行き「しまかぜ」と難波ゆき「しまかぜ」がならんで止まっていました。このアングルは結構有名なようで、多くの方が写真を撮っていました。
側面を見ると結構特徴的です。1、6号車が展望車としてハイデッキになっており、窓が高い位置にあります。2、5号車は通常の窓の高さです。そして見えにくいですが、3号車のカフェカーは2階建てとなっています。
まずは「しまかぜ」の個室から、和室は編成に1箇所のみのプレミアムシートです。
4人まで利用でき、室内は靴を脱いで掘りゴタつのように使用します。
こちらは6人定員のセミコンパートメント「サロン席」です。グループでわいわい移動するときは便利。
こちらは2,5号車の一般客室です。しまかぜは全席プレミアムシートで、一般席も3列シートです。電動リクライニングシート完備で、シートにはマッサージ機能も搭載。ただ、自分にとってはマッサージ機能はイマイチに感じました。
マッサージよりも腰部分のシートの調整ができる「エアサポートクッション」はいい感じに思います。もちろんコンセントは全席搭載。シートピッチはJRのグリーン車を上回る1,250mm(JRグリーン車の標準が1,160mm)です。
こちらは1,6号車のプレミアムシート。シートは同じですが、ハイデッキのため、窓の上面が湾曲しています。一方ハイデッキのために荷だなが小さく、大荷物は載せられません。このため、1,6号車には大荷物を入れるためのロッカーがあります。私はこの6号車に乗車しました。
「しまかぜ」にはカフェカーが準備され、洪食サービスが実施されています。
カフェラウンジ部分が2階建てになっており、2階で景色を楽しみながら食べるか、1階でしっとり食事するか、1階/2階をチョイスすることもできます。カウンターは車端部に。
賢島出発時点ではガラガラでしたが、鵜方、鳥羽とどんどん客を乗せ、伊勢市出発のころは満席になっていました。さすがに人気特急です。
っで、カフェカーでお食事。松阪牛カレーと地ビールである「神都麦酒」です。松阪牛カレーは血統証明がついている本物の松阪牛を使用してるとか。もっともカレーだと違いがよくわからなかったり(笑)
ただ、豪華列車にしてはお値段は意外とリーズナブルで、カレーが1300円。麦酒は500円。コーヒーも有機栽培のコーヒーが400円とこの手の供食設備としては、かなり良心的です。
席に戻り、リクライニングを倒すと、うとうととしていました。
目が覚めると青山町付近。すると車内販売がオーダーを聞いてきました。6号車はワゴンによる巡回は行っていないようで(ハイデッキなのでワゴンが入らない?)車内販売メニューを持ちながら注文を聞いてまわり、あとでお届けするスタイルをとっています。
自分は、アイスクリームを注文しました。
・・・・が、注文してもなかなか商品がやってこない。
やってきたのは約20分後の大和八木到着3分前で、さすがにこれは食べられません。
注文が多く、巡回に時間がかかったからだそうですが、登場してから1年はたつものの、ハード面はともかく、ソフト面はもう少し改善の余地があるなあ、と思いました。
さて、アイスクリームをかかえて大和八木で乗り換えたのが京都駅行き「ビスタEX」です。
「ビスタEX」は2階建て特急「ビスタカー」をリニューアルした車両で、4両中2両が2階建てでワイドな車窓が楽しめます・・・・ってもう真っ暗だけど。
「しまかぜ」で買ったアイスクリームは「ビスタEX」車内で食べることに。
食べてからあたりを見回すと、客がほとんど乗っていないことに気づきました。
さっきの満席「しまかぜ」は確かに豪華だったけど人が多すぎてなんか落ち着かなく、
こっちの「ビスタEX」は、座席はもちろん「しまかぜ」に及ぶべくもないものの、ガラガラなので、なんか落ち着いてしまいました。
2階建て特有のおおらかな揺れとあいまって、先の「しまかぜ」よりもリラックスできたような気がしました。
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コメント
まあ、秋の京伊特急に投入される「しまかぜ」に期待しましょう。
それはおいといて、京伊特急1時間に一本時代は何度か利用してます。
当時は、大和八木~松阪間無停車という準ノンストップ特急扱いでしたが、減便以降は停車駅が追加されてます。
一時期は大和八木から阪伊特急と併結運転もありましたが、やはり客が減ったのでしょうね。
さらに奈良~伊勢特急とかもあったそうですがさすがにそこまで昔はよく知りません。
投稿: ぱーぱー | 2014年4月22日 (火) 00時42分
話が少しブログ記載内容の趣旨からは外れてしまいますので申し訳ありませんが
一昔前でしたら京伊間直通近鉄特急が多数(一時間に一本程度は)あったのですが
ここ最近は一日に数本程度にまで減ってしまいましたので結構不便な思いを強いられるようになりました
特に大和八木駅での乗り換えについては
同じ特急列車同士なのにホームの上下階への移動を余儀なく強いられるのは利便性が悪化したので結果は余り良いものではありません
特急列車の本数自体は差程変化はないみたいなのですが(京橿特急と阪伊特急に分裂)
以前のように特急列車同士の乗り換えには二階の同一ホーム上での乗り継ぎが可能へと戻してもらいたいのが正直な本音です
投稿: | 2014年4月20日 (日) 16時27分