製造UPDATA カーボンニュートラルに向けて製造業は今何をすべきか
概要
※本セミナーは 2022年5月26日(木)に配信した内容のオンデマンド版です。
*本セミナーは2022年5月26日に配信したセミナーのオンデマンド版です。
日本政府による2050年カーボンニュートラル宣言をはじめ、グローバルで温室効果ガス削減に向けた取り組みが加速しています。国内において温室効果ガスの排出量で最も大きな比率を占めるのが産業向けとなっており、その中でも製造業の温室効果ガス排出抑制は大きな課題となっています。これらの注目が高まる中、メーカー間の取引でもCO2排出量情報などを取引条件にする動きも出てきており、脱炭素化がビジネス面に大きく影響する状況が生まれてきています。
しかし、省エネルギー化や再生可能エネルギー活用などの取り組みは多くの大手製造業では以前から取り組んできており「これ以上何に取り組めばよいのか」と戸惑う企業が多いのが現実です。一方で、予算もなく専門家も用意できない中小製造業では「何から始めればよいのか」が分からない状況です。
今回のセミナーでは「製造業としてカーボンニュートラル化へどのように取り組むべきか」を中心に、パナソニック様やFAプロダクツ様を招き、具体的なアクションの方法を示していきます。既に取り組みを進めている企業が今後どうすればよいのかという点や、今まで二の足を踏んできた企業がどのように取り組みを開始すればよいのかという点などについてのリアルなヒントを紹介します。
開催概要
- 会期
- 2022年6月30日まで
- 形式
- オンデマンド
- 参加費
- 無料
- 主催
- ウイングアーク1st株式会社
- 企画協力
- アイティメディア株式会社 MONOist編集部
こんな課題を抱える方におすすめ
- 製造業の環境担当者
- 工場でCO2排出量の把握や削減を担当する方
- サプライチェーンのCO2排出量把握を行う役割の方
- 調達部門でCO2排出量を含めた調達基準策定を進める方
- 中小製造業でこれから環境対応を進めたいと考える方
- 脱炭素化で具体的に何をやればよいのか悩まれている方
プログラム
パナソニックの環境経営
パナソニックでは、2022年4月に新たな環境ビジョン「Panasonic GREENIMPACT」を策定しました。本講演では、グローバルでのカーボンニュートラル実現に貢献するため、Panasonic GREENIMPACTで取り組む4つのインパクトについて説明します。
「いかにして自社バリューチェーンのCO2排出をゼロにするか?」
「製品やソリューションを通じていかに社会のCO2の削減貢献を拡大していくか?」
などについてパナソニックの環境経営の今の姿とめざすべき方向について紹介します。
パナソニック ホールディングス株式会社
渉外室 環境渉外室長
下野 隆二 氏1991年 松下電器産業株式会社入社。電気設備機器の営業として電材営業本部に配属され九州地区を担当。その後、パナソニックグループの情報の受発信拠点「パナソニックセンター東京」でホームパーソナル館館長やリスーピア館長を歴任。2009年に環境本部に異動し、情報開示やESG投資への対応など環境コミュニケーション業務を行い、2019年より環境渉外室の担当となり現在に至る。
パネルディスカッション
なぜ製造業にカーボンニュートラル化が必要なのか、そのリアルな現在地と進め方
そもそも、製造業になぜカーボンニュートラル化が必要なのでしょうか。そして、具体的に進めていくためにはどういうことが必要なのでしょうか。パネルディスカッションでは、2030年に全事業会社でカーボンニュートラル化の実現を目指すパナソニックの下野様と、スマートファクトリー化を推進する中で現場でのCO2排出量管理などのリアルな導入実績を持つFAプロダクツの天野様に登壇いただき、製造業がカーボンニュートラル化に取り組む意義と、その推進方法のリアルな動向について掘り下げていきます。
パナソニック ホールディングス株式会社
渉外室 環境渉外室長
下野 隆二 氏1991年 松下電器産業株式会社入社。電気設備機器の営業として電材営業本部に配属され九州地区を担当。その後、パナソニックグループの情報の受発信拠点「パナソニックセンター東京」でホームパーソナル館館長やリスーピア館長を歴任。2009年に環境本部に異動し、情報開示やESG投資への対応など環境コミュニケーション業務を行い、2019年より環境渉外室の担当となり現在に至る。
Team Cross FA/株式会社FAプロダクツ
代表取締役会長
天野 眞也 氏1969年 生まれ。1992年 キーエンスに新卒入社。工場の自動化に関わるセンサーやカメラの提案に従事。グループ責任者、営業所長を経て社長直轄の海外営業・重点顧客プロジェクトの初代リーダーに抜擢。売上数百億円から2,000億円を超える企業に成長するまで、第一線でけん引する。自動車、食品、半導体など、あらゆる業界の生産現場を見てきた経験と、顧客と共に、海外を含む新工場プロジェクトを成功に導いてきた実績を基に、2010年 起業。現在は、FAプロダクツ会長、ロボコム社長、日本サポートシステム社長などを兼務し、製造業のDXを一貫 支援するコンソーシアム「Team Cross FA(チームクロスエフエー)」の旗振り役を務める。日本の基幹産業である製造業を元気にし、日本を元気にするために、公的機関や団体・企業と連携し、デジタルファクトリーを核としたスマートファクトリー・スマート工業団地を「新しい輸出産業」にする構想を推進中。また、「製造業の未来を担う若者が憧れる人気業界にしたい」との想いから、学生向け業界教育、エンジニア育成、ロボットSIerの認知度向上にも尽力する。
【モデレータ】
アイティメディア株式会社 プロフェッショナル・メディア事業本部 MONOist 編集長
三島 一孝電機業界紙、エンタープライズIT関連メディアなどを経て、2013年にアイティメディア株式会社に入社。エネルギーメディア「スマートジャパン」の編集長などを経て、2016年10月にモノづくり技術者向けメディア「MONOist」の編集長に就任。スマートファクトリーやインダストリー4.0をはじめ、製造ITやFA関連の取材・編集活動に従事し、「日本のモノづくり」の振興に向けた情報発信を行っている。
見える化だけで終わらない「活用できる」カーボンフットプリントの仕組み
カーボンニュートラルの実現に向けて、まず炭素排出量の見える化が必要です。折角苦労して集めたデータを見える化のままでで終わってしまうと、本来の目的である「排出量実質ゼロ」に向けてスピードアップが図れません。
『カイゼンに使えるデータ活用』を進めるウイングアークが、データを活用しながら排出量削減につながるカーボンフットプリントの仕組みについて、デモと事例を交えてご紹介します。
現在Excel等で排出量算出をされている方や、弊社BIツールをご利用されている方でカーボンフットプリントを実現したい方にもオススメの内容です。
ウイングアーク1st株式会社
Data Empowerment事業部 製造DX企画部 部長
荏原 光誠 氏
2003年新卒入社。法人向け帳票・BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアの営業に従事し、名古屋オフィスの立上げ、営業所長、西日本営業企画部門を担当。その後、顧客のデータ活用を支援するBIコンサルティング部長就任。年間100件超えるのBI導入プロジェクトに関わり、データ活用サービスの企画や社内データサイエンティストの育成を進める。ウイングアークで始めて業種別事業部門を2017年より新設し現職。製造市場での新規事業開発とアライアンス、顧客向けコンサルティングを提供し『日本のものづくりをデータで支援するウイングアーク』をスローガンに活動中。
※プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。
※一度の登録で、会期中はどのセッションでもご視聴いただけます。
お問い合わせ
アイティメディア株式会社 イベント運営事務局 : event_support@sml.itmedia.co.jp
開催日程
申し込み期間
- 2022/04/14 04:20 - 2022/06/30 14:59