令和3年度賃貸不動産経営管理士試験結果によれば、賃貸不動産経営管理士の合格率は31.5%となっています。
平成30年頃まで50%ほどだったのと比べると、徐々に難易度が上がっているのが現状です。
賃貸不動産経営管理士は国家資格になるといわれており、今後はさらに試験が難しくなることが予想されます。
今回のコラムでは、他資格と比較しながら賃貸不動産経営管理士資格の難易度をランキング形式で紹介しましょう。
目次
合格率で見る賃貸不動産経営管理士の資格難易度ランキング
まず、マンション管理士や宅建といった不動産に関連する資格の合格率をもとに、賃貸不動産経営管理士の難易度を見ていきましょう。
順位 | 資格名 | 合格率 | 受験資格 |
1 | 不動産鑑定士 | 5.9% | なし |
2 | マンション管理士 | 8.6% | なし |
3 | 一級建築士 | 10.6% | あり |
4 | 土地家屋調査士 | 10.36% | なし |
5 | 宅建 | 17.6% | なし |
6 | 管理業務主任者 | 22.2% | なし |
7 | 賃貸不動産経営管理士 | 31.5% | なし |
土地家屋調査士や一級建築士などさまざまな不動産関連の資格があるなかでも、賃貸不動産経営管理士は合格率が比較的低めの傾向です。
合格までの道のりは決して簡単なものではありませんが、勉強の進め方によっては短期間で合格できるかもしれません。
ちなみに、一級建築士は合格率が二桁となっていますが、大学・短期大学・高等専門学校・専修学校等において指定科目を修めて卒業した者、または二級建築士といった厳しい受験資格があります。
他資格と比べ、受験段階ですでにある程度の実力・知識が必要なことから、合格率以上に合格難易度は高いといえるでしょう。
勉強時間で見る賃貸不動産経営管理士の難易度ランキング
続いて、合格に必要とされる勉強時間をもとに賃貸不動産経営管理士の難易度を見ていきましょう。
順位 | 資格名 | 勉強時間(約) |
1 | 不動産鑑定士 | 3,000時間 |
2 | 一級建築士 | 1,000~1500時間 |
3 | 土地家屋調査士 | 1,000時間 |
4 | マンション管理士 | 500時間 |
5 | 宅建 | 300時間 |
6 | 管理業務主任者 | 300時間 |
7 | 賃貸不動産経営管理士 | 100時間 |
はじめて資格取得に挑戦する方が賃貸不動産経営管理士試験に合格するには、約100時間の勉強が必要だといわれています。賃貸不動産経営管理士は、不動産関連の資格のなかでも挑戦しやすい資格です。
とはいえ、最低でも1週間あたり約2時間、1ヵ月だと約8時間の勉強を確保した方が良いかもしれません。
賃貸不動産経営管理士試験合格を目指すならオンライン講座がおすすめ
働きながら賃貸不動産経営管理士試験の合格を目指すなら、オンライン講座がおすすめです。
令和3年度賃貸不動産経営管理士試験合格者の平均年齢は、42歳となっています。
賃貸不動産経営管理士試験を受験する大半が、日中は働きながら資格を取得しているということです。
とはいえ、仕事と勉強の両立はなかなか難しいもの。
仕事から疲れて帰ってきた後は、勉強する気が起きず思い通りに勉強を進められないことも少なくありません。
賃貸不動産経営管理士試験は難易度が低めですが、無理なく継続的に勉強を進められるスケジュール管理も大切です。
特に資格取得がはじめての場合、「どうやって勉強すれば良いのかわからない」「正しく成果に向かっているのだろか」など不安になることもあるでしょう。
オンライン講座なら、受講中にわからないことがあれば講師に質問できるため理解を深めながらの勉強が可能です。
インプットとアウトプットがスムーズになれば、学習効率もアップします。
まとめ
賃貸不動産経営管理士試験は、他資格と比較すると合格のハードルはそこまで高くないといえます。
しかし、働きながらの受験であることを考えると、決して簡単な試験とはいえません。継続的かつ効率的な学習が必要不可欠です。
独学での合格も不可能ではありませんが、効率よく短期で合格を目指すためにも、ぜひオンライン講座の受講を検討してみてください。