「んじゃ、ちょっと飲み物買ってくるよ」
「おう、財布持っていきな」

チェックインの手続きを手短に済ませて入った部屋は、典型的な安ホテルの一室。
わざわざこんなところに来てまで一人になろうなんて思った事もなくて、二つのベッドが並ぶ真っさらな部屋。
乱雑に荷物をそこらに放り投げて、ようやく一息をつく。
流石に一日風を浴びていれば、いくらお互い体力に自信があってもじんわりとした倦怠感に襲われる。
ジャケットを脱いで暫くぶりの開放感に一度大きく背伸びをする。
ここからは夜の時間、割高なおやつに割高なジュース、ビールを携えるプチ贅沢が許される、素敵な時間。
うわついた気持ちだったからか、思ったより疲れていたせいだったのか。
ふわりと放物線を描いて飛んでくる財布はけれど指先をすり抜けて床に落ちてしまう。

「わ、わりぃ！……っ、これっ、て」
「あっ」

ぽすり。
軽い音を立てて広がりながら着地する財布、そのカード入れ。
こんな風に強い衝撃でもなければ隠れられていたであろう正方形の包みが、そこから姿を表す。
鋼の意思、メンコ。
実際に買ったことはなくともわかる、保険の授業で目にしたものとそっくりな包み。
財布に伸びたはずの指は迷わずそれをつまみ取って、透けた袋越しにラテックスの内容物を持ち主に
見せつける。

「あー……ウオッカ、それは」
「使った事、あんのかよ」

どうして、何でこんなものを。色々と聞きたいことはあった筈なのに、口からは半ば無意識かつ真っ先に言葉が飛び出ていく。
俺、一体何を言って。そのまま仕舞い込んで、ジュースでも買いに行けばいいのに。
ぎゅうっと握りしめて、下を向いたまま答えを待つ。

「ないよ、それは、まぁ……同僚が一個は持っとけって言うからさ……」
「は、はは……なんだぁ、アンタまさか、童貞だったりするのか？」

今度は真っ直ぐ瞳を向けて、いつもと変わらない軽口で。

「俺はその……まぁ、うん、だからみんなには内緒にしてくれよ」
「そんな事言うわけないって、んじゃ出てくるよ」

今度はきちんと財布を掴んで、左手をひらひらとさせながら部屋の外に。
あぁ、良かった、良かった……！
何で俺、こんなにも喜んでるんだろう。
もっとモテてると思ってたのに、スカーレットが言うには中央トレーナーは大人気だっていうのに、思ったより相棒の事を知らなかったみたいだ。

「でもつまり、それってことは……」

本当に何も知らない、のなら。
考えたくはないけど、いつか相棒が恥をかいてしまうのはもっと嫌だ。
幸い自分は通り一遍を保険で習っている。だったら……

両手に掴んでいた缶がすっかりぬるくなる頃に、内から部屋の扉が開く。
おおかた帰りが遅い俺を心配してだろうトレーナーが、ほっと表情を緩ませて謝罪の言葉を告げる。
でも別に、そんなものが聞きたかったわけじゃあない。
むしろ逆で、俺が覚悟を決める番。

「なぁトレーナー。それ、メンコ……付け方教えてやるよ」
「ウ、ウオッ……カ……」

うるさい、黙れ。衝動のままに身を任せて、ベッドの上に押し倒す。
大体、俺以外とどこかに行く事もないのにそんな物を持っているなんて、それじゃあまるで、俺とそんな事をするかもしれないって思ってるって事じゃないか……♡

「んじゅ、ん……っぷ、くぶっ……ちゅうぅ……っはぁ……♡」

もごもごする口を唇ごと咥えて閉じさせる。閉じた唇を舌でこじ開ける。
甘い。止まらない、止まれない。
衝動ままに貪り尽くして、相棒の顔が俺の体液でべたべたになる頃。
体に触れる、熱に気づく。

「俺で、おっきくなってくれたんだな……♡」
「ウオッカ……まだ大丈夫だから、これ以上、は……んっ、んんぅ……ッ」

違う、聞きたいのはそんな言葉じゃない。もう一度黙らせる。振り出しに戻る。
変わったのは相棒の顔に占める俺の割合と、もっと大きくなった熱ばかり。
俺は、きっと、いや、確かに、相棒の事が。
思ったよりも乙女だった自分にその言葉は紡げなくて、変わりに破りそうなほど乱暴にチャックを下ろす。

ぶるんっ♡
窮屈な空間から濃密な匂いと共に飛び出す、ハロン棒。
先端からはどくり、どくりと膨らんだ雫がパンツに垂れ落ちる。

「なぁ、相棒。知ってるだろ、ここにも女をは、孕ませる精子は入ってるんだ。だからさ、本当は出る前につけなきゃいけないんだぜ……」

これは俺の瑕疵。教えるって言いながら、俺のせいで正しい付け方ができなくなった。
だったらもう、しょうがない。責任は取らないと。

「んむっ♡くぷっ……こくっ♡こぷっ……こぷんっ♡」
「ウオッカ、だめ、だ……っ」

一日の疲労が溜まって濃密な饐えた臭いを発する下腹に、迷わず口をつける。
空気しか介していなくとも鮮明に届く心音に合わせて噴き出すそれを、タイミングよく嚥下する。
一回、二回、三回……俺の頭を押し返そうとしていた相棒の掌が、どこまで気づいているのか逆に頭を押さえつける。
二十回、三十回……なんだよ、全っ……然途切れないじゃねぇか……♡
どうするんだよ、このままじゃいくら経ってもメンコなんて……んぶうぅっ♡

「すまないウオッカ、射精る……ッ♡」

がつんっ♡
いきなり鼻が付け根に押しつけられて、吸う息が全部相棒になる。
先端だけを咥えていたはずのそれは食道にまで入り込んでいて、最早抵抗するための筋肉を動かす酸素さえ供給されない。
あ、俺……死んじゃ……ぁ♡

どぼびゅぶるるるっ♡どぷっ♡びゅぐぐぐっ♡びゅぷっ♡びゅうう♡びゅっ……びゅ、ぴくっ♡ぴく、んっ♡

「ずろろろろ……んふっ、げえっ♡うえぇぇぇ……♡ひど、おえ♡俺の、こと……殺す気か、けぽっ♡はぁ、あぁ……♡」
「ちが、あぁ、くそっ……俺だって、お前の事が……」

うるさい、だまれ。口の中にがい、相棒ならくるしいことくらいわけあえ。
赤子を抱くように相棒の頭を抱えて、貪り尽くす。
うん、よし、黙ったな、それじゃあ、次だ。
一度射精したんならもう出ないはず。
かといって力が抜けたままではメンコをかぶせる事だって……

「なぁ、普通これで小さくなるもんじゃないのか？」
「しょうがないだろ！ウオッカがそんなにえ、えっちな格好してるんだから」

相棒が指差す方向に、緩慢に振り返る。そこにあったのはなんの変哲もない姿見で、俺が映っているばかり。
口の端から白濁を零しながら、蕩けた表情でぐちぐちと役目を放棄したパンツの上から下腹を擦り続ける、一匹のウマ娘が。

「ぁ……じゃあ、仕方ねぇなぁ……♡」

ほら、ちゃんとよく見ろよ。こうやってくるくるーって……バカ、ちんぽ何で跳ねさせてるんだよ。
っしょ、っと……へへっ、皮を巻き込まないように伸ばしながら……ぽちゅんっ♡

「な、どうだ……♡相棒の、すっかり覆われちゃったな……♡
じゃあ、じゃあさ、次は、ちゃんと効果があるのか……こっちで試してみろよ……♡」

う、うわぁ……こんな怖い顔の相棒、初めて♡こっ、怖いっ♡俺どうされるんだっ♡ひゅっ♡はひっ♡力、抜けてっ♡あっ♡肩掴まれ……んむっ！？♡♡♡
やはひく、するなぁ……っ♡きゅんきゅんって、俺おかしくなって♡相棒と一つになりたいって♡ずっと疼いてて……ッ♡たっ、きたっ♡やだ、やだやだっ♡もっと優しくっ♡めりめりって、俺の中相棒の形、にい゛っ♡はぐっ♡お゛ーッ♡こひゅっ♡なんれっ♡おか、おかしっ♡痛いはずなのに、気持ちいいだけで♡あっ♡ぐりぐり、って、え゛――っふ、ううぅうう♡♡♡やら、おく……ぐりゅ、っでえ゛♡あっ、あっ、あああぁっ♡なんか、なんかくるっ♡どっかいっちゃう♡たしゅけてっ、ぎゅーってして♡♡離れたくないっ♡一緒がいい♡すきっ、すき゛すきっ゛……お゛♡はりゃむっ♡相棒の赤ちゃん欲しいっ♡一緒に、一緒、に゛ぃ――ッ♡♡♡

⏰

「責任は、取るから」
「今更かよ……それに、俺はそんな事が聞きたいわけじゃない、わかるだろ？」
「あー……んんっ、はぁ……うん、そうだな。
ウオッカ、俺と――」
～～～っ、はい！

東海道中膝栗毛

きっしょ
del

「」はろくでもないことしてんな

最後まで読んだけどウマネストの三倍ぐらいキツかった

つーか300㎞とかバイクで移動するのスゲーな

気持ち悪い

メンコが出てきた辺りまでは良かったよ
その先は蛇足

delがほしいならそう言えって

これマックイーンスレに転載しても良いすか?

いいよ

いもげに迷い込んだかと本気で焦った

BOSSの怪文書よりマシか

こういうモヤモヤを胸の底に抱え込んだまま人前に出るよりはこうやって遺棄してった方が人類の平和のためにはいいのかもしれない

スレ寿命伸びたせいでこの文章あと何時間残るの？

ウオッカでは抜けないことを再確認できた
サンキュースレあきdel

エロ絵は警察来るけどエロ文は来ないんだよないもげ

昨日いもげで読んだ

>～～～っ、はい！
まで読んだ

>ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!
ヘルメットしろ

突っ込んでからのエロ描写は好みが分かれるところ
いっそ省略してしまってもいいかも
最初の方の心理描写はいいのでエロ抜きが欲しいね

スレあきなげぇよ
３文字で書け

>つーか300㎞とかバイクで移動するのスゲーな
疲れるけど行けない距離じゃない
往復800kmとかだと死ねる

なあこれimgからの完全転載じゃ

一般道300ならほどほどの疲れだが高速ならすぐだ

いもげでやれ