自宅マンションの防火管理者になるために甲種防火管理新規講習を受講しました。

湘南の不動産手続専門家、永田翔です。
不動産手続きのプロである私が、甲種防火管理新規講習を受講してきました。

これはマンションの防火管理者になったときに受講する講習です。
なぜ防火管理者になったのか?自宅マンションで輪番制の理事に就任し、理事会の中で防火担当になったのです。

1.防火管理者になったら受ける講習
講習にも甲種とか乙種とかいろいろあるのですが、とりあえずマンションの防火管理者になった方が受ける講習はこれです。
甲種防火管理新規講習
(※1:文末に根拠を書いておきましたが、長いしおもしろくもないので気になる人だけ見てください。)。

2.申込み方法
これが少しわかりづらくて面倒でした。
とりあえずここを開いてください。

防火・防災管理講習(一般財団法人日本防火・防災協会が運営するウェブサイト)
http://www.boukan.jp/lec_info/index.php


このページの下の方にある「防火管理講習日程一覧」をクリックしてください。


そうするとこのような画面が出てきます。上のほうにあるタブで受講を希望する都道府県を選んでください
(私は神奈川県民なので、今回は例として神奈川県を選択しました。)。
その右のタブは「防火管理/甲種新規」を選びます。


そうすると日程の一覧表が出てくるので、受講したい日程の左にある「申込書作成」をクリックです。
ここで気をつけてほしいのが、講習日に対して締め切りがかなり前に設定されていること。
もう1つ気をつけてほしいのが、申込期間のところ「何月何日のみ」と受付日が1日しかないことも多いのです。


それから申込書が作成できるのは、申込の締め切り日までではなく、その前日までです。
写真などは後で貼れば良いので、とりあえず申込書は余裕をもって早めに作成しておきましょう。

準備するものは
A.印刷した申込書
B.写真
C.受講料の振込票の控え
です。
AにB・Cを貼って、FAXで送れば申込完了です。

大事なことなのでもう一度良います。
「完成した申込書をFAXで送れば申込完了です。」
私はなぜか会場に提出するものだと勘違いしており、最寄駅にきてからFAXで送ればいいということに気づきました。
おかげで会場の最寄のコンビニエンスストアから申込書をFAXで送りましたが、完全に移動時間の無駄でした(笑)。

3.かかる時間と費用
時間は平日の日中にほぼ2日丸ごと使う感じです。
私の受講時は1日目が午前9時50分から午後4時50分、2日目が午前9時50分から午後3時55分でした。
受講時のスケジュール表を添付しておきます。

受講料は6500円ですが、マンションの防火管理者として受講される場合、管理組合などで負担してもらえるはずです。

4.効果測定について
2日目の最後にテストのようなものがあります。
ただ講義中に講師の方がテストに出るところを教えてくれます。
仮にそれを忘れてしまっても、テスト中もテキストを見ることはできます
(それを知らなかったので、テスト開始前に「筆記用具とテキスト以外は片付けてください。」と言われたときは「テキストを見て良いのか!」と驚きました。)。
テキストのどのあたりにどんなことが書いてあったかだけ把握しておけば、問題なく満点が取れると思います。

5.受講で得たもの
一応一度受けると基本的には一生に渡って有効なようです。他のマンションに引っ越した際などに防火管理者になっても安心です。
消火器具や避難器具の使い方の知識は、大型施設で火事に遭遇した際には役立つでしょう。
このあたりは学校などでちゃんと教わる機会を設けても良いのではないでしょうか。

甲種防火管理講習受講についての解説を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

(※1)消防法第8条第1項に「多数の者が出入し、勤務し、又は居住する防火対象物で政令で定めるもの」あります。
そしてここでいう政令「消防法施行令第1条の2第3項」で別表を見るように書かれているので、別表を見ると、(5)項ロに「寄宿舎、下宿又は共同住宅」で収容人員数50人以上のものとなっているのです。
乙種防火管理講習を受けた人がなれるのは、延べ面積500㎡未満のものの防火管理者です。
500㎡未満のもので50人以上が住んでいるということはあまり考えられないと思いますので、通常であれば甲種防火管理講習の受講が必要なはずです。
甲種防火管理講習を受けると、すべての防火対象物において防火管理者になれます。

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