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カープ選手とファンのドラマを見つめた「ライトスタンド」解体始まる 旧広島市民球場跡地

6/2(木)  17:32 掲載

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        多くの名場面を生んだ旧広島市民球場のライトスタンド。跡地に一部が保存されていましたが、2日から取り壊されます。スタンドに設置されていたベンチの一部は跡地に新しく整備される広場で再利用される予定です。

        (矢野記者)
        「旧市民球場ライトスタンドの撤去作業が始まりました。またこれで旧広島市民球場の思い出がひとつなくなります」

        旧広島市民球場は2010年8月に閉場され、その年の11月に解体工事が始まりました」

        (石井記者)
        「ベンチが取り除かれ、そして芝生もはがされた旧広島市民球場。ついにきょうから重機による本格的な解体作業が始まります」

        しかしファンの強い要望もあり、ライトスタンドは旧市民球場を後世に伝えるモニュメントとして保存することが決まりました。

        グラウンドに選手のドラマがあったようにスタンドにもファンのドラマがありました。
        1994年、音重鎮選手のスーパープレー。ライトスタンドのお客さんの度肝を抜きました。

        2006年、黒田博樹投手のメジャー移籍を一旦は思いとどまらせるきっかけになった大弾幕が掲げられたのはライトスタンドでした。
        多くのカープファンがここで旗を振り、パネルを掲げ、声を枯らしてカープを応援したのです。

        (矢野記者)
        「ベンチに座ってみますとずいぶん固いんだなというふうに思います。今のマツダスタジアムとは違ったこの固いベンチに座って、ファンの皆さんはずっと応援されてたんだなというふうに思います」

        旧市民球場跡地の利用が決まらない中、ライトスタンドは永い眠りにつきました。
        あれから12年、旧市民球場跡地は市民の憩いの場として整備されることが決まり、2日から解体がはじまりました」

        ライトスタンドのベンチの座面は敷地内にある「勝鯉の森」に隣接するエリアで再利用され旧市民球場の思い出を残すことになっています。

        かつてここに球場がありました。
        多くのファンがカープに声援を送りました。
        ここには選手とファンのドラマがありました。

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