【速報】代理処罰で死刑判決の女 警視庁が書類送検[2022/05/31 14:00]
2000年、東京・大田区で23歳の女性が殺害された事件で、直後に中国に逃亡し、その後代理処罰により現地で実行犯として死刑判決を受けた女を警視庁が殺人の疑いで書類送検しました。
2000年2月、大田区東蒲田のアパートの一室で中国出身の宇野純子さん(当時23)が首など十数カ所を刺され殺害されました。
この事件では、宇野さんの伯父夫婦ら4人が殺人容疑で逮捕され、3人が実刑判決を言い渡されました。
一方、実行犯として指名手配された李富春容疑者(48)は、事件直後に中国に逃亡していました。
李容疑者は、日本政府から代理処罰の要請を受けた中国当局によって拘束され、2008年2月に現地の裁判所で執行猶予2年付きの死刑判決を受けました。
去年12月になって中国側に求めていた判決などの書類が警視庁に届き、これを受けて中国側による代理処罰が確認できたことなどから、警視庁は31日、宇野さんを殺害した疑いで李容疑者を書類送検しました。
捜査関係者によりますと、中国では、執行猶予期間が終わると死刑が無期懲役などに減刑されることがあり、李容疑者は現在も中国国内で服役している可能性があるということです。
画像:警視庁のホームページから
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