イギリスは言わずと知れた金融の中心地。ファッションやスポーツなども有名で留学生にとても人気の留学先となっています。
しかし、実際に留学を考えると「イギリスはどんな国か」、「どんな人がイギリス留学に向いているか」気になりますよね。
そこで今回はイギリス留学のメリット・デメリットをご紹介します。イギリス留学を検討している人はぜひ参考にしてみてください!
[目次]
イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」です。イングランド、スコットランド、ウェールズという3つの国からなるグレートブリテンと北アイルランドの計4つの国によってイギリスという国が構成されています。
陸続きのヨーロッパ各国の中で、イギリスは島国であり、国の大きさは24.3万平方キロメートルです。これは日本の本州と同じくらいの大きさです。また、人口は2016年時点で約6,565万人、首都のロンドンには約879万人が暮らしています。
言語は基本的には英語ですが、国によってはウェールズ語やスコットランド語も公用語となっている場合があります。
通貨には従来の通貨ポンドが使われています。ちなみに1ポンドは日本円にすると大体150円前後です。
イギリスの雰囲気は下の動画で紹介されているので、国についてイメージを持ちたい方はまずはこちらを見てみてください。
もしロンドンに留学するのであれば、さまざまな観光地を巡ることができます。古くから残る石造りの町並みやファッション、美術などが有名で、特に美術館は入場が無料と一般人も親しみやすい距離感にアートが位置づけられているのも特徴的です。
ロンドン市内だけでも、大英博物館やバッキンガム宮殿、ロンドンブリッジ、ビッグベンなどなど。街中を歩くだけでも十分楽しむことができます。
また、オイスターカードというカードを購入すればバスや地下鉄に乗り放題(条件あり)なので、ロンドン名物の2階建てバスにのってぶらぶらと観光するなんて楽しみ方もできます。
さらに、ロンドンからはイギリス各地へのアクセスも便利で、マンチェスターやリバプール、ウェールズ、スコットランドなどへも比較的簡単に足を運ぶことが可能です。
また、ヨーロッパ各地への旅行もおすすめです。日本からヨーロッパの国へ行こうとすると、1回で十数万円が必要になることも少なくありません。しかし、イギリスからであれば、国内旅行に出かけるくらいの感覚で気軽に各国に行くことができます。
旅が好きという方にとってイギリス留学はまさにうってつけです。
イギリスおすすめの観光スポット10選
日本にはいくつかの民族が暮らしていますが、ほとんどは同じ民族であり、単一民族のイメージを持っているかもしれません。しかし、同じ島国でもイギリスにはさまざまな民族、国籍の人たちが生活しています。
中国系、インド系、さらにはヨーロッパ各国、中南米、アフリカ、アラブ、東南アジア。街中を歩くだけでも実に多くの人たちを見かけることができます。
日本でも年々外国人は増えているようですが、移民の受け入れなどにも見て取れるようにイギリスははるかに多くの外国人が住んでおり、多様性を肌感覚で感じることができます。
イギリスでの留学生活は、留学形態によって大きく異なります。ここではいくつか留学生の例を出しながら、実際の留学生活のイメージをお伝えしてきます。
photo by: Mikiさん
都内の物流関連企業で広報や営業の仕事をしていたMikiさんは、社内の部署異動をきっかけに留学行きを決め、社会人の3年目のタイミングでイギリスへ渡航しました。
語学力はもちろん、自分のスキルもアップしたいという希望から選んだのが専門学校でビジネスを学ぶという選択肢でした。学校では広告やPRなどの手法を、マーケティング理論やフレームワークに落とし込みながら学んだようです。
詳しい授業内容や実際に専門学校で過ごす中で感じたことは下の記事でまとまっているので、留学方法の選択で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
イギリスのビジネス専門学校に留学し3ヶ月 リアルな学校生活と授業内容を紹介
photo by: Mimipiさん
日本の高校卒業後、ボーンマス芸術大学に進学したMimipiさんは、大学での1週間のスケジュールを教えてくれました。
【スケジュール】
月曜日:講義(1時間)
火曜日:ワークショップ(3時間)
水曜日:ワークショップ(3時間)
木曜日:自習(授業なし)
金曜日:自習(授業なし)
月曜日にある講義では、学年全体でプロジェクトのブリーフィングや美術史などについて聴講します。
対してワークショップは20人以下の少人数制で行われます。デッサンやテーマに沿った作品制作、ライフドローイング(生の人間のモデルを観察しながら描く授業)行い、授業の最後に完成した作品を先生に講評してもらいます。
時間数だけを見ると正直、「意外と暇・・?」と思ってしまうかもしれません(笑)。たまに風景や動物を観察しながらスケッチをしたり、作品のプレゼンテーションを行う際の資料を作成したりするなどの課題は出ますが、はっきり言って、それもアメリカや他のヨーロッパの大学で課されるタスクと比べるとそれもかなり少ないと思います。
私の通っている大学のイラストレーションコースに限って言えば、最終課題の完成度に対する評価はシビアですが、授業自体はかなり余裕のあるスケジュールです。
Mimipiさんは空き時間を作品制作や選択授業への参加などに使っているとのこと。余裕がある分英語学習にも時間は割けそうですね。
Mimipiさんが通うボーンマス芸術大学がどんな学習環境か、授業内容の詳細は下の記事でまとめてくれているので、海外美大について生活のイメージを持ちたい方は参考にしてみてください。
海外の美大ってどんなところ?私が通うボーンマス芸術大学と平均的な1週間を紹介
photo by: まやさん
海外駐在員としてロンドンに派遣されたまやさんは、会社外の目線を得て自分の仕事について考えたい、社会人としても専門性を持つことで自信をつけたいという気持ちから大学院への進学を決意します。
入学したのはイギリスでは数の少ないロンドン大学バークベック・カレッジという夜間制の大学で、駐在員として働きながら週に2回大学に通う生活を送るようになりました。
まやさんが実際にロンドン大学バークベック・カレッジで学ぶ中で気づいたことは下の記事でまとめているので、大学院進学を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ロンドン唯一の夜間大学院!気になる授業内容をレポート
ここではイギリス留学におけるメリットを紹介します。留学先としてなぜイギリスがいいか、一緒に見ていきましょう。
イギリスには多くのエンタメがあります。
例えば、サッカー。チケット代は少し高めですが世界トップクラスのリーグであるプレミアリーグや代表戦を観戦することができます。また、各地域におらが町の地元のクラブチームがあり、ローカルとは思えないほどの盛り上がりを見せています。
他にスポーツでいうとクリケットも盛んで、公園でプレーしている姿を見かけることも少なくありません。日本では馴染みのないスポーツですが、留学を機に触れてみるのもいいかもしれませんね。
歴史や美術に、大英博物館やナショナルギャラリーでは美術品が楽しめるほか、伝統的な建築物も数多くあるので、建築に興味のある人は建物巡りをすることもできます。
お酒に関しては、スコットランドはスコッチウィスキーの本場なので、お酒好きの人にとってもおすすめです。日本でいう居酒屋のような場所として各地にパブがあり、地元の人たちが集う場所と成っています。そういった場所でお酒を楽しむのも楽しいのではないでしょうか。
photo by: まやさん
イギリスでは、アートや演劇といった文化活動をはじめ、ビジネススクールなども多数あるため、ジャンルに特化した学びができます。
特にアートでは、先ほども紹介した通り美術館の入場料は無料なので、気軽に一流の作品を目の当たりにでき、自分のスキル向上に結び付けられる環境と言えます。
また専門学校はロンドンに多く集まっているので、自分のジャンルだけでなく他の文化からも刺激を得たり、逆に刺激を与えたりと文化活動の相互刺激ができ、結果としてより多くの学びも得られるのも一つの魅力と言えます。
大学院というと多くの場合、修士課程は修了までに2年かかりますが、イギリスでは1年で修了させることができます。
そのため、あまり時間や費用をかけずに修士課程を取得することが可能です。
イギリスにはオックスフォードやケンブリッジに代表されるように世界的に評価されている大学も多く、また大学のほとんどが国公立であるため、アメリカ(私立も多い)よりも学費をおさえることができます。
海外の大学院に行きたい、でも時間とお金はあまりかけられないという人はイギリスを検討してみてはいかがでしょうか。
メリットがある一方でデメリットとなる点も残念ながらあります。現地に到着してからこんなはずじゃなかった、とならないように確認しておきましょう。
イギリスというと食事がおいしくないというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。美味しい食事は慣れない土地での生活の活力となりますが、その食事を楽しむことができなければ留学生活は苦しいものとなりかねません。
イギリスの料理の特徴はシンプルな点にあります。味付けが薄いため、素材の味を楽しむイメージです。いい素材を使った料理であればおいしいですが、そうでもない素材ならおいしくないかもしれません。
そうなると頼りになるのが調味料です。パブなどに行くとテーブルにマスタードやケチャップなどさまざまな調味料が置かれているので外食時に味が薄いと感じたらこういったものを利用することになります。
日本の食事に慣れている分、最初は大変かもしれませんが、むしろそれを楽しむぞくらいの心持ちでいるといいでしょう。
ちなみに街中には中華料理屋やファーストフード店も多くあるため、イギリス料理が口に合わない人はそちらを利用するのも手です。
イギリスでは当然ですが英語が当たり前に話されています。他の国でも同様に英語が話されていますが、移民の受け入れなどを積極的にしていることもあり、英語をうまく話せない人も多く、英語話者もそこまでの英語レベルも求めないことも多いです。
しかしイギリスではちゃんとした英語を話されないと相手が言いたいことを汲み取ってくれないことも多く、初心者であればそういった状況に出くわした際に挫折感を味わうことになるでしょう。
そのため、渡航する際は事前にある程度まで英語力を上げるなどの対策と取る必要があります。
イギリスは物価が高いです。例えばロンドンに住んだ場合、住居の形態にもよりますが1ヶ月の家賃は500ポンド〜800ポンド(約75,000円〜120,000円)ほどとなります。
確かに家賃に関しては決して安くはありません。しかしそれ以外の部分に関しては工夫することで安く抑えることも不可能ではありません。
例えば、食費に関してはスーパーマーケットで販売されている食材は比較的安く、それに加えて量も日本のものより多くなっています。
また、飲み会に関しても、イギリスの場合カウンターで自ら注文しなければ飲み物はこないので、最初の一杯だけ注文してチビチビと飲むという方法もできます。日本の飲み会だと1回で数千円飛んで行くこともありますが、イギリスの場合1回1,000円以内におさえることも不可能ではありません。
このように、物価が高い側面もありますが、出費をおさえることは可能であり、日本と同じくらいの費用で生活することも十分に可能です。
【徹底比較】イギリスの物価は高い?食費や家賃、留学費用まで都市別の物価も解説します
ここまでイギリス留学のメリット・デメリットについてご紹介してきました。
イギリス留学では、さまざまなエンタメや芸術と触れ合う機会が多くあり、知的な刺激溢れる生活をしたい留学生に特におすすめです。
一方で物価は高く、求められる英語力も高いため、なるべく留学の費用を抑えたいという方や英語初学者の留学先としては合わない可能性があります。
安心してください。留学先はイギリス以外にもたくさんあります。以下では人気の留学先を何箇所か紹介しているので、他の国のメリット・デメリットを知りたいという方は参考にしてみていただけると幸いです。
費用を抑えてヨーロッパで生活したいならアイルランド留学!
アイルランド留学のメリット・デメリット
リゾート気分を味わいながらヨーロッパ留学をするならマルタ留学!
マルタ留学のメリット・デメリット
いかがでしたか。今回はイギリス留学の特徴やメリット・デメリットについて紹介してきました。
イギリスは英語を学ぶのはもちろん、さまざまな人種、国の人たちに出会うことができ、日本ではできないような経験を得ることが可能です。ぜひ、留学先の1つとして検討してみてください。
記事を通してイギリス留学が合っていると感じた方もいるかと思います。そういった方はイギリス留学について具体的に考えていきましょう。
イギリス留学の費用については、下の記事で期間別にまとめているので、実際に留学へ行くとなるとどれほどの費用がかかるのかイメージを持ちたい方は参考にしてみてください。
期間別イギリス留学の費用まとめ
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イギリスは英語の発祥地。ファッション、美術、建築、スポーツなど、さまざまな世界的なカルチャーの発信地でもあるので、刺激的な留学生活を送れます。
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