オーストラリアは留学生にとても人気で、治安が良く気候も穏やかで、過ごしやすい国です。
しかし、実際に留学を考えると「オーストラリア留学ってどんな感じ?」、「特徴や魅力ってなに?」と、疑問に思う方も多いのではないでしょうか?また、良い面だけでなく、失敗談も気になりますよね。
そこで今回は、オーストラリア留学の特徴やメリット・デメリット、そして実際に留学するうえでの3つの注意点をご紹介します。オーストラリア留学を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
[目次]
オーストラリア留学についてご紹介する前に、コロナ禍の現状を知りたい方に向け、オーストラリア留学の最新情報をお伝えします。
現在(2022年1月20日時点)のオーストラリアの入国制限に関してですが、ワクチン接種を2回完了していれば、シドニーのあるニューサウスウェルズ州、ならびにメルボルンのあるビクトリア州、オーストラリア首都特別地域への入国が可能となっております。以下入国の条件です。
・ワクチン接種を2回完了して14日以上経っていること
・出国の72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書の提示
・入国後24時間以内にPCR検査を受け、結果が出るまでは自己隔離が必要
・入国後6日目(ニューサウスウェルズ州)、または5日~7日目(ビクトリア州)に再度PCR検査が必要
基本的に入国後24時間以内に受検したPCR検査の陰性結果が出れば、その後の隔離は不要となりますが、2回目のPCR検査結果が出るまで対面授業に参加不可となっている学校も多く、対面授業参加まで入国から約1週間は必要となっているとのことです。
オーストラリアは現在、オミクロン株の影響を受け、規制が頻繁に変更となっており、落ち着かない状況が続いております。現時点では上記のような規制となっておりますが、来年以降規制が変わる可能性もあり、多くの学校で短期のご留学はまだお勧めできないとしております。
日本帰国時の入国条件は、現時点では以下の通りとなっております。
・出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書
・到着後3日、検疫所の宿泊施設での待機
・宿泊施設退所後、入国後14日目まで自宅等での待機
・入国後14日間の公共交通機関の不使用
【情報参照】
・駐日オーストラリア大使館
・在オーストラリア日本国大使館
Photo by : 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
オーストラリアは南半球に位置し、オセアニアに分類される国です。日本との時差は1〜2時間あり、季節は日本と真逆になります。首都はキャンベラです。
オーストラリアは、年間平均気温が17.9℃と、1年間を通して温暖な国です。ただし、地域によって四季がある場所と、夏と冬の2つの季節しかない場所の2種類があります。
また、留学する都市の選択肢も多く、主にシドニー、メルボルン、ケアンズ、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコーストといった7つの都市が人気です。それぞれの都市に自然や観光スポットが多く、勉強と観光をバランス良く楽しむことができます。
先進国と言うこともあり物価は高く、500mlのミネラルウォーターが約100円、ジュース類は約150円と、ほとんど日本と変わりません。
しかし治安は良く、イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が毎年発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、メルボルンなど多くの都市がランクインしています。そのため、留学先として世界各国から人気の国です。
オーストラリア留学には、主に、
・留学制度や環境が整っている
・自然や観光スポットが多い
・日本人が多くて安心
という3つの特徴があります。
オーストラリアは、数ある留学先の中でも、留学方法と制度、環境が整っている国です。中でも、語学や大学留学に加えて、ワーキングホリデーが出来ることに多くの方が魅力を感じています。
オーストラリアに留学する方法は、主に以下の5つです。
ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)は、国同士が協定を結んでいないとできないため、ワーホリとして留学できる国が限られています。オーストラリアはワーホリができるだけでなく、基本的には1年間のところを、申請すれば2年間に延長することも可能です。
さらには、オーストラリアにはESOS法という、留学生を保護する法律があります。各教育機関は、必ずESOS法に記載されている基準を満たす必要があるため、学校の教育水準は比較的高いです。
オーストラリアの国土は、日本の約21倍の広さがあります。その分自然も多く、各都市に観光スポットがあります。そのため、勉強と観光を両方楽しむことができます。
オーストラリアには、エアーズロックやグレートバリアリーフといった大自然を感じられる観光スポットが多くあります。さらにはオペラハウスや博物館など街中の観光スポットも楽しめます。そのため、「平日は勉強、休日は観光」というような、メリハリのある留学生活を送ることができます。
オーストラリアおすすめの観光スポット情報
オーストラリアは多民族国家なこともあり、様々な国から留学生を受け入れています。そのため、日本人にも人気の留学先であり、現地でも日本人と知り合うことができます。
親切な国民性やのんびりとした雰囲気を好きになる人も多く、日本学生支援機構の調査によると、1年間に約6,200人の日本人がオーストラリアに留学しています。
学校やホームステイ先にも同じ日本人留学生や、日本人スタッフが常駐していることも多いです。そのため、「初めての留学」や「初めて海外へ行く」という方も安心の留学先でしょう。
参考:日本学生支援機構
オーストラリア留学には、3つのメリットがあります。
オーストラリアは気候が穏やかです。年間平均気温は17.9℃と暖かく、冬の気温がマイナスを下回ることはほとんどありません。治安も良いため、安心して勉強に集中することができます。
特にシドニーやメルボルンのような都市は、日本と同じ四季がある地域もあり、気候が似ていることから「過ごしやすい」と感じる日本人が多いです。また、年中夏のように暖かい地域もあり、好みで選ぶことができます。
オーストラリアの天気・気候と服装
Photo by : 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
オーストラリアは全体的に治安が良いです。世界で最も住みやすい都市ランキングに、メルボルンやシドニーがランクインしたこともあります。
犯罪自体も少なく、日本ほどではありませんが、殺人や強盗の発生率は低いです。ただし、スリや盗難はどこの国でも多いため、最低限の注意は忘れないようにしましょう。
オーストラリアって本当に安全なの?オーストラリアの治安状況をまとめてみた
Photo by : 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
オーストラリアはもともと、多民族国家として成長した国です。街では様々な国籍の人を見かけるだけでなく、実際に多くの国からの留学生を受け入れています。
オーストラリアでは、韓国や中国といったアジア系だけでなく、ヨーロッパや中東、さらには中南米といった世界各国から留学生が集まっています。そのため、アジア人差別を受けて嫌な思いをする、大学がオーストラリア人ばかりで馴染めない、といったことは起こりにくいです。
Photo by : 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
オーストラリアには、さまざまな都市で留学生の受け入れが行われています。そのため、地域だけでなく学校やコースも、幅広い選択肢の中から選ぶことができます。
オーストラリアは、主に都会的なシドニーやメルボルン、ブリスベン、自然の多いケアンズ、ビーチの近いパースやゴールドコーストというように、特徴の異なった地域があります。それぞれにある学校の雰囲気やコースも異なるため、自分に合った学校が見つかりやすいです。
また、留学生が多いことから学校の口コミ数も多く、学校選びの参考になります。
そんな方には簡単なアンケートに答えるだけで自分に合った都市が見つかる診断が以下でできるので、ぜひ利用してみてください。
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対して、オーストラリア留学にはもちろんデメリットもあります。以下の3つになります。
オーストラリアは治安も良くて発展している先進国です。そのため、物価は高く、授業料や生活費といった留学費用も高くなります。
オーストラリア留学をする場合、費用は1ヶ月で平均50万円と言われています。フィリピン留学に比べると倍ほどの費用がかかるため、その分お金の準備が必要です。
また、日本と変わらない生活費が必要なため、特に長期留学の場合は、生活費もしっかりと用意した上で留学しなければなりません。
1ヶ月のオーストラリア留学費用の内訳と総額
オーストラリア人が話す英語は、よくオージーイングリッシュと呼ばれます。なぜならば、オーストラリア人しか使わない発音やスペルといった訛りがあるからです。
オーストラリアはもともと、イギリスの植民地でした。そのため、基本的にはイギリス英語を話します。しかし、オーストラリア人の気さくながらもやや怠惰な性格が影響し、独特の発音やスペルが誕生しました。
大きな特徴としては、「フレーズを短縮する」、「rを発音しない」、「a(エー)をai(アイ)と発音する」という3つがあります。よく、同じオセアニアであるニュージーランドの英語と比較されますが、ニュージーランドに訛りはありません。そのため、きれいな発音や一般的なスペルを学びたい場合には、自分で影響されないように努力する必要があります。
詳しいオーストラリア英語の特徴は、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
オーストラリア英語の特徴と訛り
メリットとしてあげた「日本人の多さ」ですが、時としてはデメリットにもなります。アルバイト先や学校に日本人しかいないと、「日本語ばかり使っている」という状況になり、英語が身につかないという失敗談に成りかねません。
日本人が多いことは安心感につながりますが、ついつい日本語を使ってしまいます。そのため、「学校でもほとんど日本語しか使っていない」と、せっかく学んだ英語を使う機会がグンと減ってしまうことがあるようです。そのため、「英語が身につかなかった」と、オーストラリア留学を失敗として語る方もいます。
「なるべく日本人以外の友人を作る」、「日本人の少ない地域を選ぶ」など、避ける努力が必要な場合もあるでしょう。
ここまでオーストラリア留学のメリット、デメリットを紹介してきましたが、正直留学イメージを十分に持てずにいる方も多いかと思います。
そこでここでは、オーストラリアの留学体験談を3つほど紹介し、実際の留学体験がどのようなものかお伝えします。
大学生のShutoさんは、シドニーにある語学学校ラリンガランゲージスクールに入学。
1年という長い期間を海外で過ごすのは初めてだったそうですが、毎週金曜日に学校主催のアクティビティなどのおかげで、海でバーベキューをしたり、ピクニックへ出かけたりなど充実した留学生活を送ったそうです。
その結果、苦手だった外国人と話すことの抵抗がなくなり、帰国後には大学内にいたスリランカ人の留学生の履歴書作成を手伝ったり、1人で海外旅行に行ったりなど積極的に英語に触れる機会を持つようになりました。
詳細はこちらの記事からご覧ください。
農場での職業体験と語学留学を同時に実現!オーストラリア・シドニー「ラリンガランゲージスクール」
photo by: 笠原園花さん
メルボルンで学校に通いながらバリスタとして働く飯尾かよさん。
コーヒーの街で知られるメルボルンでは、バリスタを目指して多くの外国人がやってくるため競争率が高く、飯尾さんは専門学校へ通い、小さなお店でキャリアを積む中でバリスタとしての生活を形作ったと話します。
バリスタとしてメルボルン現地のカフェで働くことで、英語力の向上、そして何よりもメルボルンならではのゆったりとした生活を送れるようになったことが良かったといいます。
またバリスタは朝方の仕事なので、夕方からの時間を利用して学校に通うことができるのも嬉しいポイントとのこと。
オーストラリアで働く経験をしたい留学生はぜひ参考にしてみてください。
コーヒーの街・メルボルンでバリスタとして働くには?先輩バリスタに学ぶ仕事獲得術
キャリアチェンジを目指し、ビジネス留学でオーストラリアに渡ったAyakaさんは、ブリスベンにあるグリフィス大学でマーケティングを学びました。
さまざまな国籍の人が集まるクラスでの密度濃い学習体験の中で、Ayakaさんは世界へネットワークがつながる感覚を得たと話します。
私のクラスメイトたちも、オーストラリアはもちろん韓国、中国、ラオス、マレーシア、インド、パキスタン、南アフリカ、ドイツ・・と国際色豊かでした。
互いの専門業界も様々で、卒業後は皆それぞれまた世界中に散らばって、各業界で活躍していくので、「〇〇でビジネスを展開したい!」と思った時に、「あなたの国では、どんな市場になっているの?」「あなたの国でこんな人を紹介してほしいんだけれど!」といったことも気軽に相談できる仲間が世界中にできることはとても心強いです。
オーストラリアで働く経験をしたい留学生はぜひ参考にしてみてください。
MBAも取れる?海外ビジネススクール体験レポート
Photo by : 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
ここまでオーストラリア留学のメリット・デメリットについてご紹介してきました。
オーストラリア留学では、年間を通して温暖な気候と治安の良さといった留学生でも安心して生活できる環境が整っています。またワーキングホリデーの精度も充実しているため、適度に勉強しつつ海外生活を存分に楽しみたいという方に特におすすめの留学先です。
一方で生活費が高くなってしまう、日本人が多い、訛りのある英語が話されている点については注意が必要です。
特に「コスパよく勉強に取り組みたい!」「日本人の少ない環境で留学生活したい!」という方は別の留学先を検討した方が良いかもしれません。
安心してください。留学先はオーストラリア以外にもたくさんあります。以下では人気の留学先を何箇所か紹介しているので、他の国のメリット・デメリットを知りたいという方は参考にしてみていただけると幸いです。
訛りの少ないキレイな発音を身につけたいならカナダ留学!
カナダ留学のメリット・デメリット
日本人が少ない環境の中自分のペースで勉強を進めたいならニュージーランド留学!
ニュージーランド留学のメリット・デメリット
なるべく費用を抑えて効率的に英語力を鍛えたいならフィリピン留学!
フィリピン留学のメリット・デメリット
オーストラリア留学に行こうと決めた方は、少しずつ留学の実現に向け準備を進めましょう。
留学前に必要な準備は下の通りです。
【オーストラリア留学に必要な準備項目】
・留学の目的整理
・留学方法、期間、渡航時期の設定
・都市、学校、コース選び
・学校などへの申し込み
・パスポートの取得
・ビザの申請
・航空券の手配
・保険の加入
・持ち物の準備
充実した留学生活を送れるかどうかは事前の留学準備によって変わります。
適当に学校を決めて申込みをすれば、留学に行くことはできます。しかし、ただ留学に行くことだけが留学の目的ではないですよね。
留学に行こうと思ったのには、何かしら理由・想いがあるはずです。その理由・想いを大切にして、あなたにあった留学選びをしましょう。
下の記事では、ステップに分けてオーストラリア留学前の準備の流れについて解説していきます。事前準備をしっかりして、あなたにピッタリの充実した留学生活にしましょう。
留学準備をスムーズに進めるための11つのステップとは?
オーストラリアは、日本人に人気の留学先です。物価は高くて留学費用もかかるものの、気候や治安が良く、学校や地域の選択肢も多いです。
オーストラリア留学には、以下の3つの特徴があります。
留学制度が整っていることや日本人の多さは、初めて留学する人からは安心感があり、魅力的です。また、自然や観光スポットが多いため、勉強と観光をメリハリをつけながら楽しむことができます。
記事を通してオーストラリア留学が合っていると感じた方もいるかと思います。そういった方はオーストラリア留学について具体的に考えていきましょう。
オーストラリア留学前の準備の流れ
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