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魔術に支配された世界を、己の剣で斬り拓け
－－その昔、現代に六龍と伝承される龍がいた。
英雄は龍を短刀へと封印し、計六本になったそれを『始祖の剣』と名づけ、異なる特徴をもった6つの剣術『龍派』として後世へと伝承した。
――
剣士達は剣術に則り、しのぎを削ると、いつしか剣術至上主義の世界が完成していた。
そんなある日、体内血液を活かした技法からなる『魔術』が生み出されると、圧倒された剣士達の地位はすぐに転落していくのだが、そんな歴史には世界を揺るがすある秘密が……。
時は経ち、魔術至上主義へと完全に移り変わった現代に、誰も才を持てずもはや架空の剣術として扱われていた6つ目の龍派『白鱗流』の才を持つ少年『アルバ』がいた。
そんな少年アルバはある日、1人の剣士『オベロン』に出会うと、最強剣士への憧れをより一層募らせる。
アルバは魔術至上主義となった世界で剣士差別を受けながらも「自らが最強剣士となり差別のない世界を作る」と切磋琢磨していくのだが、次第に世界の闇へと巻き込まれていく……。
アルバの登場により、大きく動き出す世界。
1人の名も無き少年アルバが己の剣術で世界を相手に戦うファンタジー作品です。
