大学時代の専攻分野に関係なく
多様な働き方ができるフィールド
今回の座談会に参加したのは、2020年度のエンジニアコースの新卒社員。
法人のお客さま向けにネットワークの提案・構築を行う池谷美咲、データ基盤の運用に携わる中村亮太、
API(Application Programming Interface)(※1)ビジネスの企画を担当する橋本茉依、
エリアネットワークの設計を担当する藤田玲央の4名です。
私がソフトバンクを選んだ理由
- 中村
- 学生時代、自律移動ロボットについて研究していました。今後、通信でロボットを制御する時代が来た時に自社で通信回線を持っている企業が強いと考え、通信キャリアを志望しました。その中でも、ソフトバンクがロボット分野に最も力を入れていると感じ、ソフトバンクを選びました。
- 藤田
- 私は大学でネットワークについて学び、将来的にネットワークの世界をリードしていく会社はどこかと考えた際に、ネットワークで社会全体をつなげようとしているソフトバンクが選択肢として浮かびました。また、第5世代移動通信システム(5G)時代に向けた技術である「SRv6(セグメントルーティングIPv6)」(※2)の研究開発を積極的に行っている専門家がソフトバンクに在籍していることも決め手になりました。
- 橋本
- 私はソフトバンクのインターンシップに参加した経験が入社の決め手になりました。インターンシップではAPIの企画や市場調査といった今の仕事にも通じる内容を経験し、面白いと思ったのが大きな理由です。大学院では環境政策に関する研究に携わり、当初は環境省が第一志望だったのですが、「自由にやりたいことができるのは民間企業」という先輩からのアドバイスもあり、ソフトバンクに入社しました。
- 池谷
- 私は大学で生物専攻で微生物の研究をしていましたが、学科の授業でデータ解析やプログラミングに触れ、人間の力では難しい計算や予測ができる点に魅力を感じ、IT業界を志望しました。元々就職活動ではシステムインテグレーターなどを検討しており、ソフトバンクについては通信キャリアの一社としか意識していませんでした。ですが会社説明会に参加すると、高度な技術を持っている会社であると知り、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念にも惹かれ、志望度が大きく高まりました。
- 橋本
- 中村さんと藤田さんは情報系の出身、私と池谷さんは理系ですが非情報系の出身。技術に惹かれた人もいれば、理念に惹かれて入社を決めた人もいますね。
- 藤田
- そうですね。実は当初、「ソフトバンクのエンジニアは実際に手を動かしている人が少ないのではないか」という勝手なイメージがありました。ですが、実際先輩社員に話を聞くと、しっかりと自らの技術を持ってエンジニアが手を動かしており、魅力的な環境であることを再確認できました。
- 池谷
- 私の場合、入社の決め手は、出会った先輩社員が自分の仕事を楽しそうに語っていた姿でした。この会社なら私も楽しく仕事ができるのではないかと思えたことが大きな決め手になりました。同じエンジニアコースでの入社でも、観点がこれだけ違うのは面白いですね。
成長と学習の機会にあふれた環境
- 中村
- 私はデータ基盤の運用に携わる他、2年目からはSB流社内副業制度(※3)を利用してロボット開発業務にも携わっています。以前、ロボットの走行実験の見学に行ったところ、大学院で研究していた時代から大きく技術が進化していることを知りました。居ても立ってもいられず、その場で「ぜひ私も手伝わせてほしい!」と部署の人に声をかけると、社内副業の募集があることを教えてもらい、応募しました。
- 橋本
- とてもアグレッシブですね!すぐにでも挑戦したかったということですね。私が考えるソフトバンクの魅力は、資格取得を支援する仕組みが整っていることです。私は大学院で異分野の研究をしていたため、少しでもスキルアップしようと資格取得に励んでいます。
- 中村
- 実際、ソフトバンクでは多くの社員が資格取得に励んでいますよね。
- 橋本
- はい。私は業務に関連する資格はもちろんのこと、業務とは直接関係のない統計関連の資格やファイナンシャルプランナー、TOEICなどの勉強もしています。多くの資格で会社が受験料を負担してくれ、奨励金も支給されるのでモチベーションが高まります。
- 池谷
- 新人のスキルアップという点でも、周りの先輩たちは協力的ですよね。技術力の高い先輩に囲まれて刺激を受けることばかりで、親身になって教えてもらえます。私は法人のお客さま向けにネットワークの提案や構築を行っているのですが、お客さまと直接コミュニケーションする業務も早い段階から任せてもらい、サポートをもらいながら経験を積むことができました。
- 藤田
- たしかに人は大きな魅力ですね。私は「SRv6」に関心を持ってソフトバンクに入社したとお話しましたが、「SRv6」についてSlackのチャンネルを立ち上げて発信していたところ、偶然ですが規格の提案者本人がコメントをくれて感動しました。最新の情報も教えてもらい、世界有数の技術者と近い場所で働けていることを実感しましたね。
現在の夢とキャリアビジョン
- 橋本
- 私は今、将来どのようなキャリアを歩もうかと悩んでいるところです。たくさんの資格取得に取り組んでいるのも試行錯誤の一つです。皆さんはどのようなキャリアビジョンを持っていますか?
- 池谷
- 私も橋本さんと同じように悩んでいるところですが、キャリアのビジョンが明確になっていないからこそ、今はひとまず目の前の業務に集中して、極めてみたいと考えています。そのうちに見えてくるものもあるでしょうから。
- 中村
- 私はキャリアビジョンというより個人的な夢に向かって仕事をしています。「世界中の人に感動を与えるものを作りたい」という夢を実現するための手段として、自分が持っているロボットの技術とプログラミングのスキルを生かそうと意識しています。この夢を実現するための舞台としても、ソフトバンクは最高の環境だと考えています。
- 藤田
- 私はネットワークエンジニアとして技術を磨いていきたいです。今は少しずつソフトバンクの事業や業務が理解できてきたところなので、これからは「ソフトバンクだから経験できること」にチャレンジしたいと考えています。もう少し具体的に言うと、全国各地に基地局があり、日本中にまたがるネットワークを構築できるのは通信キャリアだけです。ソフトバンクはネットワークエンジニアとして貴重な経験が積める環境なので、チャンスを最大限に活用してスキルを磨いていきたいです。
- 橋本
- 会社の強みと自分の強みを掛け合わせているわけですね。池谷さんのように、目の前の業務に真剣に取り組むうちに見えてくるものもありそうです。
- 中村
- 尊敬できる先輩の姿もキャリアの参考になりそうです。私もキャリアに悩むことがないわけではありませんが、尊敬する先輩に相談していると、もっと今の部署で頑張りたいと思えます。その点、ソフトバンクには尊敬できる人が多いので、ロールモデルも見つけやすいと思います。
就活生へのアドバイスとメッセージ
- 橋本
- 学生の頃に身につけておいて良かったのは英語力です。私は学生時代、ゼミのメンバーが自分以外全員留学生という環境だったので、英語の勉強にも力を入れました。その時は英語を生かせる仕事をしようと考えていたわけではありませんが、今の仕事では海外の展示会に参加して情報収集することもあり、英語を使って最新の情報を収集できています。
- 池谷
- 私も業務で英語のドキュメントを読んだり、海外のベンダーと会話することがあります。エンジニアとしてキャリアを積んでいく上で英語力はあった方がいいですね。また、学生時代の接客のアルバイトをしていた経験も、お客さまとコミュニケーションを取る上で非常に役に立っています。
- 藤田
- 私はネットワークエンジニアとして働いていますが、学生時代にはプログラミングも学んでいました。ネットワークの専門家と働く中で、プログラミングに関しては自分の強みと呼べるので、学んでいてよかったと思います。 マインド面では、新しい情報に積極的にアクセスして自分の引き出しを広げようというアンテナの高さが生きていますね。英語のドキュメントも積極的に読むことで、少しずつ自分の強みを広げています。
- 中村
- 池谷さんと近いのですが、私はエンジニアにも営業力が必要だと考えています。人と仕事をする上で営業力は欠かせません。私は学生時代に携帯販売ショップで販売促進のアルバイトをしており、全国1位の販売成績をあげたことがあります。相手に興味を持ってもらうためにはどのように説明すればいいのかという試行錯誤を経験できたことは、会議などで自分の意見を伝える時にも非常に生きています。
- 橋本
- エンジニアであっても技術以外の要素が重要だという点では皆さん共通していますね。逆に技術や知識に関しては、ソフトバンクでは入社後の研修やエルダー制度 (※4)などのサポート体制が整っているので、入社前からあまり不安に感じなくてもいいのかもしれません。
- 中村
- その通りですね。それに、もし入社後に悩みや問題があったとしても、声をあげればしっかりと聞いてもらえる会社ですから。ソフトバンクは技術だけでなく、人も環境も良くて非常に働きやすい会社なので、ぜひ安心してチャレンジしてほしいです!
- ※2022年2月時点の情報です。
- ※1APIとは、Application Programming Interfaceの略称です。一言で表すと、ソフトウエアやプログラム、ウェブサービスの間をつなぐインターフェースのことを指します。
- ※2SRv6(セグメントルーティングIPv6)とは、インターネットプロトコルの次世代規格であるIPv6のネットワーク上で、セグメントルーティングを実現する技術です。
- ※3「成長機会や能力発揮機会を望む意欲ある社員」と「組織外の視点や経験、専門性を必要とする組織」のニーズをマッチングする制度です。
- ※4新入社員に対し育成担当(エルダー)を設け、OJT(オンザジョブトレーニング)や日々の密接なコミュニケーションを通じて、新入社員が組織になじみ、早い時期から自発的に業務が進められるよう、サポートする制度です。