【2023年度入試】京都府公立高校入試制度について解説します
複雑な京都府公立高校入試制度
京都府公立高校入試制度は、平成26年に総合選抜制が廃止され、大きな変化がありました。
ちなみに、総合選抜制の時代には、報告書(内申)と学力検査の成績をもとに、住所により受験者を学区内の学校に振り分けて、入学する高校が決められていました。
現在では、志願者自身が行きたい学校を選ぶ、単独選抜制度となっています。
今では、すべての都道府県が単独選抜制度を取り入れていますが、都道府県によって入試制度は様々です。
そこで、今回、京都府公立高校入試制度について、基本的なところから、できるだけ詳しくお伝えしていきます。
インターネット上にも様々な入試制度についての説明が掲載されていますが、情報は日々変動していますし、なかなか最新かつ最低限必要な知識を収集することは難しいのが現実です。
そこで今回、やや長くはなりますが、この記事に目を通していただくことで、京都府公立高校入試制度についての必要最低限の最新知識がわかるようにしております。
入試制度を理解することで、自分の行きたい学校についての必要な対策を練ることができ、入試を有利に進めることができますので、是非じっくりとお読みいただければと思います。
なお、専門学科についても解説をしておりますが、こちらにてすべてを網羅することはできませんので、今回の記事では、個別指導エミオンから受験する生徒が多い、堀川高校探究学科群、嵯峨野高校京都こすもす科、西京高校エンタープライジング科、山城高校文理総合科を念頭に置いたお話をさせていただいております。
予めご理解の上、お読み下さいますようお願いいたします。
入試制度概要
京都府公立高校入試は、前期選抜・中期選抜・後期選抜に分かれています。
尚、後期選抜については、前期選抜・中期選抜を経てもなお、相当程度の欠員がある場合にのみ実施されますが、今まで、ほとんどの学校で実施されていませんので、基本的には、前期選抜と中期選抜の2回、試験があると考えておけばよいでしょう。
また、京都府においては、丹後・中丹・口丹・京都市/乙訓・山城の5つの通学圏に分けられ、保護者の住所により、志願できる学校・学科が異なっています。
原則、保護者の住所がある地域で高校を選ぶことになりますが、専門学科など府内全域から志願できるところもあります。
ただ、個別指導エミオンは、京都市上京区に位置し、通塾生徒はほぼ京都市/乙訓地域の学校に進学しますので、それ以外の地域については割愛させていただきます。
以下で、それぞれの選抜ごとに解説していきます。
前期選抜においては、普通科受験と専門学科受験の場合に分けています。
前期選抜概要
例年、2月中旬に実施されています。(令和4年度は、2月16日(水)・2月17日(木)でした。)
【普通科受験の場合】
普通科では、前期選抜において、募集定員全体の30%を募集する高校が多く、結果的に倍率が非常に高くなっています。
例えば、令和4年度前期選抜における鴨沂高校普通科A方式1型の場合を見てみましょう。
募集定員240名のところ、前期選抜における募集人員は72名(A方式1型、A方式2型合わせて)と、きっちり定員の30%しか募集していません。
A方式1型においては、志望者数が330名に対し、前期選抜の募集人員が48名であるため、倍率が6.88倍と極めて高くなっています。
その他の学校の倍率などについては、こちらをご覧ください。
【前期選抜における方式について】
ここで、京都府公立高校入試のデータでよく目にする「方式」について説明します。
前期選抜では、A方式(A方式1型、A方式2型と分かれる場合もあり)、B方式、C方式という選抜方式にわかれています。
下の表をご覧ください。
ほとんどの受験生は、A方式もしくはA方式1型で受験することになります。
細かな条件などは各学校により異なりますが、大まかには、A方式では、①学力検査、②報告書(内申)、③面接や作文(小論文)が必須、B方式では、学力検査がなく、②報告書(内申)、③面接や作文(小論文)、活動実績報告書が必須、C方式では、①学力検査、②報告書(内申)、③面接や作文(小論文)、実技検査が必須となっています。
B方式などでは、学力検査はありませんので、A方式以外のほうが断然有利ですし、自分の得意な形式で受けたくなると思います。
ただ、これは、好みによって志願できるわけではなく、生徒会長の経験や部活動などで特筆すべきことがある場合にのみ受験できるので注意が必要です。
なお、倍率は、A方式もしくはA方式1型にくらべ、A方式2型やB方式、C方式は格段に低くなっており、合格しやすい試験であるといえます。
以降では、原則A方式もしくはA方式1型での受験を想定したお話となります。
つまり、ほとんどの受験生が落ちてしまう、きわめて狭き門ということになります。
ですが、この「不合格」という結果は全く気にする必要はありません。
前期選抜で不合格だったとしても、中期選抜で合格する可能性は大いにありますし、そもそも前期選抜は、大前提として、「落ちる試験」なのです。
倍率がいくら高くても大丈夫!
普通科を受験する人は、前期選抜では、失敗を恐れず、自分が行きたいと思う高校を受験するようにしましょう。
【専門学科受験の場合】
堀川高校探究学科群、嵯峨野高校京都こすもす科、西京高校エンタープライジング科、山城高校文理総合科といった専門学科では、前期選抜において全体の募集定員の100%を募集しています。
つまり、これらの専門学科を受験する場合は、チャンスは前期選抜の1回きりということになります。
何が何でも前期で合格を勝ち取らなければなりません。
前期選抜に照準をあわせて、各高校ごとに、適切な対策をとることが必要になります。
前期選抜の検査項目について
前期選抜においては、学校・学科ごとに検査項目と配点比率が事前に公表されていますので、自分の目指す高校をあらかじめチェックしておくようにしましょう。
令和4年度のデータは、こちら。
【普通科受験の場合】
普通科では、①学力検査(英語・数学・国語)、②報告書(内申)、③面接での選抜が多くなっています。
A方式もしくはA方式1型の選抜方式での①学力検査と②報告書(内申)の比率は、150:135とされていますので、当日の学力検査だけ頑張ればなんとかなる、といったものではありません。
なお、学校・選抜方式によっては、上記に加えて、作文・小論文、活動実績報告書などの形を用いて選抜する学校もあります。
【専門学科受験の場合】
専門学科では、①学力検査(英語・数学・国語・理科・社会)、②報告書(内申)、③面接での選抜が多くなっています。
①学力検査と②報告書(内申)の比率は、学校によって様々ですが、400:100としている学校が多く、普通科と比較して、当日点の割合が非常に重視されていることが分かります。
ただ、堀川・嵯峨野・西京・山城などの専門学科を受験する層は、総じて優秀な生徒が多く、報告書(内申)は満点近くを取っていることが多いですので、報告書(内申)が悪くても当日点で挽回できる、といった安易な考えは持つことができません。
また、普通科と同じく、上記①②③に加えて、作文・小論文、活動実績報告書などの形で選抜する学校もあります。
①前期選抜における学力検査について
【普通科受験の場合】
学力検査は、英語・数学・国語の3教科となっており、普通科を受検する生徒はすべて同じ内容の共通問題となっています。
すべて50点満点で、前期選抜の学力検査は、合計150点満点ということになります。
【専門学科受験の場合】
学力検査は、学校によって異なりますが、英語・数学・国語・理科・社会の5教科としている学校が多くなっています。
問題や配点は、学校・方式によって異なります。
冒頭の学校では、
<堀川高校 探究学科群>英語(100)・数学(100)・国語(100)・理科(50)・社会(50)の400点満点
<嵯峨野高校 京都こすもす科>英語(100)・数学(100)・国語(100)・理科(50)・社会(50)の400点満点
<西京高校 エンタープライジング科 A方式1型>英語(100)・数学(150)・国語(150)・理科(100)・社会(50)の550点満点
<西京高校 エンタープライジング科 A方式2型>英語(80)・数学(120)・国語(120)・理科(80)・社会(40)の440点満点
※西京高校のA方式2型は、「陸上競技」において中学校で顕著な実績を有している者のみ受検可となっています。くわしくは、顧問の先生などに聞いてください。
<山城高校>英語(100)・数学(100)・国語(100)・理科(50)・社会(50)の400点満点
となっています。
これらの学校の中では、西京高校だけが特徴のある形ですね。
全体的に、英語・数学・国語が重要視されていることが分かります。
②前期選抜における報告書(内申)について
次に、報告書(内申)についてです。
なお、前期選抜において、報告書(内申)は、12/31時点の記録で作成されます。
つまり、中学3年生の学年末テストの成績は、前期選抜には反映されないわけです。
【普通科受験の場合】
普通科の前期選抜における報告書(内申)は、135点満点です。
中1~中3までの1年ごとに9科目(英語・数学・国語・理科・社会・保健体育・技術家庭・美術・音楽)の成績がそれぞれ5点満点で、合計45点満点、3年分で総計135点満点<9科目×5点×3年分>として成績がつけられます。
少しややこしく感じますが、中1~中3までの各科目の5段階評価の数字がそのまま得点として計上されるイメージです。
普通科の場合は、点数の圧縮がされたりせず、そのまま135点満点として扱われます。
【専門学科受験の場合】
専門学科においてもまずは、普通科と同じように、3年間135点満点<9科目×5点×3年分>として成績がつけられます。
その後、学校別の満点に換算しなおします。
例えば、堀川高校探究学科群、嵯峨野高校京都こすもす科、山城高校文理総合科の場合は、さきほどの135点満点の自分の点数に×100/135をして、100点満点に換算します。
西京高校エンタープライジング科の場合は、さきほどの135点満点の自分の点数に×150/135をして、150点満点に換算します。
西京高校エンタープライジング科においては、他の専門学科よりも報告書(内申)を重視していることが伺えます。
③前期選抜における面接試験について
面接試験は、10分程度の集団面接が多く、複数の面接官によって行われることが多くなっています。
質問に関しても、簡単に答えられる内容が多く、そこまで深く聞かれることは少ないようです。
よく、「面接が不安だ」という声を耳にしますが、最低限のマナーをもって面接に挑めば、それが原因で不合格になってしまう可能性は、あまりないと考えてもいいでしょう。
【普通科受験の場合】
普通科の前期選抜では、面接試験はほとんどの高校で実施されていますが、配点比率は高校によって様々です。
「①学力検査:②報告書(内申):③面接=150:135:30」の高校がもっとも多くなっています。
全体に占める面接の割合は、約9.5%
つまり、10%にも達しません。
学校によっては、多少の誤差はありますが、このような配点比率を考えると、面接試験は、そこまで大きく気にする必要がない程度です。
【専門学科受験の場合】
専門学科においても普通科と同じく、ほとんどの学校において面接試験は実施されていますが、一部例外となる学校があります。
例えば、堀川高校探究学科群、西京高校エンタープライジング科A方式1型においては、面接試験の代わりに小論文試験が課されています。
京都府公立高校前期選抜の総括
さきほどもお伝えしましたが、普通科の場合、前期選抜での合格確率はどうしても低くなってしまいます。
しかし、仮に前期選抜で不合格だったとしても、中期選抜で再チャレンジできるので、前期選抜の志望校を安全校にする必要はありません。
前期選抜で不合格になるのが嫌だからと、安全校を選んでしまい、合格となると、中期選抜で自分の本当に行きたかった高校へチャレンジすることができなくなってしまいます。
そのような勿体ない事態を避けるため、倍率などに惑わされず、行きたい高校を受験することをお勧めします。
なお、専門学科が第一志望の場合は、前期選抜がすべてです。
難易度の高い学校独自問題を解く必要があるため、万全の準備が必要です。
ですが、ただやみくもに難しい問題を解くだけではなく、盤石な基礎力の上に応用を積み重ねていく必要があります。
逆に、基礎が完璧に身に付いている人であれば、十分に合格する可能性はあります。
「難しそう、、、大手の集団塾に行かないと合格できない、、、」といった周りの声に惑わされず、着実に歩みを進めることが大切です。
中期選抜概要
例年、3月初旬に実施されています。(令和4年度は、3月8日(火)でした。)
前期選抜ですべての定員を募集する学科以外のすべての学科で実施されます。
一部の専門学科では、中期選抜が行われますが、冒頭で挙げた、堀川高校探究学科群、嵯峨野高校京都こすもす科、西京高校エンタープライジング科、山城高校文理学科などの専門学科は、前期選抜ですべての定員を募集していますので、中期選抜はありません。
下は、令和4年度の中期選抜志願者等一覧表です。
前期選抜の際に例に挙げた、鴨沂高校ですが、倍率が一気に下がっていることが分かります。
普通科を受験する人は、中期選抜でなんとしてでも合格を勝ち取る必要があります。
中期選抜の検査項目について
①学力検査(英語・数学・国語・理科・社会)、②報告書(内申)にて選抜が行われます。
①学力検査と②報告書(内申)の比率は、200:195となっており、395点満点で合否が決まります。
前期選抜と比較すると、面接などの検査項目がない分、学力検査に集中できることになります。
①中期選抜における学力検査について
学力検査は、英語・数学・国語・理科・社会の5教科となっており、中期選抜を受験する生徒はすべて同じ内容の共通問題となっています。
各教科40点満点で、合計200点満点となります。
②中期選抜における報告書(内申)について
中期選抜の報告書(内申)は、2月10日時点の記録で作成されることになっています。
つまり、中期選抜には、中3の学年末考査の成績も加味されるわけですね。
中期選抜においては、学力教科(英語・数学・国語・理科・社会)と実技教科(保健体育・技術家庭・美術・音楽)の扱いが異なります。
学力教科(英語・数学・国語・理科・社会)は、(各学年ごとに5点満点×5科目の25点満点)×3年分=75点満点となり、前期選抜と変わりありません。
一方、実技教科(保健体育・技術家庭・美術・音楽)は、(各学年ごとに5点満点×4科目の20点満点)×3年分=60点満点となり、ここまでは、学力科目と同じなのですが、実技科目は、これからさらに2倍された120点が満点となるのです。
最終的に、学力教科と実技教科を合わせた195点満点の報告書(内申)となります。
皆さん、どうお感じになるでしょうか。
いわゆる副教科の評定は2倍になるのです。
このことからも、定期考査における副教科の重要性がわかることと思います。
※個別指導エミオンでは、定期考査前に副教科対策会を実施しています。
外部の方も参加可能ですので、是非お越しください。
副教科にあまり時間をかけることはできませんが、高校入試に向けては決して手を抜くことはできません。
中期選抜における合格者決定方法
中期選抜における合格者の決定方法は、とても煩雑です。
「令和4年度京都府公立高等学校入学者選抜概要」には、以下のような図が掲載されているのですが、初めて見るとなにがどうだかよくわからないのです。
少しかみ砕いて説明します。
まず、前提として、京都府公立高校中期選抜は、出願の際に、「(ア)第1志望/第1順位、(イ)第1志望/第2順位、(ウ)第2志望」と3つの高校を書く欄があります。
なお、必ずしもすべて書く必要はありませんし、最近は書かない生徒も多くなってきています。
ここから先は、具体的なイメージを膨らませるため、先ほどの令和4年度の鴨沂高校普通科を例に順を追って考えてみましょう。
【STEP1】第1志望の第1順位に出願した志願者を対象に、「学力検査の点数」と「報告書(内申)の点数」に基づいて、上位90%を合格させます。
鴨沂高校の中期選抜においては、募集定員は168人なので、その90%である151人を、鴨沂高校を「第1志望/第1順位」として出願した人の中から決めていくわけです。
【STEP1】の上位90%をどのように決定するか、については【STEP1-1】【STEP1-2】の2段階があります。
【STEP1-1】「第1志望第1順位の志願者」の「学力検査の点数」と「報告書(内申)の点数」を分け、それぞれの順位ともに募集定員の上位90%に入っている人を合格させます。(Aさんは、学力検査では○○位、報告書(内申)では、○○位と順位付けを行い、それぞれ募集定員の上位90%以内であれば合格させる、といった具合です。)
「鴨沂高校を第1志望第1順位とした志願者」を「学力検査の点数」と「報告書(内申)の点数」に分け、それぞれで順位付けします。
そして、「学力検査の点数」の順位、「報告書の点数」の順位、ともに募集定員の上位90%、つまり151位以内に入っている志願者を合格とします。
【STEP1-2】【STEP1-1】で合格とならなかった人の、「学力検査の点数」と「報告書の点数」を合計し、その上で高い順に募集定員の90%になるまでの志願者を合格とします。
仮に、【手順1ー1】で合格とできた人が140人しかいなかったとすると、残りの11人(151-140)は、現時点で合格が決定していない「鴨沂高校を第1志望第1順位とした志願者」のうち、「学力検査の点数」と「報告書(内申)の点数」の合計が高い順に合格させることになります。
【STEP2】「(第1志望第1順位とした志願者のうち、ここまでの手順で合格とならなかった者)+(他校を第1志望第1順位で合格範囲外となった第2順位希望者)」を対象に、残り10%を決めていきます。
この時、「学力検査の点数」と「報告書の点数」の合計点で争います。
「鴨沂高校を第1志望第1順位とした志願者」には、非常に苦しい状況になってきました。残り10%、つまり17人分の席は空いているのですが、ここでは、「鴨沂高校を第1志望第2順位とした志願者」という、いままで以上の強敵が現れるからです。「鴨沂高校を第1志望第2順位とした志願者」は、通常鴨沂高校よりレベルの高い高校を第1志望にしています。おそらく「学力検査の点数」も「報告書(内申)の点数」も一段と高いはずですので、ここでなんとか滑り込むのは至難の業となってしまうのです。
【STEP2】までで、募集人員に達した場合は、終了となります。
もし、募集定員に達していなかった場合は、最終の【STEP3】に移ります。
【STEP3】既に合格が決定した人を除き、第2志望で出願した人の「学力検査の点数」と「報告書(内申)の点数」を合計し、高い順から募集定員に達するまで合格とする。
ここまで鴨沂高校を例に見てきましたが、鴨沂高校のような人気行の場合、STEP3まで進むことはありません。STEP3があるのは、ごく一部の高校だけと考え、それまでに決着をつけれるようにしていきましょう。
かなりややこしいシステムではありますが、簡単にいえば、上位90%に入ることが極めて重要ということになります。
中期選抜総括
中期選抜は、京都府公立高校入試において、いわばメインの試験です。
特に、副教科の評定が2倍になる、というところに注意が必要です。
主要教科の成績は安定しているけども、副教科はさっぱり、という人が意外と多くいますので、この事実を重く受け止め、これからの学習に生かしていきましょう。
反対に、主要教科の成績はイマイチだけど、副教科は抜群!という場合は、大きなチャンスです。
この中期選抜の制度をうまく利用して、希望する高校への切符をもぎ取りましょう。
後期選抜概要
後期選抜は、ここまでの前期選抜・中期選抜を経てなお募集定員に相当程度達していない高校のみが行う試験です。
①学力検査(英語・数学・国語)、②報告書、③面接の結果を総合的に判断されます。
なお、学力検査は、英語・数学・国語の3科目で各30点満点の合計90点満点となります。
ちなみに、令和4年度の後期選抜は、こちら。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、京都府公立高校入試制度について、前期選抜から中期選抜、後期選抜にわけて見てきました。
京都府公立高校入試制度は非常に複雑な面もありますが、中学3年間の日頃の学習が適切に評価される試験となっています。
どの選抜にしても、中1から中3までの成績が平等に報告書(内申)に反映されます。
このことからも、中1の1学期中間テストから安定して良い成績を取ることの重要性をお分かりいただけたかと思います。
特に、ここに挙げてきた専門学科を受験しようと考えている人は、たった1回の定期テストも失敗することは許されない、と考えておきましょう。
「当日点さえ良ければいい」といった安易な考えは捨て、継続的に学習に取り組んでいきましょう!
そうすることで受験直前に右往左往することなく、確実に自分の志望校にたどり着くことができるはずです。
なお、この記事に書いてあることは、京都府公立高校入試制度の一部に過ぎません。
京都府には多種多様な高校がたくさんあります。
書ききれていないこと、説明が足りていないところも、多くあります。
京都府公立高校入試制度について、お聞きになりたいことがございましたら、お気軽に教室(075-432-8133)までお問い合わせください。
皆さまが後悔なく高校入試に挑めるよう、精一杯サポートをさせていただきます。
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