小説家になろう・作家組合を作りたい
山田「いやぁ……なんかスッキリしたよぉ」
助手『そら、良かったです』
山田「なんか今回のことで考えたんですけどね。――今後、作品への批判が度を越してきてさ、誹謗中傷にまで発展してって――そういうのが増えていくかもしれないじゃないですか? これは、私に限らず、皆にね」
助手『そうねぇ。これも時代――で片付けたら、あれやけども』
山田「そうそう、誹謗中傷の時代ですからねぇ。こういう時には、やっぱり、横のつながりって大事じゃないかなぁと思って。――小説家の組合みたいなの、あったらいいなと思ったのよね」
助手『はぁ、どういうことです?』
山田「月額三百円とか、五百円とか、払えば入れる作家の組合。――プロ・アマ問わず、小説をサイトとかに作品を公開している人は入れるわけ」
助手『ほう、ほう……その組合は、具体的にどういうことをしてくれるの?』
山田「まず、皆から集めた会費から、有能な弁護士を雇うわけ。誹謗中傷の対応とか、知的財産系に強い弁護士ね」
助手『なるほどね。なんかあったら、会員なら、気楽に相談できるわけだ』
山田「そう。ここで大事なのは、話だけ聞いて『それは訴えるの、無理ですね』って門前払いせずに、やるだけはやって欲しいよね。――作家さんの要求が通るよう、法的に根拠があるように、書状の内容とかを考えてくれて――少なくとも、最大限の努力はしてほしいね」
助手『確かに、やるだけやってくれた、いうんがあれば、気持ちの整理がつきやすいかもなぁ』
山田「それで、相談があった件は、全部クリアにHPに経過をUPしていけばさ、案件がたまってきて、皆、参考になるじゃん? あと、それを読んだ人が、『あ、あの作家さん、そんなことあったんだぁ。可哀想。なぐさめておこ』ってなるかもしれないし。誰かに優しく寄り添ってもらえたら、筆を折ろうと思っていた作家さんもさ、気持ちが変わるかも」
助手『そういう組合って、現状、どっかにないんかいな?』
山田「詳しくないから、よく分かんないんだよねー。あったら、入りたいわぁ」
助手『作っちゃえば?』
山田「じゃあ、懸賞金で用意した三億、使いますか?」
助手『いや、それは貯金しとけ。そもそも三億、あるんかいな、君は』
山田「なんか親切な人がおってねぇ。貸してくれるって」
助手『危なっ……! 逃げろ、すぐ!』
山田「なんで?」
(突然、物が倒れる音)
助手『え、おたくさん、誰ですか? あ、ちょっと、持ち上げて運ばないで……違うんですぅ、私、山田とは無関係で……ひぃ!』
山田「え? 三億に利息がついて、今、五億になってるの? ――あ、ちょっと――心臓売るって、あなたね――私、心臓は一個しかないんですよ! 取るならせめて、腎臓にして!」
ヤマダーシーch(完)
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