漫画『美味しんぼ』での本府の災害廃棄物処理に関する記述について

更新日:2020年2月25日

平成26年12月10日に発売された漫画「美味しんぼ」単行本111巻の記述について

 平成26年12月10日に発売された単行本「美味しんぼ111巻」では、作中の記述が修正され、巻末にも説明が
追加されましたが、大阪府がこれまでお伝えしているように災害廃棄物の処理は全て安全に終了しています。

災害廃棄物受け入れの安全性について
大阪府、大阪市が行った、災害廃棄物の広域処理は、岩手県からの要請を受け、岩手県宮古地区(宮古市、岩泉町、田野畑村)
の災害廃棄物を受け入れました。
受け入れに際しては、宮古地区において放射性物質の濃度を測定するなど安全を確認し、運搬、焼却など処理の各過程でも
空間放射線量率などを測定し安全を確認しています。
その結果
各過程の空間放射線量率については全て受け入れの前後で値に変化はなく、安全に処理していることを
確認しています。

平成26年5月12日に発売された週刊ビッグコミックスピリッツに掲載された漫画「美味しんぼ」の記述について

 平成26年5月12日に発売された小学館の週刊ビックコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」に
本府の災害廃棄物処理に関連する記述がありましたが、下記のとおり、作中の記述にあるような状況
は認められず、災害廃棄物の処理は全て安全に終了していますので改めてお知らせします。

作中の記述について
「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、
放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています。」
「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです。」

これについては、大阪市が、処理を行った焼却工場の存在する此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に
確認をしましたが、処理中においても、その後においても、そのような状況は認められませんでした。

また、今回の記述については、大阪府及び大阪市は事前の取材は一切受けていません。

なお、大阪府及び大阪市は、平成26年5月12日、雑誌発行元の小学館に対して抗議を行いました。

今回のことを受けて、メディアの方々も放射能の影響については、有識者の見解など正しい情報を発信して
いただいています。
大阪の状況について、いま一度、正しい情報を発信するため知事が記者会見を行いました。

     会見説明内容  全体はこちら

災害廃棄物の受け入れに関する測定結果などの詳細は下記をご参照ください。

『岩手県の災害廃棄物の受入れについて(処理は終了しました)』はこちら
『東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理関連情報』はこちら


このページの作成所属
環境農林水産部 循環型社会推進室資源循環課 施設整備グループ

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