ひとつの卵に、いくつもの想いをこめて。
安全・安心な卵は、こんな人に支えられています。
アキタで働くすべての人が、さまざまな現場から「厳格仕様」を支えています。
誰ひとりが欠けても、安全・安心は守れない。一人ひとりが徹底した高い意識で、卵を見守っているのです。
生天目 誠いすみポートリー 成鶏部門
結果が出たときの達成感や、やりがいはとても大きい。
私は、卵を産む鶏を管理している成鶏部門に所属しており、部門内の全責任を担う部門長として働いています。現場での作業はもちろんですが、部下の教育や指揮監督も大切な仕事のひとつです。そして、部門の従業員が働きやすい職場を目指すため、工夫すれば改善できることなどを日々考え、実行しています。また、部門の従業員と上司とのコミュニケーションが円滑になるようにも心がけています。
私が今の仕事に魅力を感じていることは、365日違う刺激を受けることです。雛は生き物であるため、いつも同じ状態であることはあリません。そのため、常に目の前にいる雛に向き合い、その雛にあったベストな育成を考えなければなりませんが、その分、結果が出たときの達成感や、やりがいはとても大きいです。また、様々なことにチャレンジできる機会が多いことも、魅力のうちのひとつになっています。
若手が活躍するチャンスを大切にする企業風土が根付いています。日常的に親しまれ、食べられている卵の生産現場に携わりたいと考えている人はもちろん、最先端の設備や技術を通して安全・安心な農業に貢献したいと考えている人であれば、きっと手応えを感じられる会社だと思います。
浅沼 初音研究開発部
卵や鶏の新たな発見に、いまでもワクワクする日々です。
大学で動物関係のことを学んでいたので、「食品系で動物と携われる仕事をしたい」という想いからアキタに入社しました。
今、在籍している研究開発部の主な仕事は、飼料の配合設計です。栄養や原料の組み合わせを考えながら、生産成績の改善や新商品の開発などを行っています。卵は、私たちにとって非常に身近な食材ですが、まだまだ知られていない部分があります。試験や調査をする機会が多いので、新しい発見をしたときには、「卵って、鶏って、すごいなぁ」と感じます。
新商品の開発では、マーケティング調査などを行って、「どのような商品が消費者に求められているのか」ということを考えています。ただ、やはり卵は本来ヒナをつくるためのものであるため、消費者が望んでいる卵を必ずしも実現できるかというと、そうではないところが非常に難しいところです。
アキタがスゴいところは、生産のすべてを自社で行っているところ。私は、「自分でつくっているということを実感できる生産者になりたい」という想いが強かったので、一番大事な生産という部分を人任せにせず、本当にその商品に責任を持ってつくる生真面目さと誠実さがあるアキタの魅力に惹かれました。
松岡 誠飼料工場
まずは、やってみる。そういう人材を求めています。
アキタの飼料工場は、アキタの農場のためだけに運営されています。そのため、鶏卵専用の飼料を製造できるところが、他社の飼料工場と全く違うところです。
ここで製造された飼料が、直接、アキタの農場に送られるため、少しでも飼料に問題があると、大変な事態を引き起こす原因となります。だからこそ、常に整理、整頓、清掃、清潔、しつけの「5S」を大切にし、世界で一番きれいな工場を目指して、日々業務に取り組んでいます。その結果、「卵が美味しい」とか、「業者の方からアキタの卵は安全で安心だよね」と言ってもらえることに、一番やりがいを感じています。
これから入社する人に持っていて欲しいことは、「目指すゴールを想像したら、あれこれ考えず、まずはやってみる」というポジティブな意識です。もちろん、「想像したことが全部できるのか」と言ったら無理かもしれません。でも、最初からダメだと諦めてしまうのではなく、「どうすれば、実現できるのか」という想いを持って頑張る姿勢が大切です。なぜなら、そうした姿勢が真のプロフェッショナルになったときに、今まで見ていた景色とは違った世界を見せてくれるからです。
渡邊 知宏富士山ポートリー 育成部門
富士山は、鶏にも、働く人にもいい環境です。
富士山の一合目にある農場の育成鶏舎で、ふ卵工場から運ばれて来たヒナを、卵を産む成鶏になるまで育てる仕事をしています。ヒナを育てることは、人間で言うと赤ちゃんを育てるようなものです。ヒナは環境の変化に非常に敏感で、ちょっとした温度の違いなどが、水やエサの摂取量にも影響します。そのため、繊細な管理が必要となります。日々、ヒナの様子を気にかけながら仕事をすることは大変ですが、どんどん成長していくヒナの姿にやりがいを感じています。
私が働いている育成鶏舎は、小さなヒナを育てるため、アキタの中で最も防疫体制が厳しい鶏舎です。毎朝、農場に着くと、私服から制服に着替えて育成鶏舎の事務所に行き、そこで制服から青いつなぎに着替えます。さらに、育成鶏舎の更衣室で白いつなぎに着替え、ようやく作業に取りかかることができます。
アキタへ入社したきっかけは、もともと大学で畜産を学んでいましたが、アキタの会社説明会に参加したときに、「自分が想像していた養鶏とアキタの養鶏は全く違う」と感じたからです。徹底したバイオセキュリティのための防疫体制が、厳格に実施されていることに強く惹かれました。
農場では鶏の管理も重要ですが、施設を動かしている機械を管理することも、とても重要な仕事です。畜産を学んできた人に限らず、工学分野を学んできた人とも、一緒に働くことができれば嬉しいです。
藤井 治人生産管理部
これまで以上にアキタは、日本だけではなく、世界においても存在価値を高めていく。
生産管理部の次長をしています。主な職務として、鶏が予定どおり品質の良い卵を産んでくれるように、健康維持などを助ける仕事をしています。また私の場合は、鶏や農場設備などの海外との取引を行うため、社長に同行して海外出張することも少なくありません。そのため、仕事上の取引以外に、海外での養鶏技術をたくさん学ぶことができています。
海外ではもちろんのこと、国内においても、「安全を約束している卵」は、それほど多くは存在しません。鶏卵技術の進んでいる欧米であっても、安全性という点では、アキタのほうが先をいっていると言えます。そのような世界的な状況から見ても、これまで以上にアキタは、日本だけではなく、世界においても存在価値を高めていくことになると思います。
学生の皆さんへのアドバイスとして、アキタで働くためには、まず生き物が好きであること。そして、鶏をよく観察して鶏に何が起こっているのかを知ろうとする姿勢が、何よりも大事です。また、これからはそれだけでなく、鶏や卵の知識はもちろんのこと、語学力やグローバルな視点で発想できる人がいっそう求められると思います。
小濱 彩里東京本社 人材開発室
アキタというチームの中で、強みを伸ばしてほしい。
人事部の業務は、採用、研修、労務管理、評価制度の運用などです。会社から見たお客様は、卵を買っていただく方々ですが、私のお客様は社員の皆さんです。人事部の業務で何よりも大切なことは、社員や組織の状況をよく知ることです。例えば、人が足りていない事業所があれば採用を考え、事業所に活気がないようであれば研修するなど、常に事業所に刺激を与え、成長を促します。また、タレントマネジメントとして、適切なポジションの確認や活躍できる業務への配置転換など、社員のパフォーマンスを十二分に発揮できる環境を考えています。そして、期待に応え、目標を達成した人には、成果に応じた報酬やさらに大きな役割が与えられるように環境を整備しています。
人事部としてやりがいを感じるときは、採用した人が活躍している姿を見たときや、労務管理、評価制度の運用などによって働きやすい環境を整備した結果、生き生きとした社員の姿を見られるときです。
アキタは、ものづくりに対して非常にこだわりを持った会社です。そして、こだわりを創り出せるのは、向上心を持ち続け、真面目でへこたれず、物事に熱中できる仲間や環境があるからです。
私は、この仲間や環境の中で、一人ひとりが何か強みを持って欲しいと考えています。自分自身に強みがあれば、組織の中で特長を出し、新たな意欲や自身につながっていきます。
ぜひ、アキタというチームの中で、自分を向上させ、可能性をひろげていってください。
あらゆる部門の人が見守る。
だから、確かな安全・安心をお約束できるのです。
世界一安全・安心・新鮮な卵をお届けするために、
アキタがたどり着いた答えは、飼料はもちろん、種鶏から鶏卵出荷までのすべての工程を自社で行う、
日本で唯一の「完全直営一貫生産システム」でした。
それぞれの施設は、コンピュータで管理されていたり、人の手を触れることなく、衛生的に鶏卵出荷まで行われていたりと、すべてが自動で行われるように見えるけれども、卵がお客さまの手に届くまで支えているのは、やっぱり人。
「食材」を守る責任と、「動物」を想う、社員の一人ひとりが、今日も、確かな安全・安心をお約束するために、卵を見守っています。