The safe egg for life 安全・安心・新鮮な
たまごを追求して半世紀

アキタフーズでは、通常では外部事業に委託される種鶏、ヒナのふ化、
飼料配合から卵の出荷まで、全工程を自社の一貫生産管理でチェックしています。
「一貫生産=鶏卵生産農場のみ」という名ばかりの一貫生産が多い中で、25段階の
「アキタ式HACCP」のSE(サルモネラ菌)チェックで、世界基準の衛生管理を実施。
世界でも稀な、これだけの厳しい衛生管理システムだからこそ、
真の安全・安心をお約束できるのです。

日本唯一の完全直営ー貫生産システム

飼料工場FEED MILL

ヒナの育成から、卵を産む鶏(採卵鶏)、その親鶏(種鶏)まで、
全ての過程で安全なアキタフーズ独自の栄養設計された飼料を採用。
出荷後も原材料までさかのぼってトレースできる、徹底管理を実現しています。
SEチェック
●飼料製品

  • 1種鶏農場

    PARENTS STOCK FARM

    世界で最も高品質とされる「ハイブリット鶏」を種鶏に。
    この種鶏が産んだ有精卵からヒナが誕生し、採卵鶏へと成長します。
    SEチェック
    ●種鶏ヒナ導入前 ●種鶏ヒナ導入直後 ●育成期間 ●成鶏期間 ●作業従事者 ●水及び環境

  • 2ふ卵工場

    HATCHERY

    有精卵はふ卵工場へ移され、約3週間、24時間体制の徹底管理のもと、大切に見守られます。
    SEチェック
    ●ふ卵工場 ●ふ化直後 ●作業従事者

  • 3育成農場

    REARING FARM

    有精卵からふ化したヒナは、すぐに胎便チェックやサルモネラ菌に対する安全性を確認。全てのチェックをクリアした雌ヒナだけが、育成農場で採卵鶏として育てられます。
    SEチェック
    ●ヒナ導入前 ●育成期間 ●作業従事者 ●水及び環境

  • 4採卵農場

    LAYER FARM

    温度、換気量、光量をコンピュータで管理し、採卵鶏にとって理想的な環境を実現。周辺の衛生観光まで考慮した、安全な体制の農場で、製品となる卵が生産されます。
    SEチェック
    ●若雌導入前 ●成鶏期間 ●作業従事者 ●水及び環境

  • 5GPセンター

    GRADING &
    PACKING CENTER

    採卵農場で生産された卵は、人の手に触れることなく、GPセンターへと運ばれます。
    洗卵・消毒・殺菌・乾燥処理が行われ、高精度の専用マシーンで、品質検査と選別・パッキングが行われます。
    SEチェック
    ●洗卵 ●保管 ●作業従事者

  • 6鶏卵センター

    EGG STOCK POINT AND DELIVERY CENTER

    パック詰めされた新鮮な卵は、食品衛生法で義務づけられた情報と「厳格仕様」マークの付いたラベルが貼られ製品化。温度管理のできる抗菌仕様トラックで全国に向けて出荷が行われます。
    SEチェック
    ●輸送 ●保管 ●作業従事者

  • 7出荷

    DELIVERY

    出荷に当たっても、自社の流通システムを構築。様々な検査や洗卵、消毒、選別、検卵などが行われた新鮮な卵は、「完全直営一貫生産システム」のもと、産卵の翌日には店頭に並びます。
    SEチェック
    ●輸送 ●保管 ●配送 ●作業従事者

研究所LABORATORY

「P3」レベルの実験室と、最新鋭の研究開発機器を完備した自社研究所。
世界基準の安全管理体制「アキタ式HACCP」の監査・分析を行い、サルモネラ菌(SE)などへの防疫対策に取り組むなど、「厳格仕様」の品質を支えています。

飼料工場FEED MILL

安全・安心な自社独自の配合飼料で、全鶏群を飼育。

アキタフーズの飼料は、すべてアキタフーズ独自の栄養設計により配合、製造しています。安全性の確保及び品質の改善に関する法律(飼料安全法)の適合はもちろんのこと、飼料原料は、すべての成分検査でその栄養成分と安全性を確認。選び抜かれたこだわりの原料だけを使用しています。もちろん、抗生物質、合成抗菌剤などの薬品類は一切無添加。アキタフーズの一貫生産システムの原点が、この自社配合飼料製造です。

厳選した原料から安全・良質な飼料を製造。

「エサづくりは、おいしい卵の原点」と言われるほど。アキタフーズでは、 主原料をトウモロコシにし、大豆油粕や菜種油粕を副原料として、ビタミン、ミネラル類などの微量成分もバランス良く配合。さらには卵の殻を作る石灰石の粉やカキ殻などをカルシウム分として添加するなど、独自のコンピュータ管理によるパーフェクトに栄養設計された飼料を製造し、グループ内の各農場へ専用トラックで直送。良質なアキタフーズの卵の生産と直結しています。トレーサビリティーシステム導入済み。

1種鶏農場PARENTS STOCK FARM

種鶏となる「ハイブリッド鶏」の導入から、厳格な検査を実施。

アキタフーズは、安全・安心・新鮮な美味しい卵のために、卵を産む鶏のさらに親にあたる種鶏からこだわっています。そして、育種改良をくり返し産まれたのが、世界で最も高品質とされる「ハイブリッド鶏」。完全直営一貫生産システムは、この「ハイブリッド鶏」がすべてのはじまり。その導入時から独自の高レベルな検査を実施し、病原体の侵入を防ぐバイオセキュリティのもと、安全な鶏だけを種鶏として迎え入れます。

2ふ卵工場REARING FARMS

ヒナのふ化を、3週間・24時間体制で大切に管理。

優秀な「ハイブリッド鶏」が産んだ有精卵は、種鶏農場からふ卵工場へと移され、コンピュータ管理されたふ卵機の中でヒナにかえるのを待ちます。ウイルスや細菌の侵入を防ぐバイオセキュリティの中、適切な温度と湿度、さらには清浄な空気など、ヒナのふ化に理想的な環境を整え、約3週間・24時間体制で大切に見守っているのです。

3育成農場HATCHERY

成鶏になるまでの4ヶ月間に、何度も健康診断を実施。

ふ卵工場でかえったヒナたちは、胎便の検査を行い、様々な面から安全性をチェック。すべてをクリアした雌ヒナだけが育成農場へと送られます。育成農場では、ヒナたちが過ごしやすいよう、最適で清潔な環境が保たれ、コンピュータによりヒナの成長を徹底管理。卵を産む成鶏となるまでの4ヶ月の間には何度もヒナの健康診断を行い、常に雌ヒナの状態を把握しています。

4採卵農場LAYER FARMS

全農場の窓をなくした、クリーンな鶏舎。

アキタフーズでは、種鶏農場から卵を産む鶏(採卵鶏)の採卵農場まで、すべての鶏舎で、まったく窓のない環境を実施しています。このウインドレス(窓なし)鶏舎の導入で、害虫や野鳥をはじめ、あらゆる病原体を防ぐバイオセキュリティ体制を確立。クリーンな環境で卵と鶏が管理されているので、鳥インフルエンザなどの心配もありません。

鶏が快適に過ごせるよう、温度・換気量・光量をコンピュータ制御。

育成農場で大切に育てられた雌鶏は、産卵に向けて次は採卵農場へと移されます。
この育成段階と採卵段階の環境づくりは、鶏の健康状態、そして卵の品質に重要な影響を及ぼすため、アキタフーズでは全農場を大規模生産農場として整備しているのです。温度・換気量・光量をコンピュータが制御し、一年を通じて鶏にとって理想的な環境を実現。衛生管理も、バイオセキュリティも万全な体制で、高品質卵の産卵をサポートしています。

5GPセンターGRADING & PACKINGCENTER

HACCP原則に基づいて、入念に洗浄・消毒・乾燥を行っています。

採卵農場で産まれた卵は、人の手に触れることなく、洗卵・パッキングのためにGPセンターへと送られます。これは、卵の衛生状態を確実に守るためのもの。GPセンターに運び込まれた卵は、HACCP原則に基づいて入念な洗浄・消毒を実施。最後に十分に表面を乾燥させ、衛生的で高品質な美しい卵が完成します。

3段階の品質検査で、高品質卵を正確に選別。

洗卵が終わった卵は、その直後から品質検査が行われます。まずは、目視による汚卵・奇形卵の検査を行い、次に自動ひび検出装置で目に見えないようなひびまでチェック。最後に血卵検出装置で問題のある卵を排除します。この高精度な設備による検査に合格した高品質卵は瞬時に重量選別を行い、パッケージングラインへと回されて、「厳格仕様」の製品となるのです。

6鶏卵センターEGG STOCK POINT AND DELIVERY CENTER

自社配送で、新鮮な卵をスピーディーに食卓へ。

パッキングされた卵は、食品衛生法で義務づけられた情報と「厳格仕様」のマークが貼られ、ようやく製品となります。そして配送も、温度管理のできる抗菌仕様トラックで、その日のうちに鶏卵センターへ。産卵の翌日には店頭に並び、新鮮で安全・安心な高品質卵をお客様にお届けしています。

7出荷DELIVERY

出荷に当たっても、自社の流通システムを構築。

この時点でも衛生品質管理のため
輸送、保管、配送、作業従事者について綿密にSEチェックが行われます。
様々な検査や洗卵、消毒、選別、検卵などが行われた新鮮な卵は、
「完全直営一貫生産システム」のもと、産卵の翌日には店頭に並びます。
たまごの生産工程のすべてを記録してあるから、消費者がトレーサビリティーシステムを
利用することで出荷後も飼料までさかのぼって、工程の全てを追跡できるようになっています。

研究所LABORATORY

業界で唯一の自社研究所「CAFラボラトリーズ」。

世界基準の安全品質管理システムを構築するために、アキタフーズでは1990年に自社研究所「CAFラボラトリーズ」を開設しました。衛生管理・品質管理体制にはじまり、各農場や施設の危害要因の分析、管理基準の確立・監査、生物学的・物理的・化学的な検証・記録を実施。厳しい基準を設けることで、高い安全水準を保つ努力を行っています。 ※CAFラボラトリーズ:C=Consumer's (消費者)、A=And, F=Farmer's(農場)を表し、消費者と生産者のための研究所を意味しています。

「P3※」レベルの実験室を完備しています。

卵の最大の危害要因はサルモネラ菌(SE)の汚染と言われています。自社研究所「CAFラボラトリーズ」では、病原性検査において「P3」レベルの気密性を誇る最新の設備群を装備。サルモネラ菌感染の予防薬の開発では、世界で2番目にSE不活化ワクチンの販売の国家承認を得るなど、最先端の研究を行っています。卵の安全·安心のために、病原体検査が行える実験室を持っているのは、業界ではアキタフーズだけだと言えます。 ※生物の物理的封じ込め(physical containment)とは、生物材料の外界拡散防止のため、設備・実験法など物理的手段により閉じ込めること。
生物の潜在的危険性によりP1から最高P4までのレベルがあります。

25段階の検査を即日判定し、安全な卵をスピーディに出荷。

厳格なアキタ式HACCPによる25段階のSEチェックの検査分析も、「CAFラボラトリーズ」の重要な役割。通常、外部の検査機関に依頼した場合2週間が必要なところを、自社研究所で100%内製化することで早期判定を実現しています。万一、サルモネラ感染が発見されるという緊急事態が起こっても、迅速に対応することが可能で、感染の拡大を最小限にとどめられます。自社研究所を持つことで、「確実に安全·安心な卵の出荷」を高いレベルで実現しているのです。