鉄拳女子ゲーマーたぬかなーー良いことしたら褒めて!悪いことしたら叩いて!(後編):倉持由香のゲーマー交遊録【第10回】

倉持由香

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■前編記事

倉持由香のゲーマー交遊録【第10回】:たぬかな(前編)

尊敬する選手はマキシ、ゆうゆう、ノビ

倉持:尊敬しているプレイヤーを3人挙げていただけますか?

たぬかな:
1人はマキシさんです。現在は一線からは退いているんですけど、ゲーセンの女性店員の方です。以前は女性プレイヤーといえばマキシさんで、闘劇などにも出場されてました。私はマキシさんにお世話になったし、鉄拳も教えてもらいましたね。大会前に「私の極秘ネタノートあげる」と言われて、いただいたこともあるぐらいです。

昔から尊敬してますけど、今でも尊敬していて、好きですね。すごく性格も良くて、人望もある点も憧れます。

倉持:優しくて強いなんて素敵な方ですね! あと2人目は?

たぬかな:
ゆうゆうさんです。マキシさんに誘われてオフ会へ行ったことがあるんですけど、そこで見たゆうゆうさんが印象的でした。当時からすごく強くて私はファンだったですよね。徳島から車で対戦しにいったこともあるぐらいで、そのときは10連敗して気持ちよく負けて帰りました(笑)。

結婚出産で一度鉄拳をやめられましたが、獣道で戻って来てくれたのはうれしかったですね。

私の周りでは不仲説を煽られてますけどね(笑)。

倉持:女性同士、同キャラということで、獣道はかなり盛り上がりましたもんね! 獣道で何か心境は変わりましたか?

たぬかな:
対戦前はボコボコにされたらどうしようってビビってたんですけど、いい勝負できたと思います。ゆうゆうさんに強くなったところを見せることができてうれしかったですね。それまでは、一生勝たれへん! と思ってたので。

倉持:中国大会では決勝戦でゆうゆうさんと対戦されましたよね。

たぬかな:
1戦目でサブキャラを出してボコボコにやられましたが、メインキャラで持ち直してなんとか勝てました。

倉持:
サブキャラを使った理由は?

たぬかな:
同キャラ戦にあまり自信なかったんですよね。私も同キャラは得意なんですけど、それよりもゆうゆうさんがもっと得意だったので、対策されてないといいなって思ってサブキャラ出しました。でも、対策されてて、ちょっと待って! ってなりました(笑)。「わかった、もうメインキャラで戦うよ」って感じでした。

中国大会は内容が良くないという自己分析なんですが、獣道はすごい良い内容だったと思うんで、結果と内容ってあんまり比例しないって思いました。

倉持:じゃあ、やってよかったですか?

たぬかな:
はい。あんなヒリついた対戦はあまりないですし、今でもあのときの湧き上がる感じを覚えてます。

倉持:では、最後の1人をお願いします!

たぬかな:
ノビさんですかね。ノビさんも、一緒に大会を周らせてもらうことが多くて、野試合にも付き合ってもらってます。ノビさんのすごいところは誰にでも優しいのと、教えるのがすごくうまいことです。

20代前半からゲーセンでインストラクターをやってるから、分析して教えるのがうまいんですよね。私はそういうことができないので、すごいなって。

若い頃はファンキーなやつだったんですよ。でも、今はアンチに何を言われようとも、番組で理不尽な扱いを受けてもどこにも書かないんですよ。

その逆で私は書いちゃうタイプなんですが、そういうときはノビさんからLINEで「そういうの書くのやめろ」って言われます。「ノビさんも昔はそうだったじゃないですか」って言ったら、そういうのはもう飲み込むんやって。

ピンクヘアーのノビさんが……って、そこにびっくりしましたね。私も見習わないとなって。

倉持:ノビさん、大人になってる。

たぬかな:
「もうこの仕事でいきていくって決めたんなら、そういうのは飲み込んでいくしかないから、お前もそうしろよ」って。「オレはたぬかなが言ってるのは面白いからいいねもするし、言ってほしいと思ってる部分はあるけど、仕事的に考えるとやめとけよ」というアドバイスをもらいました。

先輩目線でしんどいことを経験した上でそういうことを言ってくれるので、ありがたいなって思ってますね。

倉持:以前、この連載でどぐにゃんに話を聞いたときに、たぬかなさんはアンチに言われて傷ついたりしやすい繊細な子なんですと言ってました。

たぬかな:
そうですね。アンチなどの低い土俵に降りるなって言われるんですけど、「うるさい! 私はここで戦ってるんだ。勝つまでおる!」って(笑)。

倉持さんは、アンチに反応したり、何か言ったります?

倉持:私は言わないですね。言うとまた面白がって叩かれたりするので。

たぬかな:
めっちゃむかついたときとか、どうしてるんですか?

倉持:むかつくというか、病んじゃうんですよね。たぬかなさんも出演されてたEVO Japanのレポーターを決める番組、女の子たちが鉄拳をやって、勝った人が選ばれるという企画があったじゃないですか。私は敗者復活トーナメントで優勝したんですけど、諸般の事情でその部分がカットされてしまったんですよね。

それで、最終的に私が選ばれたから「お前なんで勝ってないのに急に出てきた!?」って言われて……。私が画面に出るだけで「番組と癒着女」「枕営業」みたいなアンチコメントがめちゃくちゃたくさん来て、かなり辛かったです。朝起きて現場に向かおうとすると息ができなくなったり脚が動かなくなったりしてキツい時期でした。

たぬかな:
むかつくから戦うっていうのは、人としてありだと思うんですけどね。

倉持:たぬかなさんのメンタルの強さというか、戦う姿勢を学ぼうと思います(笑)。

たぬかな:
とはいえ、スルーが一番大人じゃないですか。私は戦ってお叱りを受けることもあります。そういう意味では、どぐらさんなんかはマンション買っちゃったし、もう戦えないよね(笑)。

倉持:穏便にプロ活動を続けないとローンが返せなくなっちゃいますもんね(笑)。

CAGはどぐら中心のお笑いユニット!?

倉持:CAGはどんなチームですか?

たぬかな:
どぐらさんを中心としたお笑いユニットですかね(笑)。

倉持:たぬかなさんはツッコミ担当?

たぬかな:
フェンくん(フェンリっち)をいじるパワハラ役みたいな感じです(笑)。

CAGは良い意味で変な人がいない。チームに1人でも変な人や性格悪い人がいたら雰囲気悪くなるし、やりずらいと思うんですよ。でも、それがこのチームにはなくて、いいなって思います。

倉持:チームって、だいたい1人は問題児がいてそれが原因で揉めごとになったりすることが多いですよね。それがないのが素晴らしい!

たぬかな:
女性が1人いると変な勘ぐりをすることもあると思うんですけど、みんなびっくりするぐらい私を女として見てくれない。

プレイヤーとして見てくれてるからこそ、普通に同じようにやっていけてるので、いいチームだなって思います。どぐらさんだけはセクハラしますけど(笑)。

倉持:去年、EVO行ったときにたぬかなさんと一緒にプールに入ってたら、どぐにゃんが後からやって来て、「たぬかなの水着姿を見れんかった〜〜!!」みたいなこといってました(笑)。

たぬかな:
どぐらさんの場合は、言うだけで実害ないからいいんですよ。言いたいだけおじさん(笑)。

でも、彼のおかげでコミュニケーションがとりやすくて、「アホ、キモい」言って楽しむみたいなノリです。楽しいチームですね。

倉持:CAGは大阪のチームですが、東京に出たいとは思わないですか?

たぬかな:
東京での仕事も多いので、出たいと思うことはちょっとありますね。でも、チームは楽しいし、大阪も過ごしやすいし、何より東京で車を持つのは無理だと思うので、電車嫌いな私はきびしいかな。

私は車好きなんで、たとえ時間かかってもどこにでも車で行くんです。

倉持:
東京は駐車場も高いですしね。方言って徳島ですか?

たぬかな:
徳島なんですけど、関西弁にもイントネーションが近くて、語尾が少し違うぐらいなんです。独特の言葉遣いもあって、「そうなんだよ」が「そうなんじょ」なんです。

「あばばい」とか「しわしわいきよ」とかもありますね。この「しわしわ」は「ゆっくり」って意味です。でも通じないので、関西弁にしてますね。

倉持:聞いたことないフレーズ! ゲームプレイ中に慌ててたら「しわしわいきよ〜!」って声をかけてみたい(笑)。

+10kgはUber Eatsとお菓子が原因

倉持:レッドブルアスリートになって周りの反応はどうですか?

たぬかな:
やっぱり「レッドブル」って名前を知名度はすごいので、認められたというか。両親にも改めて認められましたね。レッドブルアスリートだからいただける仕事もありますし、本当にありがたいと思ってます。

倉持:アンチと闘ったりすることに対して、レッドブルからはお叱りを受けることはないんですか?

たぬかな:
ないとは言えません(笑)。

私の面倒を見てくれている日本のレッドブルの方が、破天荒さ込みで私のことを好きでいてくれているので、その人がフォローしてくれてるんですよね。レッドブルのイメージが「型破り」「常識外れ」とかあって、そういう意味でいえばマッチしてますよ! みたいな。

いい人に巡り会えましたね。

倉持:ナイスフォロー!

たぬかな:
大会なども見てくれて、応援してくれるのでやる気出ますね。仕事でやってるだけじゃないっていうが伝わってくるし、その気持ちに応えたいです。

倉持:メディアに出ることも増えたと思うんですけど、気を付けてることはありますか?

たぬかな:
メディア露出は、今年になって特に増えました。実は去年のEVOのとき激太りしてたんです……。プロになってから+10kgだったんですよ。ちょうどその頃にUber Eatsを覚えてしまって(笑)。お菓子も好きで家に買い置きしてたから、なおさらですね。

そこからめっちゃがんばって体重を落として、今は7kgは落ちたかな。これをキープしたい!

倉持:最近はショートパンツとかのファッションもされてますよね。

たぬかな:
そう、最近は履けるようにようになった! 今年に入ってからロングしか履いてなかったのは、太ってたからなんです(笑)。

倉持:どうやって痩せたんですか?

たぬかな:
運動が嫌いだから、食べるのをやめて痩せます。

倉持:学生の頃も運動はしてなかったんですか?

たぬかな:
ソフトテニスを3年間やってましたよ。小学校の頃はサッカーもやってたので、運動は好きなんですけど、楽しい運動でないとできないタイプなんです。だから、ジョギングとかはできないので気合いの絶食! ってやるんですけど、不健康な痩せ方するんですよ。筋トレとかもしなきゃなって思い続けて、早2年です。

倉持:年齢を重ねてくると代謝が落ちて痩せにくくなりますしね。ラーメン二郎がおいしすぎて、私も今めっちゃ太ってます(笑)。痩せなきゃいけないけど絶食は無理だなぁ。メディア露出が増えると、プロとして見た目を気にしますか?

たぬかな:
ゲーマーっぽいと言われる見た目には、抵抗感があります。他のメンバーもそうなんですけど、最低限の清潔感は必要だし。

プロとしては、ある程度うまく喋らないといけないのもありますよね。特別な努力をしたわけではないですけど、普段から何か聞かれても答えられるようにしておくっていう心構えはできたかも。

倉持:確かに、この連載の中でもたぬかなさんはかなりやりやすいです。言葉が少ないゲーマーさんだと、「やばい! 次何聞こう、記事のボリューム大丈夫かな!?」と焦るので(笑)。

たぬかな:
私の場合、周りの人が面白いのは恵まれてます。特にどぐらさんは相当面白いんで、真似して喋ってます。そのせいか、最近喋り方が似てるって言われるんですよ。

試合前にじっと見るのは猫の写真

倉持:野試合と大会で意識的に動きを変えたりしますか?

たぬかな:
大会のときは変えますね。やりたいことができなくて負けるのが一番多いパターンなんですけど、まず自分の流れを引き寄せるために当てる技を決めてるんですよ。この流れを作ったらいけるっていうのがあるので、それを考えてますね。

野試合だとキャラ対策からなんで、相手の出す技によって変えていきますね。

逆に大会では一発勝負なので、自分の流れに持っていくようにしてます。自分が体力をリードしたら自分の流れなんですよ。

昔は何も考えずにやってたんですけど、それだと安定しないですよね。なにはともあれ、落ち着いてリードするところからですね。

倉持:鉄拳は相手のペースになると、一気に飲まれたりするイメージです。

たぬかな:
鉄拳は体力少ないから勝負が一瞬なんですよね。その分、相手が格上でも倒せたりするっていうのはいいところです。

倉持:大会前などに必ずするルーティーンってありますか?

たぬかな:
レッドブルを飲みます(笑)。

それと、飼っている猫の写真を見て落ち着くようにしてます。試合前はピリピリしてるから、猫を見てまろやかな感じに戻すというか。

マキシさんに大会前に緊張するって話したら、「実家の猫の写真見て落ち着くんだよね」って言われて試した大会がすごい成績良かったんです。それからはルーティンにしてます。

倉持:スマホでメモを見てるのかなと思いきや猫だったんですね! 他の女性プロに対して、意識はありますか?

たぬかな:
やっぱり大会で当たったら負けたくないです。みぃみさんと大会で当たったことがあるんですけど、みんな注目するから配信されるし、絶対勝ちたいじゃないですか。なので、強い人とやるよりも緊張しますね。

女性大会もあるんですけど、女性の中で一番強いんじゃないかって言われてる人と当たったときはかなりで緊張しましたね。

そのときは勝ちましたけど、負けたらいろいろ言われるので、女性同士の対決はみんな緊張してると思いますね。

倉持:女子同士の対決は視聴者にも好評ですよね。コメントも盛り上がる!

たぬかな:
そうなんですよ。なんだったら、お互い嫌ってた方が面白そう(笑)。ノーマークの人にポロって負けたりもするんで、全力でやってます。

倉持:他のゲームの女子プロと交流はありますか?

たぬかな:
はつめちゃんとは大会も一緒になることも多いんで、よく話しますし、ご飯食べたりもします。

倉持:どんなを話するんですか?

たぬかな:
基本ゲームなんですけど、恋バナもします。あとは、はるミーさんとも仲良くさせてもらってます。

はるミーさんとは、何度か仕事が一緒になったことがあるんですけど、おとなしくてかわいいですね。私がセクハラみたいなことばっかりしてて、嫌われてそうですけど(笑)。

倉持:はるミーさんは、おしとやかな感じですもんね(笑)。海外大会では、現地の食事や観光を楽しむタイプですか?

たぬかな:
食事はあんまりですね。観光の時間があるときもありますが、負けたから観光にいくっていうのはイメージ的によろしくないって思う人もいますし。自分でもあまり行きたくないってのもあるから、現地で応援してから部屋で休んでるってことが多いですね。

TWT注目の選手は凄腕パッドプレイヤーのダニエル

倉持:たぬかなさんにとってTWTはどんな大会ですか?

たぬかな:
これで勝ってこそみたいな風潮ですよね。TWTが一番公式な大会っていうイメージはあります。

倉持:今回のTWT(Wellplayed Challenger)に向けて、どんな練習や対策をしていますか?

たぬかな:
大阪開催ってことなんで、大阪プレイヤーが多く出ると思うんですよ。なので、見たことはないけど名前は知ってる人を調べたり、動画を少しずつ調べたりしてます。

倉持:ずばり、注目選手はどなたですか?

たぬかな:
ダニエル選手ですね。イタリアから今こっちに来てる選手なんですけど、鉄拳を始めてわずか2年でプロになった凄腕パッドプレイヤーです。しかも、親が金持ちでスタイルも良くてイケメン!

マジでプリンスの素質あるんですけど、大会になるとちょっと1Pと2Pで勝率変わるんですが、彼が勝って鉄拳女子が増えてくれることを期待してます。

倉持:めちゃくちゃ高スペックプリンス!! 女子ファンが増えそうですね。Wellplayed Challengerで、できれば当たりたくない人はいますか?

たぬかな:
それはもう、加齢さんです。

倉持:人読みがすごい加齢さんですね(笑)。

たぬかな:
電車の遅延とかでWellplayed Challengerに来れなくなってほしいぐらい。これは書いてくださいね(笑)。

倉持:電車の遅延起きますように…!(笑) Wellplayed Challengerの意気込みをお願いします!

たぬかな:
今調整中で、いろんなキャラを使ってるんですね。大阪の人は私のこと知ってるから、キャラを被されて負けることもあるので、それに対して合わせるキャラを持っておこうって思って練習してます。

今回の大会では、サブキャラも合わせていろんなことに挑戦していきたいなって思っているので、うまくいって上位のほうに残れたらなと。もちろん、メインキャラも使うとは思うんですけど、良いところを見せられるようにがんばります!

倉持:プロライセンスを獲得したら誰に最初に伝えますか?

たぬかな:
ツイッターかな(笑)。両親に伝えてもピンとこないと思うんで、ツイッターで全世界に報告したいと思います。「プロライセンス取ったけどどう思う?」みたいに(笑)。

倉持:ドヤっていきましょう(笑)。来月行われるEVO 2019の目標は?

たぬかな:
1年目が649位、2年目が46位だったので、それは超えたいですね。なので、今年はトップ32には入りたいです!

募集!ご飯が作れてお掃除ができてお仕事で稼いでくれるハイパーな男の人

倉持:先日、チームメイトのGO1さんの結婚式に参加されたそうですが、たぬかなさんは結婚願望はありますか?

たぬかな:
そりゃ、あります!

倉持:喰い気味の回答(笑)。

たぬかな:
私が掃除できない、ご飯も作れないで、できるといえば洗濯ぐらいなんですよね。だから、ご飯が作れてお掃除ができて、お仕事で稼いでくれるハイパーな男の人がいいです。

って言ったら、「お前は何すんの?」って言われて、「専業主婦」って答えたら絶句されるみたいな。そんなところを許してくれて、一緒にゲームをしてくれる人を探してます。私は見た目を気にしないので、だれか良い人いませんかね?

倉持:見た目を気にしないなら候補者多そうですよね(笑)。プロゲーマーを引退したあとのことは考えてますか?

たぬかな:
セカンドキャリアとかってよく言われますけど、ゲームは仕事にはしないかなって思ってます。趣味としては続けていきますけど。

倉持:地元の徳島にプロチームを作りたいと言ってましたが、話は進んでますか?

たぬかな:
大きく前進はないですが、ちょこちょこ話はしてます。CAGも絡めて何かしたいとは思ってます。

今考えているのは、全国から女子の格ゲーマーを集めて、プロが審査するオーディションをするようなことををやりたいですね。鉄拳に限らず、格闘ゲーム全般でやろうと思ってます。楽しい女子格闘チームを作りたいなって。徳島限定にするのか全国にするのかは悩んでます。

倉持:それは楽しそうな話!格ゲーマー女子がもっと増えたらいいですね。今年後半の目標は?

たぬかな:
引き続き、メディアに積極的に出ていきたいと思ってます。先日、鉄拳プロデューサーの原田さんと食事をする機会があって話したんですが、「今は大会より優先してメディアに出たほうがいい。後々役に立つから」と言われました。

なので、大会とメディアの仕事がかぶったときは、今年はメディアやイベントの仕事中心でいこうかなっていうのは話してます。

だからと言って、勝ちたくないとか大会に出ないという意味ではないです。大会でがんばるっていうのは変わらずなんで、今年はメディアのほうでもためになることをしていきたいかなと。

倉持:では、最後にファンの方のひと言お願いします。

たぬかな:
ファンの人って私のことを無条件でよく見てくれてると思うんですけど、見てほしいのは、私の良くないところは厳しく言ってくれていいので、ほんまにがんばったとかいいって思ったときは褒めてほしいです。

これはアンチもそうなんですけど、良いことしたら褒めて、悪いことしたら叩いてでいいんです。どっちかに寄った見方をしないで、公平な目で見てほしいかな。

最後に、いつも応援してくれてありがとう! これからもコメントしてな!

写真・大塚まり

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記者プロフィール
倉持由香
ゲームに本気で取り組む100cmのもっちりヒップ、尻職人グラドルゲーマー。14歳でゲーム配信者デビューをし、格ゲーマーとの交流が深い。自宅のゲーミングスペースにはPCやゲーム機に加え、雀卓も完備。ストVでの使用キャラは、レインボー・ミカ。

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