プレスリリース
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2022年03月31日
「上場企業M&A動向レポート【2022年1・2月版】」を発表 〜IT・ソフトウェア業種を対象とする買収案件が件数・取引金額ともに最多、M&A市場を牽引~
2022年1月1日から2月28日までの期間内で上場企業が適時開示したM&Aに関する発表を集計・分析した「上場企業M&A動向レポート【2022年1・2月版】」を発表いたします。
■調査結果サマリー
・2022年1・2月に上場企業が公表したM&A件数は139件。前年同期比92.1%とほぼ同水準で推移
・IT・ソフトウェア業種を対象とする買収案件が件数・取引金額ともに最多
・「教育・コンサル」業種の企業を対象とした取引件数が増加傾向
・IT・ソフトウェア業種を対象とする買収案件が件数・取引金額ともに最多
・「教育・コンサル」業種の企業を対象とした取引件数が増加傾向
■調査概要
・調査対象期間:2021年1月1日〜2021年2月28日及び2022年1月1日〜2022年2月28日
・調査対象:調査対象期間中に公表された東証適時開示ベースのデータ
・調査方法:東証適時開示データを解析
・調査対象:調査対象期間中に公表された東証適時開示ベースのデータ
・調査方法:東証適時開示データを解析
■「ITソフトウェア」業種の企業を対象としたM&Aが引き続き市場を牽引
2022年1月1日~2022年2月28日の2ヶ月間(以下「本調査期間」)において、上場企業によるM&A案件は139件となり、2021年1月1日~2021年2月28日(以下「前年同期」)と比べると92.1%とほぼ横ばいの水準という結果になりました。
M&Aの取引件数を、売り手の業種別に分類したところ、「IT・ソフトウェア」が最も多く、次に「その他サービス」、「電気機器」、「専門商社」、「建設・土木」、「教育・コンサル」となっています。
売り手として最も多かった「IT・ソフトウェア」は、前年同期においても最も多く、当社による2021年上半期のM&A動向調査においても一番多いことから、多くの企業がIT関連企業の買収に意欲的なことが分かります。取引金額ベースでも「IT・ソフトウェア」業界は最大となりました。
また件数の伸び率では、「教育・コンサル」業界において、前年同期1件だったのに対し今年は6件となり、前年同期比6倍で最高値となりました。
M&Aの取引件数を、売り手の業種別に分類したところ、「IT・ソフトウェア」が最も多く、次に「その他サービス」、「電気機器」、「専門商社」、「建設・土木」、「教育・コンサル」となっています。
売り手として最も多かった「IT・ソフトウェア」は、前年同期においても最も多く、当社による2021年上半期のM&A動向調査においても一番多いことから、多くの企業がIT関連企業の買収に意欲的なことが分かります。取引金額ベースでも「IT・ソフトウェア」業界は最大となりました。
また件数の伸び率では、「教育・コンサル」業界において、前年同期1件だったのに対し今年は6件となり、前年同期比6倍で最高値となりました。
■事例1:取引件数が増加した「教育・コンサル」、2件がソラストによる認可保育園の買収
「教育・コンサル」業界のM&Aの内、2件が「株式会社ソラスト(以下「ソラスト」)」による保育所運営会社である「株式会社こころケアプラン」、「はぐはぐキッズ株式会社」の買収でした。本買収により、ソラストが運営する保育所は都内を中心に20カ所から47カ所に拡大します。
ソラストは、少子化加速や待機児童解消による保育所運営事業者の再編を見越し、これまで培ってきた運営力とM&Aを組み合わせながらシェア拡大を目指す方針です。
■事例2:取引金額が最も大きかったのは、ソニーグループの子会社Sony Interactive Entertainment LLCによる米ゲーム開発会社Bungie, Incの買収
本調査期間に公表されたM&Aにおいて、最も取引金額が大きかったのはソニーグループ株式会社の子会社「Sony Interactive Entertainment LLC (以下「SIE」)」が米国独立系ゲーム開発会社「Bungie, Inc(以下「Bungie」)」を約4,140億円で買収した案件でした。本買収は、SIEとして過去最大の案件となります。
Bungieは、ゲーム業界で高い評価と人気を得ているゲームシリーズを複数開発しています。SIEとはこれまでもプレイステーション(PS)向けのソフト供給において協業関係でした。
ソニーグループは、「グループのエンタテイメント事業と技術を活かしてBungieの更なる進化とプラットフォームやメディアを問わないアイコニックな世界を創造する力を後押する」とコメントしており、ゲームで培ったIP(知的財産)を様々なエンタメ領域に展開する考えです。
今年1月には、マイクロソフトが米ゲーム大手のActivision Blizzard, Inc.を約7.8兆円で買収することを発表しており、ゲーム業界におけるM&Aの過熱はオンラインプラットフォーム(PCやスマートフォン)の成長による世界ゲーム市場の加速が背景にあると窺えます。
【株式会社M&A総合研究所について】
会社名:株式会社M&A総合研究所
事業内容:M&A仲介事業
本社:東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 12階
代表者:代表取締役社長 佐上 峻作
URL:https://masouken.com/
【参考】
「M&A総合研究所」ではM&Aを分かりやすく解説した記事を公開しております。
・M&Aとは?:https://masouken.com/M&A
・事業承継とは?:https://masouken.com/事業承継と事業継承の違い
・IT・ソフトウェア業界のM&A:https://masouken.com/IT企業・ソフトウェア企業のM&A
・保育園・保育所業界のM&A:https://masouken.com/保育園と保育所のM&A
<本件のお問い合わせ>
M&A総合研究所 広報部
担当:西岡
TEL:03-6455-5875 Mail:pr@masouken.com
「教育・コンサル」業界のM&Aの内、2件が「株式会社ソラスト(以下「ソラスト」)」による保育所運営会社である「株式会社こころケアプラン」、「はぐはぐキッズ株式会社」の買収でした。本買収により、ソラストが運営する保育所は都内を中心に20カ所から47カ所に拡大します。
ソラストは、少子化加速や待機児童解消による保育所運営事業者の再編を見越し、これまで培ってきた運営力とM&Aを組み合わせながらシェア拡大を目指す方針です。
■事例2:取引金額が最も大きかったのは、ソニーグループの子会社Sony Interactive Entertainment LLCによる米ゲーム開発会社Bungie, Incの買収
本調査期間に公表されたM&Aにおいて、最も取引金額が大きかったのはソニーグループ株式会社の子会社「Sony Interactive Entertainment LLC (以下「SIE」)」が米国独立系ゲーム開発会社「Bungie, Inc(以下「Bungie」)」を約4,140億円で買収した案件でした。本買収は、SIEとして過去最大の案件となります。
Bungieは、ゲーム業界で高い評価と人気を得ているゲームシリーズを複数開発しています。SIEとはこれまでもプレイステーション(PS)向けのソフト供給において協業関係でした。
ソニーグループは、「グループのエンタテイメント事業と技術を活かしてBungieの更なる進化とプラットフォームやメディアを問わないアイコニックな世界を創造する力を後押する」とコメントしており、ゲームで培ったIP(知的財産)を様々なエンタメ領域に展開する考えです。
今年1月には、マイクロソフトが米ゲーム大手のActivision Blizzard, Inc.を約7.8兆円で買収することを発表しており、ゲーム業界におけるM&Aの過熱はオンラインプラットフォーム(PCやスマートフォン)の成長による世界ゲーム市場の加速が背景にあると窺えます。
【株式会社M&A総合研究所について】
会社名:株式会社M&A総合研究所
事業内容:M&A仲介事業
本社:東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 12階
代表者:代表取締役社長 佐上 峻作
URL:https://masouken.com/
【参考】
「M&A総合研究所」ではM&Aを分かりやすく解説した記事を公開しております。
・M&Aとは?:https://masouken.com/M&A
・事業承継とは?:https://masouken.com/事業承継と事業継承の違い
・IT・ソフトウェア業界のM&A:https://masouken.com/IT企業・ソフトウェア企業のM&A
・保育園・保育所業界のM&A:https://masouken.com/保育園と保育所のM&A
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