川井友則の市民の皆さまとの10個のお約束
お約束① 退職金をゼロにします
■松戸市の借金は1185億円!
令和4年度末(見込み)の地方債・企業債残高は、一般会計1295億円、特別会計1億円、企業会計696億円の合計1992億円。一方、基金・純資産残高は、一般会計280億円、特別会計40億円、企業会計487億円の合計807億円。差額の1185億円は、市民の税金で返済することになります。
■1期目の退職金は辞退します
退職金は悪い物ではありませんが、この先1185億円もの借金を市民の税金で返済しなければならない状況では退職金は頂けません。 1期目の退職金は辞退して、次世代の街づくりにつかいます。お約束② 市立病院はプロに任せて年間30億円の財源を捻出します
■市立病院は破綻寸前
市立病院は自転車操業で200億円を超える借金を抱えています。市長の判断で、毎年30億円前後の赤字補てんをしても、経営は一向に改善されません。判断が1年遅れれば、30億円が消えてなくなります。
■すべての病院は国民皆保険
市立でも民間でも、国民皆保険制度の下では医療に差はありません。違いは運営のノウハウだけです。 だからこそ、市立病院はプロに任せて、年間30億円の赤字補てんを給食費の無償化など、その他の事業に使います。お約束③ 新焼却施設の建設に着手します
■市川市にお願いできなくなる?
現市長は、ごみ処理の広域化を口実に、クリーンセンターの建替を先送りしています。ところが松戸市は、毎日70トンの可燃ごみを、市川市・浦安市に委託していますが、市川市も焼却施設の建替時期が近づいており、これ以上の先送りは出来ません。
■和名ヶ谷クリーンセンターも建替時期が迫る
松戸市は、和名ヶ谷クリーンセンターだけが稼働する状況です。そして和名ヶ谷クリーンセンターも建替時期が迫っています。 ごみ処理は市町村の役割です。その役割を着実に果たすため、早急に新焼却施設の建設に着手します。
お約束④ 市役所移転は白紙撤回します
■移転建替301億円は高すぎる
耐震性に問題がある老朽化した市役所は建て替えなければなりません。しかし現職の合計301億円のプランは高額です。 301億円の内訳は、「新拠点ゾーン」の区画整理で65億円、新庁舎に182億円、駐車場等整備に54億円です。それに対して、庁舎建設基金は75億円。差額は借金です。 借金をしなければ建替が出来ないからこそ、出来る限り借金を小さくするために、市役所移転は白紙撤回します。
■新拠点ゾーンには賑わいの創出を
例えば、カフェ併設型図書館とか、障害児も遊べる芝生豊かな公園(ママ・パパコミュニティ広場)、オリパラ2020によって認知されたアクションスポーツやパラスポーツ等の施設のような、賑わいの創出できる施設が考えられます。 また手法としては民間との複合型施設にして建設費を抑える方法も考えられます。だからこそ市民のみなさんとアイデアを出しながら検討したいと思います。
お約束⑤ ウクライナ支援室を創ります
■組織改編で実現可能
組織改編をするだけで実現できるお金のかからない政策です。 ウクライナ支援室では、ウクライナ避難民の受入の強化、ふるさと納税の活用、ウクライナに関するチャリティー等の企画、ウクライナ支援のクラウドファンディングなど、専任の担当者が千葉県の総合企画部国際課と連携しながら、包括的に様々な施策に取り組みます。
■平和への気づきを
避難民の方々が心身共に落ち着きを取り戻し、市民のみなさまとの対話が始められるようになれば、是非とも子ども達の平和教育、道徳教育などに参加していただき、気づきを与えていただければと思います。 世界的な有事にあっては、いまこそ市民ひとり一人が杉原千畝さんのような人道精神に立つと同時に、与えていただいた気づきを真の平和教育に活かすべきだと思います。
お約束⑥ 小学校の給食費を無償化します
■子育て世帯の流出を防ぐ
待機児童ゼロで松戸に移り住む子育て世帯の定住を促進するために必要なものは持ち家です。しかし松戸市では再開発をしない限り、市外に持ち家を求めて子育て世帯が流出します。 再開発には時間がかかるため、その間に子育て世帯の市外流出を防ぐために、小学校の給食費を無償化します。
■財源は市立病院への出資金
令和4年度当初予算では、市立病院の赤字補てんは29億円。そのうち6億円は市長の判断でストップ出来る出資金です。 この出資金6億円と令和4年度予算に繰り越されたコロナ対策の交付金8億円を活用すれば、小学校の給食費を無償化出来ます。2年目以降は市立病院の民営化の進捗を見ながら検討します。
お約束⑦ 都市基盤を整備します
■持ち家の経済波及効果は7倍
持ち家の地域に対する経済波及効果は7倍と言われます。松戸市の宅地は不足していますが、その一方で高度経済成長期に作られた大規模団地が多数あります。耐用年数の年限が迫る常盤平団地を始めとして、住宅供給の計画案を検討します。
■千葉経済圏の確立を
松戸市は東京都の隣という地の利に加え、外環道松戸ICの開通や、悲願であった大幅な値下げが行われる北総鉄道、来年春に開通予定の仮称三郷流山大橋など、熊谷知事の提唱する千葉経済圏の確立に重要な役割を果たします。 松戸市の地の利を活かして企業誘致を行い、それによって創出される雇用を人口増加につなげるといった、戦略マネジメント計画を策定し、ありとあらゆる分野から選ばれる街づくりに挑戦します。
お約束⑧ 防災基盤を再整備します
■避難所のプライバシーを
災害時の人命救助では、発生から72時間が重要と言われております。先ずは災害発生時に市内全域で「72時間の壁」を乗り切る体制を再点検して整えます。 また避難所や防災拠点には、最低限のプライバシーや尊厳が守れるよう、テントやパーティション、液体ミルク、簡易トイレ、電源、女性用品等、質の整備に注力します。
■防災公園を作ります
芝生を植えるだけのシンプルな広場を整備して、平時にはスポーツや憩いの場として、有事にはベースキャンプやヘリコプターが離着陸場として、物資の補給や怪我人の搬送の拠点を作ります。
お約束⑨ ネーミングライツ・広告媒体を活用します
■ネーミングライツとは
ネーミングライツとは、松戸市の施設に「期間限定で名前を付ける権利」を販売してスポンサーを募る手法です。 ネーミングライツ以外にも、広告媒体として活用できるものは、徹底的に活用して財源の確保に努めます。
■スポンサーの例
・おもいやりベンチの整備やシルバーパスの導入のスポンサーとして、高齢者向け事業者やベンチ周辺の事業者
・公園の芝生化や遊具の再整備のスポンサーとして、子育て世帯向け事業者や公園周辺の事業者
・公衆無線LANの拡充には、ネット販売事業者やWi-Fiスポット周辺の事業者
お約束⑩ 県内自治体と連携した広域ボランティアを拡充します
■人生100年時代に向けて
働き方改革と定年延長・撤廃という流れの中で、中高年のワークライフバランスの多様化が予想されます。それによってボランティアに対する需要と供給が細分化され、松戸市単体ではニーズに応えられなくなると思います。
■広域連携によるマッチング
松戸市内の団体が、松戸市民のボランティアを募るだけでなく、県内の他自治体が松戸市民のボランティアを募ることが出来る、あるいは松戸市内の団体が県内の他自治体のボランティアを募ることが出来る仕組みを作ります。
最後に、いちばん大切なお約束 〜 嘘はつきません。
私の掲げた10のお約束は、出来ない事を提案しているわけではありません。しっかりと財源を見つめ直し、考慮に考慮を重ねた上での結論です。 クリーンセンターと市役所の建替は、誰が市長になっても、必ずやらなければなりません。しかしそれ以外の政策は、財源が示されなければ絵に描いた餅でしかありません。 私の結論は、松戸市の財政に重くのしかかる市立病院の200億円を超える借金と、毎年30億円前後の赤字補てんを解消すれば、財源が生まれるというものです。 令和4年度の予算を例に取れば、赤字補てんは29億円。そのうち23億円は法律上松戸市が補てんしなければなりませんが、残り6億円は市長の判断で増資するものなので、逆に増資しないという判断も可能です。 増資をストップして市立病院が破綻するのであれば、その前に民間のプロに運営を任せれば、病院の名前が変わるだけで、病院はなくなりません。 ぜひ、他の候補予定者と川井友則を比べてください。政策の裏付けとなる財源をどうするのか、質問してください。 例えば、小学校の給食費無償化は、他の候補予定者も公約として掲げていますが、どうやって財源を捻出するのでしょうか? 私は、嘘はつきません。