〈この度、第1子が誕生しまして、様々な発見や、知らなかった事を知ったりなど、忙しくも、充実した日々を過ごしております〉
5月16日、ファンクラブ会員向けのブログでパパになったことを発表したのは、元関ジャニ∞の渋谷すばる(40)だ。
音楽活動に専念するため、2018年末にジャニーズ事務所を退所した渋谷。
「高い歌唱力で関ジャニのメインボーカルを務めましたが、バラエティ色の強いグループと、自らの音楽志向とのギャップに悩み続けていた。退所直後の2019年4月にはワーナーミュージック・ジャパンと所属契約を結び、ソロ活動をスタートさせました」(スポーツ紙記者)
今年4月には2年ぶりの有観客ライブを敢行。8月には人気ミュージシャンの証ともいえる、ロックフェスの「サマーソニック」への出演も決まっている。プライベートでも21年5月に結婚を発表していた。
父親になり、公私ともに順調に映る渋谷。だが、実はこの春、大きな環境の変化を迎えていた――。
「3月一杯でワーナーとの契約が終了していたのです」
と明かすのは音楽業界関係者だ。
「19年10月にリリースした最初のアルバムは初週に6.9万枚と、まずまず売れましたが、20年の2枚目が初週2.1万枚、21年の3枚目が1.1万枚と下がっていった。ジャニーズ時代からの固定ファンが付いているはずと考えたワーナーからすれば、期待外れだったのでしょう」(同前)
また、渋谷のミュージシャンとしての“スタンス”も問題視されたようだ。
「CDリリース時にはプロモーションが必須ですが、渋谷は非協力的だった。取材を受けるのは『ロッキング・オン・ジャパン』など限られた音楽誌のみ。関ジャニ時代も取材嫌いで知られ、丸山隆平ら愛想の良いメンバーにまかせていた。ソロになってからは『音楽で表現すればいい』というアーティスト気質がより強くなったようで、スタッフがプロモーションの重要性を説いても響かなかったそうです」(渋谷を知る人物)
ワーナーは渋谷のソロデビューにあたって専用レーベル「World art」を立ち上げ、関ジャニ時代のスタッフも迎えていた。
「ワーナーが所属事務所の役割も果たしており、マネージャーのT氏やプロデューサーのM氏も渋谷とは旧知の仲。T氏はワーナーを離れて渋谷について行くことを選び、4月にレーベルと同名の会社を作り代表に就任。M氏は最後のほうは渋谷との関係もギクシャクしており、ワーナーに残ることになりました」(同前)
ワーナーに契約終了について訊いたが、「個別のアーティスト事案につきましてはお答え致しかねます」との回答。T氏は、契約については答えず、プロモーションに非協力的との指摘は否定した。M氏も「通常の契約満了」と説明した。
前出の音楽業界関係者が言う。
「渋谷や錦戸亮、赤西仁らの“辞めジャニ”は、コロナ禍の影響もあり、活動は順調とは言えない。錦戸、赤西は一緒にユーチューブをやるなど必死です。頼みの綱はファンクラブ会員からの会費という名の“お布施”。そこだけは死守しなくてはなりません」
ずっと輝く“すばる”でいたい……。
source : 週刊文春 2022年6月2日号