【2022年】扇風機のおすすめ人気ランキング17選【徹底比較】

ひとくちに扇風機といっても、従来の羽ありタイプと、近年登場した羽のないタイプなど大きく分けて2種類あります。それぞれメリットや特徴が異なるので、ぜひチェックしてください。

昔ながらの羽がある一般的な扇風機は「リビングファン」と呼ばれ、安い定番商品から多機能なハイエンドモデルまで幅広く展開しています。

リビングファンは風量が強く、角度を自由に調整できるのが特徴で、とにかく強い風量を求める人におすすめです。今回の検証では、風が直進するモデルが涼しさを感じやすいという結果となりました。

一方で、羽がないタイプの扇風機は「タワーファン」と呼ばれ、スタイリッシュなデザインでインテリアの1つとしても人気があります。

従来の送風機能だけでなく空気清浄機能やヒーター機能を搭載したモデルが存在し、1台で何役もこなしてくれますが、上下の角度調整はやや苦手。リビングファンのように広い範囲ではなく、スポット的に風を送ります。

スリムな設計のものが多いので、狭いスペースでも置くことが可能。羽がないので安全性にも優れています。ただし、一見お手入れが簡単そうに思えますが、実は定期的にフィルターを交換する手間がかかってしまいます。

また、リビングファンに比べると価格が1〜2万円ほど高くなっているので、購入の際は注意が必要。以下の記事では、おすすめのタワーファンを徹底比較しているので、こちらも参考にしてください。

扇風機で涼しさと同じくらい重要なのは、風の心地よさ。羽の枚数が多ければ多いほど風の強弱を調整でき、心地よさを感じやすくなっています。

そのため、自然風のような心地よい風当たりを求めるなら、枚数が多めものがおすすめです。

今回の検証でも、ランキング上位の商品と下位の商品で、圧倒的な違いがありました。

とくにバルミューダは、正面からしっかりと風を感じつつも体にぶつかるのではなく、ベールに包まれているような感覚。

羽の枚数が7〜8枚の商品が多いなか、バルミューダの「The GreenFan」は14枚と多く、また羽自体が二重構造になっていることで、2種類の異なる気流が心地よさをもたらしたと考えられます。

逆に枚数が3〜4枚と少なめのものは繊細な風量の調整が難しい一方で、静音性に優れています。静かさを優先したい人は、枚数が少なめのものを選ぶとよいでしょう。

扇風機の価格を分けるのは、主にモーターの種類です。それぞれの特徴をチェックし、予算に合ったモータータイプを選びましょう。

DCモーターは、モーターの回転数を調整できるタイプで、ACタイプよりも細かな風量の微調整ができます。

また、モーター自体が静かなので風の音も静かで、消費電力が小さく電気代が安いのも嬉しいポイント。

ACモーターよりも高価格なものが多いですが、より高機能で静かな扇風機がほしい人におすすめです。

ACモーターは、「弱」「中」「強」と送風できる昔ながらのタイプです。おおまかな風量調節しかできませんが、扇風機本体の構造がシンプルで壊れにくく、耐久性に優れています。

3,000〜5,000円とリーナブルな価格である一方で、消費電力は大きくランニングコストがかかってしまうので注意が必要です。

ちなみに、消費電力が高いといっても、高価なDCモーター扇風機との価格差（2万円～3万円）を電気代の差で埋めるには何十年とかかるため、そこまで気にする必要がないともいえます。

扇風機の首振り角度が小さいと、限られた場所にしか風を送ることができません。

部屋の端にいても扇風機の風を感じるためには、広範囲に風を送る首振り機能をチェックしましょう。多くのモデルには左右首振り機能が搭載されていますが、本当に大切なのは上下の首振り。

左右・上下など広い範囲に首振りできると、部屋全体に風を送ることができ、部屋の端にいても涼しい風を受けることができます。なかには上方向に90°以上調節できるモデルもあり、部屋の空気を循環させるサーキュレーターとしても活躍します。

扇風機をより快適に使うためにも、各モデルに搭載されている便利機能をチェックしておきましょう。実際の操作感をネットの情報だけで知ることは難しいため、気になる扇風機を見つけたら、家電量販店などで触れてみるのもおすすめですよ。

リモコン付きの扇風機なら、離れた場所に置いてもその場から操作することができます。

とくに自分が使いたい機能がリモコンで操作できるかチェックしておくことが重要です。どれも同じように見えるリモコンですが、機種によってリモコン操作できる機能の範囲は異なるので注意してください。

電源の入切・タイマー設定・風量調整はもちろん、高機能なものだとLED点灯や消灯、チャイルドロックのオンオフまでできるものも。消灯機能があるとパネルの明かりが消えるので、寝ているときにも便利です。

とくに、リモコンで「タイマー設定」までできると使いやすく、さらにスマホでも操作できるとベストといえるでしょう。

温度センサーがあれば、部屋の気温を感知して自動で風量や角度を調節することができます。

「気温26℃」など快適な環境を設定しておけば、それを常に保ってくれます。また、温度センサーはムダな強風モードをセーブする機能もあるので、消費電力や電気代を抑えることにもつながります。

チャイルドロックは、主にリビングファンについている機能で、いたずらによる誤作動を防ぎ、ケガのリスクを低減することができます。

羽を保護するガード部分に触れると停止する機能で、小さい子どもが誤って触っても危険性の少ないことはもちろん、ペットのいる家庭のいたずら防止としてもおすすめですよ。

扇風機の人気メーカーの特徴をご紹介します。選び方のポイントを踏まえて、具体的なモデルを選ぶ参考にしてください。

大手家電メーカーにはない、斬新なアイデアを取り入れた製品を数多く販売しているバルミューダ。機能面はもちろん、デザイン性の高いアイテムも多く、感度の高い消費者に人気です。

心地よさ検証では、バルミューダの「The GreenFan」が高評価という結果に。「夏の午後に吹き抜ける心地の良い風」を再現したと謳うとおり、正面からしっかりと風を感じつつも体にぶつかるのではなく、ベールに包まれているような感覚を覚えました。

また、静音性の高さも謳っており、風量1の稼働音13dB（公称値）は、他社と比較しても圧倒的な静かさを誇ります。

家電をはじめとしたあらゆる電子機器を取り扱うシャープは、イオンを放出する「プラズマクラスター」という技術を取り入れた商品を販売しています。

今回の検証でも、柔らかい風を生むシャープ独自の「トリプル・ネイチャーウイング」機能で、体感的な涼しさ・心地よさも高評価でした。

また、30段階以上で細かく風量調整できる点も、他社にはみられないポイントです。

国内大手家電メーカーであるパナソニックの扇風機は、微粒子イオンの「ナノイー」搭載で、空気中のニオイや菌を取り除きながらの運転を謳っています。

高原の風を再現した「1/fゆらぎ」機能は、実際に風を感じてみると心地よいリズムで体全体を包み込む感覚を実現。風が当たっても違和感はほとんどなく、心地よさをとても感じます。

また、上下左右の首振りを組み合わせた立体首振りなど機能面も追求。体にぶつかる単調な風ではなく、自然に近い心地よい風が期待できます。

ダイソンは、イギリスで誕生した電機メーカー。世界初のサイクロン式掃除機で有名ですが、羽のないタワーファンタイプ「pure cool」シリーズも人気です。

ツヤのあるデザインが特徴的で、扇風機機能に加えて空気清浄・ヒーターなど1年中活躍する機能を搭載したモデルも販売されています。

機能性の高さに加え、最大のポイントは使いやすさ。ファン部分が空洞になっていて持ちやすいうえに、専用アプリでスマホと連携できる点も高評価のメーカーです。

機能性の高さと価格の安さが魅力のアイリスオーヤマは、使いやすさと便利さにこだわった家電を数多く展開しています。

扇風機では、サーキュレーターとしても使える「サーキュレーターアイ」シリーズが人気。実際に使ってみると、羽の中心からバランスよく風が広がる印象でした。

パワフルな強風モードから体への負担が少ない微風モードまで、1台2役の機能性の高さを誇ります。