昨日Googleドライブの文字起こし(OCR機能)に感動して、こんな記事を書きました。
簡単に言えば、Googleドライブに保存した画像やPDFを右クリックから文字にできるという優れものです。
他にも同じような製品は出ているんですが、Googleの精度が高すぎてこれだけでいいかなってなってます。
ただし、Googleドライブを利用する際一つだけ不満がありました。
それは、『一括で処理することができないため、1つ1つGoogleドキュメントで開く必要がある』ということ。
文字起こししたい画像が20個あったら、20回右クリックしなければならないんです。
これは流石にイケてない。
そう思い、少しでも効率化できないか調べた結果、いい感じに一括で文字起こしできるスクリプトが作れたので共有したいと思います。
もし、私と同じように1つ1つ文字起こしするの面倒だな…と感じている人のお役に立てれば幸いです。
スプレッドシートについて
Googleドライブやスプレッドシート個別の詳細は省きます。
ここでは、今回作成したスプレッドシートからGoogleドライブ内の文字起こしを実行するまでの手順を説明します。
利用するスプレッドシートはこれです。
リンクをクリックするとGoogleドライブへコピーできますのでご利用ください。(Googleへログインしていない状態だとログインを促されます。)
利用手順
コピーができたら、実際の使い方に入ります。
事前に文字起こし用のフォルダと文字起こししたい画像を入れておいて下さい。
①フォルダIDを取得する
Googleドライブ内の特定のフォルダにあるファイルを文字起こしするため、利用するフォルダのフォルダIDを取得します。
場所はここです。
文字起こしする画像やPDFを保存するフォルダを見ると、URLに/で区切られたランダムな文字列が入っています。
この部分をコピーして下さい。
②フォルダIDを入力
最初にコピーしたスプレッドシートを開いて下さい。
以下のような画面になっているかと思います。
先程コピーしたフォルダIDを「C2」のセルに入力して下さい。
③実行許可(初回のみ)
今回はGoogle Apps Script(GAS)というスクリプトを使って実行するので、そのスクリプトからGoogleドライブへの許可が必要になります。
「文字起こしを開始する」のボタンをクリックすると、以下のような画面が出ますので、順番通りにクリックして下さい。
「続行」をクリック
右下の小さい「詳細」をクリック
「ocr script(安全ではないページ)に移動」をクリック
「許可」をクリック
こうすることで、スプレッドシートに紐付いているスクリプトがGoogleドライブへ文字変換するための権限を付与することができます。
このときGmailに自分のアカウントにアクセス許可したよーという通知が来ていますが、今回のスクリプトからの許可なので問題ありません。
④文字起こしの実行
実行許可ができれば、最後はボタンをクリックして実行するだけです。
「スクリプトを実行しています」⇛「スクリプトが完了しました」と表示されれば、フォルダIDで指定したフォルダ内のファイルがGoogleドキュメントの形で出力されています。
まとめ
本記事では Googleドライブ内のファイルを一括で文字起こしするスプレッドシートの使い方について解説しました。
文字起こしの精度が非常に高いおかげで、本の引用などもスムーズにできる素晴らしい機能です。
私のように本を読んだあと、重要だと思ったページや文をスマホで撮って一気に文字起こしする際など少しは役に立つかもしれません。
ぜひ読書ノート作りなどに活用してみて下さい。
読んで下さりありがとうございました。