・中期小判との区別は裏面花押が中期は花3型なのに対し、後期は花4型
・中期と同じく「金座人」極印「棟梁」極印の2個が打たれている。
・ゴザ目は超鋭角タガネで浅く打たれている。ゴザ目の間隔は広く、荒目と呼ばれている。
・中期は「扇極印」にシークレットマークのポッチ2個もしくは4つあるパターンか、裏面花押の上の袋の中に2つポッチがあるパターンのいずれかのパターン。後期にこのようなパターンはない。
・京座は中期に廃止され江戸座に吸収された。よって、後期江戸座慶長小判の棟梁印は、中期京座慶長小判、中期江戸座慶長小判の棟梁印の混ざったものである。中期の金座人は「佐」「さ」「大」「本」が後期にも残っている。
・1657年(明暦3年)明暦の大火が起こり、江戸の6割が焼けてしまったと言われている。江戸城にあった金銀も焼けてしまった。幕府は江戸の再建のため、大量の慶長小判を製造した。
これがここで紹介する慶長小判後期江戸座であると思われる。急ぎの仕事であったため、ゴザ目が荒目になったと思われる。