慶長小判分類の全体像（大まかな分類。詳細は別ページで説明）

①全体像（極印分類）

②試鋳江戸座の代表例

・裏面花押の一番上の線の右端が跳ねていない。

③前期江戸座の代表例

・「光」の第六画と「次」の第三画が離れている。一般的に離光次と呼ばれている。

④前期駿河座の代表例

・前期京座と似ているが、裏面花押にシークレットマークのポッチがない。

・「一両」の「両」の第五画、第七画が上に筒抜けていない。

⑤前期京座の代表例

・裏面花押の上の袋の中にシークレットマークのポッチが１個ある。

・「一両」の「両」の第五画、第七画が上に筒抜けている。

⑥前期製造地不明（江戸座近傍）の代表例

・３座と独立した小判師により製造されているため、第４の座があることが発見された。

・臨座独自のシークレットマークのポッチが打たれている。

⑦中期江戸座の代表例

・裏面花押の上の袋の中にシークレットマークのポッチが２個ある。

・もしくは、おもて面の扇型の中にシークレットマークのポッチ２つある。

⑧中期京座の代表例

・裏面花押の上の袋の中にシークレットマークのポッチが２個ある。

・もしくは、おもて面の扇型の中にシークレットマークのポッチ２つもしくは４つある。

⑨後期江戸座の代表例

・裏面花押が古鋳、前期、中期にはない特徴的なもの