5B 2022/05/18版
第5回
画像資料 補足メモ
●図版 関連画像資料一覧
浮世絵
萌絵および現在の少女表象
タギングとグラフィティ
暴走族のアート
アジア各国の山車+祭+派手なトラック+日本のラッピング・バス
マーシャルアーツ、殺陣、型、見栄の要素を取り入れた芸能
渡世人、任侠、任侠的美意識、サムイなどの独特のプロ意識を象徴しようとする装い。
80年代竹の子族はマハラジャ感—色鮮やかなマイスラム的衣装をだぼだぼにして着て、身体のラインを隠す。
髪形、史上最悪にダサいと言われるマレット・ヘア、80年代アイドル/工藤静香、松田聖子、中森明菜の髪形/age嬢、盛りのヘアスタイル/アフロヘア/戦国時代のの兜/ギャルとぎゃるお/レディ・ガガ/チーマーとヒップホップ、B系、ジャージ/つよめおらおら、エグザイル、倖田來未、浜崎あゆみ、矢沢永吉/ばんから/パンク、Sex-Pistols、Xjapan/パンチ・パーマ/ビジュアル系、つんく/やんちゃ、横浜銀バエ、うんこすわり、ヤンキー映画、卒業式の晴れ着/リーゼント、ジェームス・ディーン、特攻服/烏帽子(えぼし)と遊女(白拍子)、神官、宮司の白装束、兜、/江戸の髪形(ちょんまげ、ゆいがみ)/少女と髪型(アニメ、マンガにおける髪の毛の描写)
クルマ、改造車、デコトラ、痛ク車(アニメのマッピング)週刊誌ヤングオートに掲載された写真など
ヤンキー的なアニメ、マンガのコンテンツ。
日本の制服文化は、もっとも明瞭なヤンキー的な様式美と格式を継承している。明治期に始まり、バンカラといったファブとグランジの文化を作り出した、日本の制服の様式美とそのカスタマイズの美意識は、現在のAKB等に見られる変形学生服コスチュームへと継承されている。一方でジャージ・ファッションの文化も、学校教育での使用によって決定的になったもの。昭和期の変形学生服、カバンの変形は独特。
絆、変態ギャル文字など、独特の文字文化は、カリグラフィー(タギングに通じる)独特の文化、その系譜はアスキー文字など、デジタルの世界へと持ち込まれている。
ブリンブリン、ペニキュア、プリント倶楽部などに始まるキラキラした光の画像追加は、少女マンガの背景の花の描写、あるいは仏像の背光を彷彿させる。一方でカワイイというキーフレーズで作り出されているキャンディー・ポップ的なイメージは、アメリカン・スクールエイジ的なものだけでなく、祝祭的な祭礼イメージに等しく、実は昭和から続く日本のパチンコのデザインとも親和性をもつ。ブリンブリンとキラキラネームの関連性を思考してみるのも面白い。
北九州市の成人式より
古式ゆかしいと言われる日本の皇軍、あるいは格式を生成することで伝統や純血を表そうとする様々な儀礼。
日本の祭 山車に見る盛り感はヤンキー的芸術の美意識そのもの。群衆的強制の臨場感、エネルギーや力の誇示を行う日本の祭りの多いことは特筆するべき事か? テキ屋の画像含む
ストリートファッションの関連するスナップイメージ
日本のコンビニ、ドンキホーテの夜の風俗文化、ロードサイド文化
エグザイル、AKB、そしてガールズバーのイメージ
参考書籍一覧(主要文献)
ヤンキー人類学-突破者たちの「アート」と表現、ヤンキー文化論序説、ヤンキー大集合―これがニッポンの不良30年史だ!、世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析、ヤンキー化する日本 (角川oneテーマ21)、ヤンキー進化論 (光文社新書)、ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書) 、夜露死苦現代詩 (ちくま文庫) 、永遠の不良少年たち (知ってるつもり?!) 、歌舞伎町 アウトロー伝説 (宝島SUGOI文庫)、アウトロー伝説―昭和~平成暴力裏面史、ギャルと不思議ちゃん論―女の子たちの三十年戦争、ギャルとギャル男の文化人類学、日本の思想 (岩波新書) 新書 丸山 真男m日本文化の論点 (ちくま新書) 宇野 常寛 、日本文化のかくれた形(かた) (岩波現代文庫)加藤 周一 (著)丸山 真男 (著), 木下 順二 (著), & 2 その他、日本人とは何か (講談社学術文庫)加藤 周一、菊と刀 (講談社学術文庫) ルース・ベネディクト (著)
鬼/歌舞伎/婆娑羅
アート作品/-天明屋尚(てんみょうや ひさし)/Chim↑Pom/宇治野宗輝/ド派手な焼き芋屋「金時」/山口昇/村上隆/ヤンキー建築(ディズニーストア渋谷、広島ウィズワンダーランド -ウィズワンダーランド〜1985)
展覧会「ヤンキー人類学」00-2015/4/26から7/21まで。鞆の津--ミュージアム(広島県福山市・鞆の浦)/ちっご共道組合-2004年、福岡県筑後地区を中心に結成された旧車會グループ/ブチ上げ改造単車『CRAZY SPECIAL』/みやび小倉本店/03-1996年、北海道枝幸郡枝幸町で結成されたYOSAKOIソーラン団体/あいだみつお/丸尾龍一のデコチャリ/伊藤輝政による手作りのミニデコトラ/自宅で理容院を営む一方で、40 歳を過ぎたころから独学で自宅の屋上に5層の天守閣の築城を開始/