心房細動について。アップルウォッチが心房細動を検出するのは発売時に宣伝してたくらいだからそりゃ検出するに決まってるんであって、それが健康効果につながるとは限らない。「アップルウォッチのおかげで見つかって助かった!」みたいな反応は大きな勘違い。
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心房細動がある人のほとんどは、特に年齢が若ければ、自覚症状も何もなく何年もそのまま過ごせる。そういう意味で心房細動はほっといても害がない。脳梗塞のリスクになるというのは非常に細かい話。
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心房細動プラス年齢とか血圧とか既往歴のリスクがあってようやく、脳梗塞防止のために抗凝固療法をやろうかという話になるのが一般的。しかし抗凝固療法には出血のリスクがある。脳梗塞防止のはずが脳出血を誘発することもありえる。
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だから統計的に予想される利益(=脳梗塞防止)が害(=出血)を上回る場合にだけ抗凝固療法が正当化される。のだけど、いずれにせよその差は小さい。どっちにしても脳梗塞にも脳出血にもならない人のほうが多い。
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そして、若くて元気な人は「仮に心房細動が見つかったとしても」抗凝固療法の利益を見込めないことが多い。なぜなら脳梗塞のリスクがもともと非常に低いから。そういう人にむやみに心電図をとるのは副作用の害を作るばかりで利益がない。だからやってはいけない。
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常識的な相場観の例。uspreventiveservicestaskforce.org/uspstf/recomme
アメリカの機関で、エビデンスの取り扱いのプロ集団として信頼されているUSPSTFは、「50歳以上で無症状の人」に一律で心房細動を探すことにはエビデンスがないとしている。予防医学の鉄則は、エビデンスがなければやってはいけない。
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だから本当は、明らかに若くて無症状の人が大半であろう一般市場に向けて心電図機能のあるアップルウォッチが発売されることには循環器内科をはじめとする医師集団からの猛反対があってよかった。当然のように発売されたことをぼくは残念に思っている。
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ところがツイッターを見ると、循環器内科医らしく見える人が「アップルウォッチすげえ」みたいな反応をしている。天を仰いだよ。
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初めまして。
一応下のツイートも読みました。
私は家庭用医療測定器は、「普段との変化(異変)」が出た時に役に立つと考えています。
具合が悪くなって受診しても、医師から「そういう人もいます」と言われる事も多いので。個人の変化を把握して医師に伝える際に、有用なのではないでしょうか
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医学的なエビデンスはこれから積み上がってきて有効な利用されていくと思います。個人的にAppleがヘルスケア企業になり、Apple Watchがホルダー心電図などに取って代わる未来がきたらスマホ級の変化がくるのかなと思ってます
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