大阪府警幹部が遺族に謝罪…警官殺人、初めて実家訪問

 
白田光さんの実家を訪問する奥野省吾警務部長(奥)ら大阪府警幹部=18日午後、山形県西川町
白田光さんの実家を訪問する奥野省吾警務部長(奥)ら大阪府警幹部=18日午後、山形県西川町

 大阪市東住吉区のマンションで平成27年1月、大阪府警阿倍野署の元巡査長の男(28)=殺人罪で懲役18年が確定、受刑中=が妻の存在を隠して交際していた社会福祉士、白田光(しらた・ひかる)さん=当時(23)=を殺害した事件で、府警の幹部が18日、山形県西川町の白田さんの実家を初めて訪れ、遺族に謝罪した。

 奥野省吾警務部長らが訪れ、約1時間半滞在。白田さんの父、弘之さん(57)によると、遺影に線香を手向けて手を合わせた後、現職の警察官が命を奪ったことや訪問の遅れを謝罪したという。

 奥野警務部長は「光さんには何の落ち度もなく、前途があったのに大変申し訳ない」と述べた。弘之さんは事件発生から来月で丸2年となることから、「なぜこんなにも遅い訪問となったのか納得はできないが、区切りとしたい。府警には改めて再発防止を徹底してもらいたい」と話した。

 弘之さんは今年10月、府警を訪れ、当時の阿倍野署長が事件を「トラブル」と発言し、府警から葬儀に誰も参列しなかったことなどへの認識を問う申し入れ書を提出。府警は同月下旬に、村田隆本部長名で謝罪する文書を返していた。