人生で人生であきらめてきたこと、ありませんか?

私は、両手両足がない状態で生まれてきました。十度の身体障害者として生きてきました。本来なら、多くのことをあきらめなくてはならない境遇でしたが、それでも私はあきらめませんでした。

最初は誰もが「無理だろう」と言いました。

それでも私は自分でノートを取り、給食を食べ、多くの友人をつくってきました。バスケ部ではドリブルを磨き、試合にも出場しました。車の運転免許を取り、友人と旅行にも出かけました。最近では義足での歩行に取り組み、100mまで歩けるようになりました。

ただ、それを「努力」という話で片付けたくないのです。私はたまたま家族や友人、先生方のサポートがあったおかげで頑張れただけなのです。私は、たまたま運が良かったのです。

でも、そんな運に左右されるような社会でいいのでしょうか。

たまたま恵まれたクジを引いた人は生きやすく、たまたま恵まれないクジを引いた人は生きにくい。そんな社会を、公平だと言えるでしょうか。スタートラインがあまりに違いすぎるのです。せめて同じ場所から「ヨーイドン」させてほしいのです。

学びたいのに、お金がない。働きたいのに、仕事がない。家族になりたいのに、結婚できない。

この国には、多くの「あきらめている人」がいます。それは本人の努力不足などではありません。彼らには、選択肢がないのです。自分の人生を、自分で選ぶことができずにいるのです。だからこそ、私は一人ひとりに適した選択肢を用意することで、いま抱えている生きづらさを解消していきたい。そうして誰もがチャンスを与えられ、誰もが自分の人生を選べる社会にしていきたい。それこそが、まさに「政治」の仕事だと思っています。

「政治を変えるなんて無理に決まっている」

多くの人は、そう口にします。だからこそ、私は挑戦したいのです。あなたが未来をあきらめなくていいように。あなたが希望を捨てなくてもいいように。誰もがチャレンジできる社会にしていきたいのです。

私一人の力で変えられるとは思っていません。そんなに簡単なことではないと理解しています。でも、私たち一人ひとりが力を合わせれば、みんなの想いが重なれば、きっと実現できると信じています。あなたと一緒に、変えていけると信じています。

#私たちはあきらめない #選択肢をふやそう

一緒に、変えていきませんか?

乙武洋匡

人生で人生であきらめてきたこと、ありませんか?

私は、両手両足がない状態で生まれてきました。十度の身体障害者として生きてきました。本来なら、多くのことをあきらめなくてはならない境遇でしたが、それでも私はあきらめませんでした。

最初は誰もが「無理だろう」と言いました。

それでも私は自分でノートを取り、給食を食べ、多くの友人をつくってきました。バスケ部ではドリブルを磨き、試合にも出場しました。車の運転免許を取り、友人と旅行にも出かけました。最近では義足での歩行に取り組み、100mまで歩けるようになりました。

ただ、それを「努力」という話で片付けたくないのです。私はたまたま家族や友人、先生方のサポートがあったおかげで頑張れただけなのです。私は、たまたま運が良かったのです。

でも、そんな運に左右されるような社会でいいのでしょうか。

たまたま恵まれたクジを引いた人は生きやすく、たまたま恵まれないクジを引いた人は生きにくい。そんな社会を、公平だと言えるでしょうか。スタートラインがあまりに違いすぎるのです。せめて同じ場所から「ヨーイドン」させてほしいのです。

学びたいのに、お金がない。働きたいのに、仕事がない。家族になりたいのに、結婚できない。

この国には、多くの「あきらめている人」がいます。それは本人の努力不足などではありません。彼らには、選択肢がないのです。自分の人生を、自分で選ぶことができずにいるのです。だからこそ、私は一人ひとりに適した選択肢を用意することで、いま抱えている生きづらさを解消していきたい。そうして誰もがチャンスを与えられ、誰もが自分の人生を選べる社会にしていきたい。それこそが、まさに「政治」の仕事だと思っています。

「政治を変えるなんて無理に決まっている」

多くの人は、そう口にします。だからこそ、私は挑戦したいのです。あなたが未来をあきらめなくていいように。あなたが希望を捨てなくてもいいように。誰もがチャレンジできる社会にしていきたいのです。

私一人の力で変えられるとは思っていません。そんなに簡単なことではないと理解しています。でも、私たち一人ひとりが力を合わせれば、みんなの想いが重なれば、きっと実現できると信じています。あなたと一緒に、変えていけると信じています。

#私たちはあきらめない #選択肢をふやそう

一緒に、変えていきませんか?

乙武洋匡

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乙武 洋匡おとたけ ひろただ

作家。1976 年、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。
大学在学中に出版された『五体不満足』が 600 万部を超すベストセラーに。
卒業後はスポーツライターとして活動。
その後、小学校教諭、東京都教育委員などを歴任。
地域に根差した子育てを目指す「まちの保育園」の経営に参画。
2018年からは義足プロジェクトに取り組み、国立競技場で117mの歩行を達成。
2000年、都民文化栄誉章を受賞。