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おかしな転生 作者:古流 望

第32章 スイーツと冷たい関係

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369話 ピー助無双

 空を、一陣の影が走る。

 鈍色の塊が陽光を遮り、地に影を落としながら上空を疾駆していった。


 「ピー助!!」


 ペイスが叫ぶ。

 だが、呼び止める声もむなしく飛び去って行く大龍。

 大龍が空を飛ぶことはペイスも知っていたが、まさか可愛がっていたピー助が飛べるとは思っていなかった。ましてや、人を置いてきぼりにするほどの速さで。

 ペイスがそうだったのだ。居並ぶ兵士たちにとっても予想外の出来事であった。

 どうしていいのか分からない。そんな感じだ。

 あっという間に山肌で見えなくなったペイスのペット。

 行先は、この期に及んでバカンスというはずも無い。


 「仕方ありません。総員、戦闘用意」


 ペイスは、決断する。

 ここでピー助を見捨てるか、助けるかの決断。

 人命を守るというのなら、ピー助を放置して一旦引くのが正解だろう。

 ここで未知の凶悪な魔獣に、無策で突っ込めと命じるというのは明らかに人命軽視である。

 普通の人間ならば、或いは指揮官ならば、自分の命は惜しい。誰だってそうだろう。

 大義の下に命を投げ出せる勇敢な人間とて、無意味に死ねと言われて、はいそうですかと頷きはしまい。

 ここで戦いを決断するなど、明らかな愚考。

 ポポランなどはそう考えた。


 しかし、ペイスはモルテールン家の人間。身内に対して徹底的に甘いお家柄。まず最初に考えるのは身内を守ること。

 それに、僅かな期待。いや、ペイスの頭脳が僅かな可能性をはじき出した。

 親馬鹿だからという理由ではない。可愛がっていたペットが危険に向かっていくことへの危機感が、常から尋常でないペイスの集中力を、更に引き出したのだ。


 冷静になって考えてみれば分かるだろう。

 魔の森から、凶悪な害獣が出て来る。今まで何百年も起きていなかったことが起きている以上、異常の根源は大龍が倒されたことにあるのではないか。

 更に、ピー助は元々魔の森の王者であったろう大龍の子供。意気揚々と飛んで行った時点で、ピー助なりに何かしら思うところがあったのではないか。本能とも呼ぶべき野生の何かをピー助は持っている。

 今までまともに飛んだことのない子供が飛ぶ。異常事態に異常な行動。何か、関連性があるのではないかと考えるのは、考え過ぎだろうか。いや、そんなことは無い。

 関連性があるとするのなら、どういう関連性なのか。


 捕食関係。

 弱肉強食の生物界、異なった種同士の関連性など、食うか食われるかの殺伐とした関係が真っ先に思いつく。

 大龍が蜂に食われる対象だったのか、或いはその逆か。

 考えるまでも無く、大龍が蜂を餌にしていたと考える方が自然だろう。

 ペイスは自身の戦った大龍を思い出す。高層ビルもかくやという巨大な生物に対し、幾ら大きいとはいえ熊程度の生物が歯向かっていけるはずもない。

 どちらが食う側であるか。勿論、大龍の方だ。


 そこまで瞬時に考え、ペイスは一つの“事実”を思い出す。

 龍の食性。ピー助の好物についてだ。

 ピー助が生まれてこの方、多くの貴族がピー助をわが物にしようと蠢動していた。モルテールン家は幾ら勢いがあると言っても所詮は子爵家。高位貴族たちが本気で動けば、龍の赤ん坊を匿い続けるのは不可能だった。名だたる公爵家や侯爵家、王家も含めても数多くの貴族たち。全てが全て、ピー助を家畜とみなし、或いは資源とみなし、自分たちの手元に置こうと試みたのだ。

 しかし、現在はペイス達の下に龍が居る。

 これはひとえに、龍の食べるものの一つが“魔力”であったから。大量の魔力を用意できる家は限られる。魔法使いをダース単位で使いつぶして尚足りずにいよいよ諦めた者たちが居たからこそ、ペイスが目下ピー助を保護下に置いているのだ。


 人間は、誰でも大なり小なり魔力を持つ。魔法使いになれるほどの魔力を持つものは希少ではあるが、魔力ゼロという人間もまたレアである。

 大龍が魔の森から出て来た時、人間は大龍に食われまくった。それはもうごっそり食われた。阿鼻叫喚の地獄絵図である。

 これは、魔力を大龍が欲したからだという意見が、現在では主流な学説になっている。ペイスの肌感覚としての仮説も、それを肯定する。

 森から逃げる大量の動物ではなく、人間を食べた。

 大龍には、ある程度は目の前の生き物が餌であるか、そうでないかを選り分ける能力が有る。そう考えると、人間を嬉々として襲っていた大龍の行動が説明できる。

 この仮説を正しいとしたなら、子供の龍にも生まれつき餌を餌として感じる能力が有っても不思議はない。チーターの赤ちゃんが、生まれてすぐでも生肉を餌として取り合うように。サルの赤ん坊が、芋を取り合うように。生物の本能として、自分が食べられるものを理解しているのではないか。

 つまり、ピー助には本能で蜂を捕食対象だと感じられるのではないか。

 仮説が、一本の線で繋がる。


 魔の森からまろび出た蜂が、或いは蜂の仲間が、魔法を使っていたことについて、ペイスは確信を持っている。

 自身の鋭敏な魔法感覚がそれを裏付ける。


 魔法を使っていた残滓、魔力を貪る特性を持つ大龍、魔の森の生態系、賢いはずのピー助の自分本位とも思える行動。

 数々の状況証拠が、一気に一つの仮説をくみ上げていく。


 「ペイストリー様、無茶はおやめ下さい」


 ペイスが、戦闘態勢への移行を命令したこと。

 何も分からないポポランからすれば、無駄な危険行為を兵士に強いるものに思える。

 副官として、ペイスの行動を諫めたことは正しい。

 だが、間違っている。


 「いえ。ここで引く訳にはいきません。説明はあと!!」

 「え?」

 「僕を信じて。行きますよ!!」


 ペイスが、慌ただしく右往左往する連中を、一気に【瞬間移動】させる。

 ぱっと飛び出したのは、先ほど襲われた場所である。


 「全員注意するように!!」


 言われるまでも無く、警戒はしている。

 人間よりも大きい昆虫など、悪夢としか言いようがないのだ。その恐ろしさをついさっき実感したばかり。ギザギザとした口を見せつけながら襲ってくる蜂のドアップなど、夢に出る怖さだろう。

 警戒の上にも警戒を強め、隊列を整える兵士たち。


 「……あれ?」


 ポポランは、今まで生きてきた中で一番集中して剣を構えていた。

 だが、恐れていた事態にはならない。

 あれほどブンブンと煩かった羽音が、殆ど聞こえないのだ。

 そして、感じるのは“何かが燃えている気配”である。

 ものが焦げていく煙たい匂いや、ぬるく感じる山の風。

 恐る恐ると目線を先に進めれば、そこにあったのは一面真っ黒こげになった惨状である。

 転がっているのは、蜂の死体。

 人間よりも大きい、虫の焼死体が、数えるのも馬鹿らしいほど転がっていた。


 「何があったんだ?」

 「……考えるまでも無く、原因はピー助ですね」


 ペイスの言葉には、同意せざるを得ない。

 蜂が自分で焼身自殺するはずもなし。

 慎重に歩みを進めれば、焼け野原をこしらえた原因もはっきりする。


 「ぴゅい、ぴゅい」


 口から音符でも出そうなほどご機嫌に、蜂を蹂躙するピー助の姿があったからだ。

 ぶんぶんと重低音を響かせてピー助に蜂が向かう。

 蜂の口にはのこぎりも顔負けな凶悪な牙が有り、蜂の尻には鉄パイプの様な極太の針が光る。

 しかも、それが一匹二匹でなく、数えられないほど群がっているのだ。一緒に飛ばされた従士たちは、身を竦めて強張らせた。

 それぐらいに恐ろしい光景。


 蜂にたかられ、姿も見えないピー助。

 だが、ご機嫌な鳴き声が止まることは無い。

 時折蜂に嚙みついては、美味しそうに食べている。さながら、レストランのビッフェ。焼き肉食べ放題。時間無制限の食い放題プランである。


 どさり、どさり。

 時折、ピー助の食べ残しと思われる巨躯が、空から落ちてくる。

 非現実的な光景に、従士一同は唖然とするほかない。


 「ピー助!!」

 「きゅい? きゅい! ぴゅい!!」


 そして、その惨状に対して更に追い打ちをかける化け物のような存在があった。

 大龍を一切恐れず、蜂にも怯えず、ただ身内のペットを心配するペイスである。

 養い親の声を認識したのか、ピー助がご機嫌に尻尾を振って、ペイスにアピールしていた。

 化け物蜂に囲まれながら。


 「よくやりました。とても凄いです。でも、一旦戻ってきてください」

 「ぴゅいぃ」


 ペイスの呼びかけに、ひと際甲高い声を上げるピー助。

 大きく息を吸い込むのが見える。


 「全員、僕の後ろに」


 慌てて動く従士たち。

 ややあって、火炎が辺りを舐めた。

 ごうごうと燃える炎の出先は、ピー助の口元。

 火炎放射器のような有様で、“食べ残しの蜂たち”を燃やしていく。


 「ぴゅ!!」

 「お帰り、ピー助。よしよし、ちゃんと最後までお片づけ出来て偉いですよ!!」


 散々にやらかした後、ピー助はペイスの元に戻ってきた。

 胸元に飛び込んだ後は、かいぐりかいぐり。嬉しそうにペイスに撫でられている。


 「ふうん、大龍って、火を吐けるんですね。わあ、凄いや」


 ポポランは、はははと目を虚ろにし、理解を放棄した。

 そこにあったのは、ピー助の一息で全滅した蜂の姿だった。


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