【「雛形」更新停止のお知らせ】 ウェブマガジン「雛形」は、2022年4月30日をもって、記事の更新を停止いたしました。これまで「雛形」をご愛読いただき、誠にありがとうございました。

どんな人にも、暮らしはある。すぐには役に立たないようなことも、いつかの誰かの暮らしを変えるかもしれない。／雑誌『暮しの手帖』編集長・北川史織さん

重力と身体の調和を取り戻していくボデイワーク、「ロルフィング」。“自然そのもの”である身体の複雑さを、複雑なままに享受していく、ロルファー™・大友勇太さんが、閉じていく「雛形」編集部に届けてくれた、どこまでも科学的で宇宙的な、身体の話。

情報発信がかつてないほどセンシティブになっているいま、「福祉」という領域を、メディアとしてどのように扱い、伝えていこうとしているのか。「福祉」をテーマにするウェブマガジン「こここ」編集長・中田一会さんと、言葉の選び方、メディアの役割ついて語り合った。「更新され続ける倫理観のなかで、新しい言葉を探す」＞＞

本屋さんが選ぶ手触りのある3冊を紹介する連載「手触りのあるもの」。最終回は、石川県金沢市で古本屋「オヨヨ書林せせらぎ通り店」を営む、佐々木奈津さんです。「私は、海に潜りたかったのかもしれない。」

市民が生活の中で考えたこと、悩んだこと、経験したことが書き綴られた「ミニコミ」をはじめとする紙媒体、約2000タイトル約6万点を保管・管理している、「市民アーカイブ多摩」。自分たちの声を伝える手段として、紙に文字を書いて配るという、メディアの原点ともいえる、これらの資料を粘り強く扱う杉山弘さんたちの活動が、思い起こさせるものとは。

メディアのかたちは日々変容し、一人ひとりが情報を発信できる時代。発信する側にも、受け取る側にも、これまで以上にスキルが必要となっています。どうしたら伝えたいことを伝えたい人に受け渡せるのか。編集者として悩み続けてきたなかで生まれたのが、特集「メディアの現在地ー迷いながら、編む」です。「メディア」に関わる人がいま、何を考え、何に悩み、つくっているのか、「現在地」を記すことで、見えてくることがあるのではないかと考えています。

なぜダイニングテーブルが必要になったのか。その周辺から見えてきた、「定まらないダイニングテーブル」のかたち。

「体にたくわえらえられた物語を聞いたとき、本当に宝だと思ったの」。今から50年以上前、35歳で3児の母であった小野和子さんは民話を聞かせてもらうために、ひとり歩き始めた。「誰にも知られず消えていった、無数の屍みたいな文化の上に、私たちはようやく成り立っている。そのことを忘れてはいけないと、いつも思っています」

言葉の裏に隠されたものや、もっといえば話している本人さえ気づいていないような、言葉として形をなしていない感覚に耳をすます、カウンセラーの松木正さん。同じお湯に浸かっている距離感で、思考ではなく「感覚」に耳をすます、「聞く」とは？／松木正さん（カウンセラー）

アルコール依存症、DVなどの当事者カウンセリングを行ってきた信田さよ子さんと、エッセイ『海をあげる』の著者で、教育学者の上間陽子さん。そして沖縄、生活史、社会調査方法論を研究テーマにしている、社会学者の岸政彦さんによる、三者三様の「聞く」責任について。

「不思議なもので、人ってわかってほしいという気持ちと、わかられたくない気持ちがあると思うんです。わかりますの一言でホッとする反面、お前に何がわかるんだっていう相反する気持ちも同時に持っているんです。」尹雄大さん（インタビュアー・作家）

ダイニングテーブルを取り巻く事情から、今の暮らしのありようを探る連載「ダイニングテーブルが買えない」。第3回は、失踪を繰り返す実父を撮影した写真集『father』等で知られる写真家・金川晋吾さんによる「自分の生活」。約3年前に始まった、女男男の変容する生活と関係。

「ここでしか生きることができない、って思っていたんですよね。今振り返ると、それは依存だったんだなって」。10年続けてきたAV女優業とストリッパーを引退し、今後は俳優業に専念することを発表した川上なな実さん。転機となるこのタイミングで、写真展『すべて光』が開催されている。過去も今も、ありのままの自分を受け入れる彼女の今。

“家族の象徴”として捉えられてきたダイニングテーブルを取り巻く環境から、今日の家族のかたちや暮らしのありようを探る連載、「ダイニングテーブルが買えない」、第2回は、映画監督・岨手由貴子さんによるエッセイ、「自分のための自分でいる時間」。

「人間が存在するからこそ環境がよくなるのでなきゃいけないんです」その言葉のごとく、環境改善という仕事に一途に邁進する今西さん。そのひたむきな眼差しは、私たちが何気なく見過ごしている、草木の表情や土の状態といった自然界の信号を捉え、土中の水や微生物といった目に見えない世界にまで意識を働かせている。

“家族の象徴”として捉えられてきたダイニングテーブルを取り巻く環境から、今日の家族のかたちや暮らしのありようを探る連載、「ダイニングテーブルが買えない」、第1回は、ライター・ピストン藤井さんによるエッセイ、「ダイニングテーブルとの因縁、そして和解」。

一軒の空き家に灯りがともるだけで、 有難いことやなぁ。 熊野本宮周辺での滞在を終えた私たちは、熊 […]

当たり前だった価値観が崩壊し、大きな変わり目とも言えるこの時代。現代の「駆け込み寺」として若者に手を差し伸べ、一人ひとりの個性を見守り続けてきた、共育学舎・三枝孝之さんの、広くて深い心の真意について話を窺った。

熊野という、山深くて決して豊かではないその地でも、人々は限られた資源を活用し、手に職を付けて生きてきた。今回の取材では、熊野に生きる100歳の笠職人と87歳の桶職人の元へと伺った。そこで目にした、生身の人間から発せられる言葉の重み、時間の重み。

“影”があっての私を、 ようやく認めることができた 世の中にはこんなに言葉があふれていて、日々い […]

こんな時代だからこそ問いたい 生物同士、１対１の関係 神奈川県立音楽堂を正面に望む広場の入口、シ […]

当事者さえ忘れている、 「個人の記録」に価値を見出す 特別な日、あるいはなんてことのない日常の一 […]

母：71歳／息子：40歳 真っ赤なずきん 息子：「この、ずきんを被ってる写真は見覚えがあるなぁ。 […]

“いつでも別れられる”ってすごく大事。自尊心を見失わず、生きたい場所で生きていく。 映画『あのこは貴族』監督と語る私たち。

人々の感情が溢れてる 良いも悪いも 私が思うより 誰かは誰かのことが好きで 誰かは誰かと傷付け合 […]