僕が持病(クローン病)の治療でよく使う栄養剤の主成分がマルトデキストリン。
効率よくカロリーを摂取できるため、筋トレ後の栄養補給や、食の細くなった高齢者の食事にも使われます。
でも、困ったことに、マルトデキストリンを飲むと虫歯になりやすいんですよね。
今回は、マルトデキストリンが虫歯の原因になる理由と、実際試して効果のあった対処法について解説します。
マルトデキストリンで虫歯になる理由
マルトデキストリンが虫歯の原因になるのは、虫歯菌のエサとなる糖質だから。マルトデキストリンは、デンプンをブドウ糖に分解する途中の物質で、粉飴とも呼ばれます。
デンプン
↓
デキストリン
↓
マルトデキストリン(粉飴)
↓
麦芽糖(水飴)
↓
ブドウ糖
虫歯菌というと、砂糖を分解するミュータンス菌が有名ですが、ほかにもたくさん種類がいて、甘くなくてもほとんどの糖質は虫歯の原因になります。
ごはんや麺類だけ食べていても、放置すれば虫歯になりますからね。
ただ、マルトデキストリンは液体に溶かして摂取するので、固形物に比べ唾液も出にくく、歯の隙間や凹凸に残りがち。
ジュースやスポーツドリンクと同じくらい注意が必要です。
虫歯にならないための対処法
虫歯のリスクを減らすために、すぐできる予防策を3つ紹介します。実際、僕はこれで初期虫歯が治りました。
当たり前のことも書いていますが、参考までに。
①:飲食後に大量の水でうがいをする
とりあえずやっておくといいのが、飲食後のうがい。マルトデキストリンに限らず、何かを食べたり飲んだりしたら、多めの水で口をすすいで、食べかすをしっかり落としましょう。
これ、簡単ですが、意外と効果は絶大。
僕は始めて次の日から、口の中のネバネバ感がなくなりました。
水さえあれば外出先でもできるので、ぜひやってみてください。
ちなみに、大量の水でうがいをする方法は、『毒出しうがい』という本に書いてありました。
詳しいやり方が気になる人はどうぞ。
関連記事:【実践】「毒出しうがい」を3か月試した感想。虫歯が改善してびっくり!
②:デンタルフロス
ちょっと面倒かもしれませんが、フロスは絶対に使った方がいいです。どんなに頑張って歯を磨いても、歯ブラシだけでは歯の間の食べかすや歯垢は落とし切れません。
フロスを初めて通すと、きっと汚れがたくさんついてびっくりしますよ。
ちなみに、フロスのメーカーはいろいろありますが、個人的には「GC(ジーシー) ルシェロ フロス」がおすすめ。
糸がやわらかいので、歯茎にあたっても痛くなく、血も出にくいです。
関連記事:【レビュー】ワックスなしのデンタルフロス、3種類の比較と使った感想まとめ。
③:1日1回は丁寧に歯を磨く
やっぱり欠かせないのは歯磨きですね。僕は1日2回、朝食前は軽めに、就寝前は10分以上かけて丁寧に磨いています。
ちなみに、賛否両論あると思いますが、歯磨き粉は使っていません。
泡が立たず、ゆっくり落ち着いて磨けて快適です。
それで虫歯も改善しましたからね。
歯ブラシは、歯医者さんにおすすめされた「タフト24」を使用しています。
ネットで安く買えるのに、磨き心地がよく、毛先も長持ちするので助かってます。
さいごに
マルトデキストリンで虫歯になるのは厄介ですが、きちんと予防すれば大丈夫。今まで食後のうがいやフロスをやっていなかった人は、ぜひこの機会に始めてみてください。
虫歯だけでなく、歯周病対策にも役立つこと間違いなしです。
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