【独自】維新の会・参院選の「目玉女性候補」が道交法違反の疑い!違反認識後も継続、隠蔽の指示まで

現代ビジネス編集部

自転車で走り回る選挙キャンペーン

事件は、維新の会の陣営スタッフのひとりによる『警告』からはじまった。スタッフの一人が海老沢氏の活動写真をTwitterにアップしようとすると、「待った!」がかかったのだ。

片手運転する海老沢氏片手運転する海老沢氏

「こちらの写真はSNS等で使用しないこと。片手運転は本来道路交通法70条違反の安全義務違反に該当する。SNSに不用意にあげないように」(5月3日)という指示が陣営スタッフから飛び、この内容は直ちに海老沢氏本人にも共有された。

その日、海老沢氏は、指示を飛ばされたスタッフへの気遣いの言葉をかけていることも確認されている。

海老沢氏は、その後も、自転車で東京中を走り回る選挙キャンペーンを繰り返した。その事実は、海老沢氏のTwitterでも確認できる。

「元気いっぱいの笑顔」を振り撒くことで、認知度と親近感をアップさせる作戦だ。演説をする必要がないため、余計なことで叩かれる心配もないという一石二鳥というところだろう。

運転中の海老沢氏運転中の海老沢氏

ここで、道路交通法第70条で規定されている安全運転義務についておさらいをしておこう。

(安全運転の義務)
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

つまり、自転車を運転する際は、ハンドル、ブレーキなどを確実に操作し、的確に状況判断をし、事故を起こさないように運転しなければいけないということだ。安全運転義務違反は7つの違反種類に分類されるが、片手運転は、そのうちの「運転操作不適」に該当する。

さらに、海老沢氏が違反している恐れがあるのは、「脇見運転」だ。自転車を運転しながら、支援者の方に手を振ったりすることは、当たり前だが、非常に危険な行為である。

こちらは脇見運転する海老沢氏こちらは脇見運転する海老沢氏
 

海老沢氏のTwitterをこの観点から確認すると、ハンドルから手を離し手を振る行為、そして脇見運転のオンパレードであることがわかる。

大阪市議会議員という公職にあり、さらに参議院選挙の情勢調査では当選ラインに入っている候補が、道路交通法違反を繰り返しているのは、非常に残念なことだ。

関連記事