「スーパーファミコンボックスとやらを買ってしまいました。なんだコレは」とつぶやいたのは、ツイッターユーザーのギブクンさん(@Gibson_8008)。添えられた写真には、黒くて四角い無骨なボディに、スーパーファミコン用のコントローラーが写っています。
一見すると、懐かしのビデオデッキのようにも見える「スーパーファミコンボックス」は、旅館やホテルの客室などに設置され、コインを入れると一定時間遊べる「業務用」として開発されたもの。現在ではほぼ見かけることがない、とても珍しい一品であるため、「なんだコレは」というつぶやきも頷けます。
スーパーファミコンボックスには、あらかじめ決められたソフト5本のみが収録されており、内2本は内蔵カートリッジの交換によって切り替える事が出来るという仕様。既存のスーパーファミコンのソフトは使えなかったり、セーブデータを次回の起動時に持ち越せなかったりと、家庭用として遊ぶには少し不便と言えます。
とはいえ、業務用として開発されているため、通常のスーパーファミコンには実装されていない仕様(ソフトリセット機能や遊び方の解説画面、星のカービィが登場するデモ画面等)がある、ハード開発はHAL研究所が行っているなど、マニアやコレクターの間では密かに注目されているアイテムです。
ギブクンさんがスーパーファミコンボックスを入手したのも、「オークションサイトでたまたま見つけて、オブジェとして飾りたいなと思って購入しました」という理由。