無想剣武術会の支部長・副支部長の中で

“いわゆる生まれ持ったセンス”

が欠けている人物を上げるとしたら、

私が1番目に来ます。

  

これは短所・欠点ではあります。

   

しかし天は公平であり

“その欠点を転じて長所とするセンス”

と言う能力を所有しています。

 

センスが無い者は、他人の2-3倍の稽古で

平均的な能力を得ます。

無駄と思われる2-3倍の繰り返しで

99の失敗と1の成功を経験します。

 

99の失敗と1つの成功。

これは、無想剣に行きつかない方法を沢山知っている、

と同時に、

最も適切と思われる方法を1つ知ることで、

唯一無二と言う言葉を

経験と智慧から説明をすることが出来ます。

 

そしてセンスが無い者は

初心者や無想剣になりにくい人の気持ちや想いも

理解しやすいため、その人たちを無想の入り口まで

適切な方法で誘導することが可能となります。

 

これらの話も根底にある念は

「感謝」

生まれ持ったセンスが無い事も、

努力をすれば、その分だけ伸びるというセンスにも

ただ感謝をする。

 

これにより一見“不幸”と思われることに対しても

感謝であることが理解できます。

 

 

写真は2022_04_09日の稽古。