この一文(火を水に使い、水を火に使う。)を
「有効な手段(術技)の選択を誤った状態。」
と考える人が多いのではないでしょうか?
ここで例文。
敵が上段から切り落としてきた際には、
左廻剣素振りにて、敵の斬撃を受け流し
そのまま“真っすぐ”に斬り込め。
これが火を火(水を水)に使う状態である!
このような文書であれば
多くの方が理解を出来たと思います。
しかし夕雲流で言う火を水に・・・の下りは
有効な術技の選択や、その判断速度の事ではありません。
夕雲流に書かれている内容は以下の内容の話です。
「亀井神社を使わせていただくお礼の1つに
“亀井神社を清掃する”
靖国神社を清掃しても恩を返したことにはならない。」
このような精神(義と信)の話の事です。