社会

辺野古抗議の声「首相のノートに刻んで」 元山さん、復帰式典沖縄会場周辺でハンスト 

岸田首相の車列に、辺野古新基地建設断念を訴えハンガーストライキを実施していることを訴える元山仁士郎さん=15日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター前

 辺野古新基地建設断念などを訴え東京でハンガーストライキを始めた「辺野古」県民投票の会元代表の元山仁士郎さん(30)が15日に沖縄入りし、沖縄復帰50周年式典が行われた宜野湾市の沖縄コンベンションセンター付近でハンストを実施した。

 9日から東京でハンストを開始し、首相官邸や外務・防衛省前で継続してきた。岸田文雄首相の来県に合わせ「直接首相に思いを見せたいとの思いで沖縄に帰ってきた」と語った。

 元山さんは、復帰式典での岸田首相のあいさつに「辺野古のへの字もなかった。玉城知事を始め、多くの県民の要求を聞き入れることはなかった」と悔しさをにじませた。会場を後にする首相の車列にハンスト実施中のパネルを掲げて訴えた。「小さな声を聞くのが得意だと言っていた。(抗議する人のことが)『岸田ノート』に刻まれていたらいい」と期待を込めて語った。



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