Aさんが私に
「バカの嘘つき」
と言いました。
私はAさんに
「アホのホラ吹き」
と言いました。
この時にAさんは
「俺がバカと言ったのは事実だから正しい。
しかし、俺をアホと言うのは侮辱である。
だから俺に謝れ。」
このお話はどうでしょうか？
アホと言われるのが嫌ならば、
バカと言わなければ良い。
ホラ吹きと指摘されるのが嫌ならば
嘘つき扱いをしなければ良い。
こんな単純な事にも気が付かず、
「俺だけは許される。」
と思い込んでいるうちは、
お天道様が無想剣を与える事をしません。
自分を含めて客観視をすると、
武術の面白さに気が付きます。
自分だけは特別である！！！
この心は、剣の結果にも表れます。
このような実験を行ったことがあります。
相稽古の時に、心の中で
「俺は正義だ！
俺は強い！
俺は偉い！
俺は剣の達人だ！
俺は神だ！
新世界の神になる！！！」
勝ち負けの結果はどうあれ、
剣に鋭さが増します。
鋭さが増す＝無想剣としては誤り。
簡単な実験なので、
気になる方は試してください。
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