接見という言葉も、始めて知りましたが、逮捕された人と面会することを接見というらしいです。
昨日もチラッと書いたのですが、接見禁止がついてしまっていたので、私たちは面会もできない状況でした。
弁護士さんは接見できるのですが、それはあくまで刑事弁護をする弁護士さんもしくはその候補の方のみ。
弁護士さんだからといって誰でも会えるわけではないらしいです。
なので最初は顧問弁護士さんが候補ということで何度か会いに行ってもらい、確認事項を確認してもらっていました。
だけど本当にわからないことだらけ。
「差押予告通知書」とか、なんかよくわからないけど赤い封筒とかに入った怖そうな書類が届いたりするし。
そういったもの何点か最初はアドバイスをいただいて、
弁護士さんに、今の状況で勝手にお金を動かすと、後々指摘をされてリスクがあるので、
動かさないように、と言われました。
債務超過で債権者が複数いる状態なので、どこかだけに払うのはNGらしく…
私の立替経費も、経費は債権と同じなのでとれない、と。
支払いの中でも給与は優先順位が上らしいのですが、ここでも衝撃的だったのが、私は給与ではなく役員報酬でもらっていたので、それは取れない。
え…?
昨年の4月から名刺は取締役になっていたんですね。ただ、登記はされていなかったので、まぁ名刺だけだったわけですが…
給料のカテゴリーは役員報酬に。
そして雇用保険は外されていたので…
失業保険ももらえない。
なんか…残念過ぎる。
この状況になったら、登記されていないことはよかったんです。役員として責任を問われることはないので。
でも…個人的には絶望的でした。
なのでバイト代だけでも立替てあげたかったけどさすがに難しく…
農家さんに直接払わなければならないお金だけは立て替えて振込みましたが、あとは請求書の漏れがないか洗い、
月末の入金を確認して、未入金のところに督促。
会社が払わなければならないお金は一切払えないのに、入ってこないお金を督促…とても複雑で申し訳なかったですが、みんなにお給料を払うためには仕方ありませんでした。
すごい苦しかった。今も心苦しい。
ゴミシールも買えなくて、積みあがっていくゴミがみじめでした。
その頃には顧問弁護士もいなくなり、毎日わからないことや判断がつかないことがたくさんあるのに、相談できる相手もいない状態。
本当に、弁護士さんの存在って大きいです。
お客様が心配して紹介してくださった方もいたのですが、社長が刑事弁護をその方に頼みたいという話になり、私たちの民事の話はできないと断られ…
唯一接見ができる国選弁護人の連絡先を教えてほしいと警察に電話をしたら、
個人情報だから教えられません
と言われ…
そんなことある?!
と衝撃的でした。
完全に途方に暮れていた時に、弁護士事務所で働いている友人のことを思い出し、連絡して弁護士さんを紹介していただきました。
もともと面識のある方で、そんなことになっているなら大変だろうからすぐに話聞きますよ、とすぐに時間を作ってくださり、
もうどうしようもないこの状況を見かねて、1度だけ接見をしてきてくださいました。
そこで、入金したお金で従業員の給与と家賃を支払うこと、スタッフは解雇の形で会社都合の退職にしていい(そうすればみんなは雇用がすぐにもらえる)という指示をもらってもらいました。
指示をもらえば、後々何か言われても、社長の指示でやりました、になるので。
国選弁護人の連絡先も聞いてきてくださり、色々アドバイスももらいました。
本当に本当に救われました。
その時点で今後についての選択肢はいくつかあったのですが(それはまた別の機会に書きますが)、
取り急ぎ一旦失業保険をもらわないと困るので、2月末で私以外のスタッフは全員退職することになりました。
まぁどうせ私は辞めても失業保険ももらえないしね。。。まだまだやらなきゃいけないこともあったので、残ることに。
今日は接見の話を書こうとしたのに…話がずれまくってしまいましたが…
接見に行った話はまた追々。
ちなみにこれ2月の話ですし、私は元気ですのでご心配なく!!